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21世紀型ローカルコミュニティ!自治体発「ご近所コミュニティ」アプリとは

都市部では互助精神の低下、過疎地では人口減少にともなって、自治会、町内会、青年団といった地域コニュニティ活動は低下の傾向が顕著です。そんな状況に自治体は危機感を覚えており、もろもろの対策を講じています。

近年ではそういった対策の一環として、自治体が独自アプリをリリースするケースが増えています。今回は、2015年現在、各自治体がどのようなアプリを出しているか調査してみました。

【防災アプリ】

名古屋市防災地震防災アプリ

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【引用】名古屋市地震防災アプリ

GPS情報から、その地点の実際の写真を活用して、現在地の防災情報をシュミレーションすることができるアプリです。津波の浸水地域や、避難所などの情報を確認することができます。

Apple Store ★3.5 (11票)
Google Play ★4 (57票)

杉並区防災アプリ

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【引用】杉並区防災マップ

東日本大震災を受けて、自治体の中でも真っ先に防災アプリをリリースしたのが杉並区です。オフラインでも利用できる防災マップ、おおよその位置から周囲の避難所を検索できる機能などがあります。

Apple Store ★4 (17票)
Google Play ★3.5 (24票)

世田谷区防災マップアプリ

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【引用】世田谷防災マップ

防災マップや防災マニュアルの他、家族の常備薬や血液型、かかりつけ病院の情報を登録する機能、予め決めておいた避難所までの地図を簡単に呼び出す機能などを備えています。

Apple Store ★3.5 (7票)
Google Play ★4 (23票)

港区防災アプリ

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【引用】港区防災アプリ

津波の浸水予想や液状化マップ、避難所一覧などが確認できる機能を備えています。津波の浸水予想は実際の写真を使用しており、より具体的に被害がイメージできるよう配慮されています。

Apple Store ★- (-票)
Google Play ★2 (3票)

横浜市消防局 救命処置アプリ

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【引用】アプリで覚える救命処置の基礎

横浜市消防局が提供している、救急救命の基礎が確認できるアプリ。講習を受けたけれども記憶があいまいな人や、講習を受けに行く時間がない人でも、いざというときに頼りになるアプリです。

Apple Store ★4.5 (14票)
Google Play ★4 (45票)

【ローカルコミュニティアプリ】

所沢市ごみ分別アプリ わけトコっ!

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【引用】所沢市ごみ分別アプリ『わけトコっ!』

所沢市がリリースした、ごみ分別アプリ。他にもいくつかの自治体が同様のアプリをリリースしています。収集日や分別方法をアプリでチェックできるため、よく自治体で配られている、紙の冊子で確認する必要がありません。アラーム機能もついているため、ごみ出しを忘れずにすみそうです。

Apple Store ★- (-票)
Google Play ★4 (34票)

新宿区子育てバリアフリーマップ

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【引用】新宿区子育てバリアフリーマップ

区有施設の授乳室やおむつ替え台があるトイレ情報などを提供するアプリ。赤ちゃんや小さい子どもと一緒に出掛けた時に役立ちます。Web版もありますが、GPSが使える分、アプリの方がいざというときに近隣施設を探しやすいと思われます。ただ、新宿区の場合は百貨店や民間施設にそういった設備が充実しているため、区有施設しか表示しないという機能はちょっと微妙かもしれません。

Apple Store ★- (-票)
Google Play ★4.5 (5票)

【観光情報アプリ】

十日町市 とおかまちナビ

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【引用】とおかまちナビのイベント情報

Layerというアプリを利用し、スマホで街の風景をカメラで認識させると、その地域に連動した情報を簡単に取得できます。イベントと連動させた特別情報も配信できるそうです。現在地の昔の風景を確認できる「ときタビ」という機能もあり、貴重な資料を有効に活用しています。

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【引用】とおかまちナビのイベント情報

Apple Store ★- (-票)
Google Play ★- (-票)

有田市 AR-ARIDA

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【引用】iPhone用アプリ「AR-ARIDA」 ダウンロード開始!!

全国有数のみかんの生産地、有田市が提供するユニークな自治体アプリ。AR技術を使った育成シュミレーションゲームは、日本のiPhoneアプリとしては初の試みだそうです。

iPhoneアプリは観光情報や自治体からのお知らせ、自治体ブログなど、情報コンテンツの内容も充実しています。Android版アプリは、育成シュミレーションゲームに特化。「みかん農場経営ゲーム」として配信されています。

Apple Store ★4 (5票)
Google Play ★3.5 (204票)

【その他】

Home Elephant

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【引用】Home Elephant

自治体ではありませんが、海外発のものにこんなサービスがあります。近隣にいる人たちの間で、防犯情報やペットの迷子情報などを共有しようというサービスです。

町内会のWEB版掲示板といったところでしょうか。Facebookと連携させることもできる、リアルな利用を想定したサービスです。日本人からすると、防犯的な意味ではちょっと怖いような気もしますが……。現在46か国で6000人のユーザーが利用しているそうです。利用者が増えれば、有効に活用できるかもしれません。

Apple Store ★- (-票)
Google Play ★- (-票)

きらりと光る自治体アプリランキング

ここまでご紹介してきた自治体アプリですが、機能面や取組みなどを評価して、1位から3位までランキングしてみました。

1位 AR-ARIDA

地方自治体が商業用のゲームアプリを開発したというのはかなり実験的でおもしろい取り組みだと思います。なお、アプリは累計50000ダウンロードを突破したそうです。本物のみかんが当たるなど、機能面以外にも色々と工夫されています。自治体のPRという意味では、アプリがゆるキャラに次ぐトレンドになるかもしれません。

2位 杉並区防災アプリ

災害の時はいつ通信網が遮断されてしまうかわかりません。いざ避難所を調べようと思ってもGPS機能が使えない、そもそもネットワークに繋がらない可能性もあります。出先で避難所がわからないという場合もあるでしょう。そんな時に、近くの自販機などから住所を調べて、近隣の避難所がオフラインで検索できるのは心強いですね。

3位 とおかまちナビ

既存のアプリを活用して町のPRを行う良い例です。アプリを0から構築するのは大変ですが、既存アプリの機能をうまく活用していけば開発費用も抑えられます。歴史的に価値のある資料を有効活用しているのも素晴らしい試みだと思います。

観光にも使える自治体アプリ

自治体アプリは、やはり予算が潤沢にある大都市圏に集中しています。その一方で、有田市のように決して大都市というわけではない自治体でも、観光PR目的でアプリを作成し、活用している例もあります。

十日町市のように、既存のアプリの機能を利用した開発という手もあります。観光産業が盛んな地域では、今後PR活動をアプリで行っていく可能性を考えてみてもいいのではないでしょうか。

防災アプリの鍵は「オフライン」と「最新情報」

オフライン

常に防災マップを携帯しているという人はほとんどいないでしょう。いつ通信が遮断されるかわからない防災時には、オフラインでどれだけ有効な情報を活用できるかがポイントです。

その点、各自治体の防災マップはオフラインでも利用できるように配慮されています。おおよその位置情報から近隣の避難所がわかったり、予め防災メモを残しておいたりできるなど、工夫の跡がうかがえます。各自治体は他の自治体アプリの持っている良い機能を是非真似してもらいたいですね。

最新情報

防災情報として最も重要なのは、情報の鮮度と正確さです。自治体にありがちなのは、とりあえず情報を用意するものの、いつまでも古いままで更新されないというパターン。特に防災アプリの場合、避難所の場所や被害想定などは、最新情報でないと致命的になりかねません。

自治体には、決まったスケジュールで更新するだけではなく、新しい情報が入ったらすぐ最新版にアップデートするなど、細やかな対応が求められます。

課題は「知名度」

Apple StoreGoogle Playのレビュー数を見てもわかるとおり、これらのアプリのダウンロード数は決して多くないことがうかがえます。防災マップなど、災害時にはかなり役立つアプリだと思うのですが、自治体アプリという概念そのものがあまり馴染みのないものなので、知名度的にDL数が伸び悩むのではないでしょうか。

自治体の方でもあまり大々的に宣伝している様子もありませんし、HPから情報を探すのも一苦労、という場合が少なくありません。せっかく作った有用な情報なので、自治体の方には、ぜひもっと積極的にアプリのPRを行っていただきたいと思います。

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この記事を書いた人

投稿者
佐伯 大史郎

北海道生まれ東京育ちのWebデザイナー。
元々、機械系の出身で車の開発に携わっていましたが、クリエイティブな環境を求めWeb業界に転身。今年で5年目になります。
趣味はテニスとビール。
日々、移り変わるWebのトレンドとテニスボールを必死で追いかけています。

セルバではWEBシステム開発からスマートフォンアプリ開発、デザイン、企画/マーケティングまでいかにコストを掛けず、成果を高めるのか研究し実践しています。企業、店舗のWEBシステム/アプリ開発のお手伝いさせていただいておりますので「WEBシステムの開発」「アプリ開発を依頼したい」「既存サイトのアプリ化」「サイト/アプリからの集客を増やしたい」など新規開発やリニューアルにご興味のある方は、ご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。

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