share
  • >
  • ブログトップ>
  • コンテンツビジネスのお手本!漫画アプリのビジネスモデルとは

コンテンツビジネスのお手本!漫画アプリのビジネスモデルとは

はじめに

最近、流行っている漫画アプリ。CMも多く放送されていますね。
そんなにCM打つほど収益上がるのか疑問が湧いたので調べてみました。

10代から20代の若者を中心としたユーザーからの支持が高く、また各社から様々なサービスが配信されています。

0086_01

【引用:http://www.sukima.me/

0086_02

【引用:http://www.softbank.jp/mobile/service/bookhodai/

2015年6月の最新情報で言えば、無料マンガアプリ「スキマ」は配信スタートから2か月で、閲覧数が3,000万ページを突破しました(参照元:http://pressrelease-zero.jp/archives/77702)。

また、ソフトバンクモバイルからは、ソフトバンクユーザー向けのサービス「ブック放題」がサービス開始。このサイトでは、人気雑誌・漫画が、月額500円で読み放題になります。

ほかにも無料アプリから課金制のサービスまで、数多くのサービスが乱立していっている状況なのですが、なぜこのような動向になっているのか、ビジネスモデルを調べてみました。

漫画アプリは、10代の無料アプリユーザーがメイン

株式会社ジャストシステムが、「アプリマンガの利用に関するアンケート」(参照元:https://www.fast-ask.com/report/report-mangaappli-20150311.html)というテーマのレポートをリリースしました。内容は、漫画アプリを利用している、10代から30代までの男女600名を対象に利用実態を調査したもの。

0086_03

0086_04

このレポートによると、1か月の課金額について、一切課金していないユーザーが、51.7%で、もっとも多いことがわかりました。とくに10代は、82.0%でわかりやすい結果。

これ続いて、「500円未満」が16.0%、「500~1,000円」が9.8%という利用状況が明らかになり、無料アプリを利用しているユーザーの多さがわかります。

また利用頻度については、「ほぼ毎日利用している」と回答したユーザーが43.7%でした。年代別の割合でみると、10代では52.0%、20代では42.0%、30代では37.0%。このことからわかるのは、漫画アプリのヘビーユーザーは、10代で無料アプリを利用している層ということです。

つまり、無料アプリを使用する10代をメインターゲットにしたサービスが、漫画アプリの実態だということです。では、なぜこのような状況で、収益が生まれ、マーケットが成り立つのでしょうか。

漫画アプリビジネスのビジネスモデル

結論から言えば、入口で無料サービスを提供することで、ユーザーを獲得して、バックエンドのような形式で、有料商品・サービスを提供していくビジネスモデルを、基本的にはとっています。具体的にどのような内容があるのかを紹介していきます。

有料コンテンツ配信

無料連載を一部だけ購読することが可能で、続編を読みたい場合は電子書籍を購入する仕組みです。

0086_05

【引用:https://one-piece.com/news/detail/20150616_2459

大人気アニメ「ONE PIECE」から公式ポータルアプリが誕生しました。毎日1話が、フルカラーの連載で更新されていきます。各話配信から最大7日間まで連載。無料掲載されている以外の号については、電子書籍を購入することが可能です。ほかにもアプリでイベントやコラボ企画などの情報が更新されます。

単行本・漫画グッズ販売

無料の漫画アプリ出身の漫画家による作品が、単行本・漫画グッズとして販売されヒットとなる現象が起きています。

0086_06

【引用:http://plus.shonenjump.com/item/SHSA_ST01C88029300101_57.html

週刊少年ジャンプの電子版「ジャンプ+」から話題になった「とんかつDJアゲ太郎」。「ジャンプ+」の無料掲載ではじめて単行本化された作品です。「ジャンプ+」で、電子書籍としても購入可能。

ほかにも、オリジナルコミックが無料で読める人気アプリ「comico」(参照元:http://www.comico.jp/notice/detail.nhn?no=580)から、「ナルどマ」「保留荘の奴ら」「咲くは江戸にもその素質」「ネト充のススメ。」と4タイトルが一気に書籍化されたのも話題となりました。

また「comico」は1,000DLを突破し、オリジナルECサイトでの物販も展開(参照元:http://www.nhn-playart.com/press/index.nhn?m=read&docid=8398952)。「comico」を運営するNHN PlayArt株式会社が手がけるオンラインゲーム「ハンゲーム」、「LINEゲーム」などの自社サービスに誘導したマネタイズもしています。

広告収入

ネイティブアドと呼ばれる広告が主流になってきています。グリッド広告とも呼ばれていますが、ユーザーにストレスを与えずに、自然な形で記事と広告をMIXさせる方法です。

0086_07

【引用:https://www.mangabox.me/

人気漫画家による作品が、無料連載されている「マンガボックス」。株式会社ディー・エヌ・エーが手がけるアプリで、700DLを突破しています。「マンガボックス」内で、Webサイトやソーシャルゲームの情報が、ネイティブアドやタイアップ広告によって配信されています。

おわりに

漫画雑誌の市場は、縮小傾向にある反面、電子コミックを含む電子出版の売上は拡大していっています。

0086_08

【引用:http://www.impressbm.co.jp/news/140624/ebook2014

インプレス総合研究所の調査によると、電子出版の市場規模は、2013年の時点で1,013億円と推定されています。2018年には、2,790億円にまで成長する見込みもあり、とりわけスマートフォンおよびタブレット向けの電子コミックのコンテンツに対する期待が寄せられています。

無料の漫画アプリで多くのユーザーを獲得してから、有料コンテンツの購入にいかに結びつけることができるのか。特定の漫画コアなファンを囲い込んでいくのか、新人を発掘していくような面白さを充実させるのか、ユーザーのターゲティングも踏まえて、各社サービスの展開がポイントとなります。

ただ、オンライン上でのマネタイズだけではなく、物販やリアルイベントなどインターネットでの市場だけに依存しない展開にも期待が寄せられています。

ビジネスモデル 詳細 事例
有料コンテンツ配信 電子書籍購入 「ONE PIECE」から公式ポータルアプリが誕生。毎日1話が、フルカラーの連載で更新されていきます。各話配信から最大7日間まで連載。無料掲載されている以外の号については、電子書籍を購入することが可能。
単行本・漫画グッズ販売 単行本・漫画グッズの販売 週刊少年ジャンプの電子版「ジャンプ+」から話題になった「とんかつDJアゲ太郎」。「ジャンプ+」の無料掲載ではじめて単行本化された作品。
広告収入 ネイティブアド・タイアップ広告 人気漫画家による作品が、無料連載されている「マンガボックス」。株式会社ディー・エヌ・エーが手がけるアプリで、700万DLを突破。「マンガボックス」内で、Webサイトやソーシャルゲームの情報が、ネイティブアドやタイアップ広告によって配信されている。

※下記ボックスにコメントすると、あなたのタイムラインに本記事へのリンクが投稿されます。

※下記ボックスにコメントすると、あなたのタイムラインに本記事へのリンクが投稿されます。

この記事を書いた人

投稿者
中山 健

株式会社セルバ代表取締役。学生時代にアルバイトでWEB製作会社に入りプログラムを覚える。大学卒業後SIerにて金融システムの開発に携わった後、再びWEB業界へ。

WEB系のプログラム言語とサーバー構築、さらにはCOBOLも出来ます!最近ではシステム開発だけでなく、SEOやマネタイズなどのグロースハックや企画を担当する事が多いです。

Twitter
Facebook

セルバではWEBシステム開発からスマートフォンアプリ開発、デザイン、企画/マーケティングまでいかにコストを掛けず、成果を高めるのか研究し実践しています。企業、店舗のWEBシステム/アプリ開発のお手伝いさせていただいておりますので「WEBシステムの開発」「アプリ開発を依頼したい」「既存サイトのアプリ化」「サイト/アプリからの集客を増やしたい」など新規開発やリニューアルにご興味のある方は、ご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。

ご相談・お見積
ページトップ