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2015年12月15日
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中国IT業界ニュースランキング2015年度TOP10

2015年も終わりに近づいてきたところで、2015年の中国のスタートアップ、IT業界の一年を振り返ってみたいと思います。

大型の合併が5件と、中国のインターネット企業がそれなりの落ち着きを見せた1年だったのではないでしょうか。またスマホ市場が初めて前年比で減速し、中国最大の未上場企業である小米(Xiaomi)の動向に注目が集まりました。

合併・買収、出資、その他の3つでニュースを分けました。

合併・買収編

滴滴(Didi)が快的(Kuaidi)と合併

201512011

【引用:http://www.xiaojukeji.com/

2015年2月に配車サービスの滴滴(Didi)快的(Kuaidi)が合併しました。両社にはそれぞれ、腾讯(Tencent)阿里巴巴(Alibaba)が資本を投下し、事実上の腾讯(Tencent)と阿里巴巴(Alibaba)の決済サービス代理戦争となっていました。

滴滴(Didi)は2014年の1月から3月にかけて総額約300億円の莫大なプロモーション活動を行うなど、両社は広告を投下し資金を消耗。
そこで今回の合併となり、両社の市場シェアはほぼ100%に達しました。しかしUber百度(Baidu)と提携し依然と巻き返しを図っており、2016年度の中国の配車サービス市場がどう変化するのか楽しみです。

58(Wuba)が赶集(Ganji)と合併

201512012

【引用:http://g.58.com/j-gltokyo/?PGTID=0d000000-0000-09b9-b10f-3c455df8d5e0&ClickID=1

2015年4月、クラシファイドサイトの大手58(Wuba)赶集(Ganji)と合併しました。
両社は10年ほど戦ってきたライバルですが、全面対決ではなくWinーWinの協力体制で運営していくことで落ち着きました。

サイトは独立して運営し、CEOも共同で実務にあたります。配車サービスの合併が先行してあったため、そこまでのインパクトはありませんでしたが、O2Oの領域で圧倒的なプレーヤーが生まれたことで、他のO2O業界を巻き込んだ競争が勃発することになるでしょう。

O2Oの巨人、美团(Meituan)と大众点评(Dianping)が合併

201512015

【引用:http://sh.meituan.com/?mtt=1.index%2Fchangecity.0.0.ihn7sxnd

2015年10月、飲食店の口コミサイトの大众点评(Dianping)と割引クーポンサイトの美团(Meituan)が合併。時価総額は150億ドルに達すると見られ、国内最大のO2Oサイトが誕生しました。

口コミサイトとして成長した大众点评(Dianping)はデリバリーやクーポン割引事業にも進出し、美团(Meituan)と同じ事業で競合していました。しかし多額の広告資本を投下し、両社は疲弊。

今回の合併で飲食周りのO2O競争はほぼこれで終焉を見せましたが、映画、フードデリバリー、クラシファイドなどまだ他のO2Oの領域は存在しており、これらの領域に両社がどう絡んでいくかが2016年の見どころになると思います。

阿里巴巴(Alibaba)が优酷土豆(Youkutudou)を買収

201512013

【引用:http://www.youku.com/

2015年10月、阿里巴巴(Alibaba)が中国版Youtubeの优酷土豆(Youkutudou)を42億ドルで買収(金額は推定)。2014年4月に阿里巴巴(Alibaba)は优酷土豆(Youkutudou)の18.3%の株式を取得していたのですが、今回は全株式を取得。

阿里巴巴(Alibaba)は昨年からコンテンツ系企業の買収を進めておりそこで制作したコンテンツを、動画サイトNo.1の优酷土豆(Youkutudou)を使って配信し、さらにコンテンツの中で出てくる服などを阿里巴巴(Alibaba)傘下のショッピングモールの天猫(T-Mall)で買ってもらうことで、エンターテイメントの上流から下流までを握ろうとしています。

百度(Baidu)主導で携程(Ctrip)と去哪儿(Qunar)が合併

201512014

【引用:http://www.qunar.com/

2015年10月、旅行予約代理店の去哪儿(Qunar)の親会社である百度(Baidu)が同業者の携程(Ctrip)の25%を保有しました。今までインターネット企業への投資において、百度(Baidu)は常に阿里巴巴(Alibaba)腾讯(Tencent)の成功を尻目に見ていました。
百度(Baidu)側としては、ようやく一矢報いることができたといって良いでしょう。

出資編

百度(Baidu)が向こう3年間で200億元をO2Oに追加投資すると発表

201512016

【引用:http://sh.nuomi.com/

2015年6月、百度(Baidu)が200億元をO2Oに向こう3年間追加投資すると発表しました。

百度(Baidu)は検索エンジンをメインに展開する企業ですが、オンラインだけのサービスに留まらず、実店舗とオンラインを結びつける企業に投資し、検索エンジンを核としたエコシステムを提供するのが狙いでしょう。

O2O領域では腾讯(Tencent)阿里巴巴(Alibaba)に遅れを取っていたのですが、もともと地図検索サービスで8割近いシェアを持っており、逆転の可能性は十分にあります。とはいえ、阿里巴巴(Alibaba)と腾讯(Tencent)が決済サービスを握っており、そこにどうアプローチできるかが勝負の分かれ目となるに違いありません。

阿里巴巴(Alibaba)が10億ドルを口碑网(Koubeiwang)に追加投資すると発表

201512017

【引用:http://toutiao.com/i6219438528208568834/

阿里巴巴(Alibaba)と傘下の金融サービス会社の蚂蚁金服(AntFinancial)が約10億ドル近くを投じ、出前や病院の診察予約といった地域生活サービスを提供する口碑网(Koubeiwang)を設立すると発表しました。

阿里巴巴(Alibaba)はEC、決済、エンターテイメントなど直接的な消費に関するサービスの展開が目立っていたのですが、今回は大々的にO2O領域への参入を表明しました。

その他

スマホ市場成長率の前年比受け、小米(Xiaomi)が減速

201512018

【引用:http://www.mi.com/index.html

Gartnerの市場調査によると2015年の第2四半期(4~6月)における中国のスマートフォンの世界販売台数は、前年同期比4%減と初めて前年割れしました。

小米(Xiaomi)はこの影響を受け、年間販売数8000万台への到達がほぼ不可能になり、時価総額も450億ドルを達成するのは難しいとみられています。
2015年は、小米(Xiaomi)の関連本が日本で3冊も発売されるなど、日本でもかなり注目度が上がった年でしたが、その間に中国市場は大きく変化しています。
日本の中国に対する認識が2年ほど遅れていると思わせる出来事でした。

阿里巴巴(Alibaba)グループの11.11の流通額は約1兆7600億円に

201512019

【引用:http://www.ifanr.com/584113

日本でも大きく報じられた中国の独身セールの11.11。阿里巴巴(Alibaba)グループの同日の流通額は前年比約6割増の912億1700万元(約1兆7600億円)に達しました。

筆者は11月9日まで北京に滞在していたのですが、その時仲良くなった中国人に言われたのが「11.11に中国にいないなんて、何しに中国に来たの?」でした。地下鉄は11.11に向けたインターネット企業の広告で溢れかえり、国民全体が注目する大イベントになっていました。

番外編

ネットアイドルが上場IT企業社長と19歳の年の差結婚

2015120110

【引用:http://news.wenweipo.com/2015/10/01/IN1510010029.htm

阿里巴巴(Alibaba)に次ぐ中国ECシェア第2位の京东(JD)を率いるCEOの劉強東氏が中国のネットアイドル章澤天さんと19歳の年の差結婚をしました。

章澤天さんはネットでミルクティーを持った写真が可愛いと有名になり、さらに中国屈指の有力大学清華大学に入学したことでさらに話題になりました。中国では話題になったニュースでしたので、番外編として入れました。

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この記事を書いた人

投稿者
家田 昇悟

社大学で現代中国を専攻する4年生。大学3年次に中国の日本酒コンサルティング会社で、営業・ECサイト立ち上げのリサーチを経験。帰国後、中国のスタートアップに特化した情報サイト「ChinaStartupNews」を立ち上げ、日本のスタートアップの中国関連のリサーチやコンサルティングに従事する。中国×スタートアップに興味を持つ人が集うFBグループ(https://www.facebook.com/groups/chinastartup/)を運営し、現在参加者は600名を超える。

セルバではWEBシステム開発からスマートフォンアプリ開発、デザイン、企画/マーケティングまでいかにコストを掛けず、成果を高めるのか研究し実践しています。企業、店舗のWEBシステム/アプリ開発のお手伝いさせていただいておりますので「WEBシステムの開発」「アプリ開発を依頼したい」「既存サイトのアプリ化」「サイト/アプリからの集客を増やしたい」など新規開発やリニューアルにご興味のある方は、ご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。

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