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2017年11月16日

シリコンバレーで注目の的。ユーザー体験を生み出すUXライティングでコンバージョンアップを目指す!

“UXライター”という新しい職種が近年、AmazonやGoogleをはじめアメリカ・シリコンバレーの大手企業で募集されているのをご存知ですか?

シリコンバレーはアメリカのカリフォルニア州北部に位置し半導体産業や大手コンピュータメーカーやソフトメーカーが軒を連ねる地域です。

 

最先端のIT技術が集まる最先端のエリアで働く求人募集欄にたびたび登場する”UXライター”。

日本ではまだ馴染みの薄い職種ですが、これから重要度がますます上がってくる専門職だと考えられています。
“UX”という言葉であれば、UXデザイナーをはじめ、これまで度重なる議論や技術が切磋琢磨され、WEB制作チームにおいても無くてはならない大切なポジションになっていることでしょう。

 

では、UXライターとは具体的にどんな業務を行うのか、また、すでに周知となっている職種”UXデザイナー”との違いは何なのか。

本稿ではUXライティングの概要と考え方、基本的なテクニックについて紹介します。

 

UXライティングとは

まず、「UX」というキーワードについておさらいしましょう。

UXとは、”User Experience”の略語で文字通り「ユーザー がサービスを通じて得られる体験」を意味します。

具体的な業務でいえば、ユーザーの利便性を第一に考え、サービスのユーザーインターフェイスを作っていくことを指します。

各コンテンツの配置や文字の大きさ、ボタンの色やサイズなどを定めていく業務を”UXデザイン”と呼びます。

 

具体的な例を1つ紹介します。

とある目覚ましアプリのUIデザインを任された貴方は企画者から以下の画面指示書を与えられます。

通常、UXデザインが考慮されなければ、企画者が指示した画面指示書の通りに画面レイアウトのデザインを進めていくはずです。
しかしながら、UXデザインの視点で考える際は、画面レイアウトの配置が本当にユーザーにとって最適であるかを含めてレイアウトを考え抜きます。
そして、その結果が企画者が制作した画面指示書と異なるレイアウトになる場合は、逆に企画者へレイアウトの改善提案を行います。
 

上記画像は、あるUXデザイナーが先ほどの目覚ましアプリのUIのレイアウトの改善提案を行った事例です。

画面上に表示されている要素自体は変わりませんが、時計表示部分が画面上部になっていることに気づきます。

これは、スマートフォンの基本的なUIとして、「時計は画面上部に表示されていることが多い」ことから「ユーザーは何気無く画面上部から見始めるのでは?」という仮説のもと生まれたレイアウトです。

一番視線が集まるであろう画面のエリアに、本アプリで最も重要な要素となる「時計」を表示させ、ユーザーの利便性を向上させたいという狙いがあります。

 

実際に採用されるためには、2パターンほど作成してユーザーテストを行い、どちらがわかりやすかったか等のアンケートデータを集める必要がありますが、UXデザイナーとは上記のような最適な画面デザインを追求する専門技術が求められます。

 

UXライターという新しい職種

それでは、UXライターとはどういった職種なのでしょうか。

UXという名称がつくことから想像できるように、基本的にUXデザイナーと同様に「ユーザーに焦点を当て、迷わせることなくサービスを利用できるようにコンテンツを設計すること」という考え方は変わりません。
違うのは、「文章」に特化しているということでしょう。

 

UXデザイナーがコンテンツの配色やフォントサイズの1ポイント、1pxに至るまでデザインを考え抜くように、UXライターもまたコンテンツ内の文言一字一句に至るまで最適なキーワードを選んで文章を作成します。

 

米大手企業でUXライターの募集が見受けられるように

近年、アメリカの大手企業ではUXライターの募集が多く見受けられるようになりました。

 

AmazonのUXライター募集要項

We’re looking for an enthusiastic craftsman to create product copy that’s straightforward, helpful, and human. Your main focus is web and mobile user interface text, but you’ll need to be nimble enough to craft customer emails, how-to articles, and other product-related content.
If you love making boring stuff interesting and complicated stuff simple and are constantly asking, “Could this be clearer? Could this be shorter?”—then let’s talk.

What you’ll do
· Write, edit, test, and improve interface text, customer emails, educational materials, and other product content
· Collaborate with designers, researchers, product managers, and engineers to serve a global audience
· Develop and maintain Amazon Business style guides
· Help invent and scale smart editorial processes
· Coordinate with marketing, customer service, and other partner teams to ensure a consistent experience across Amazon
· Promote UX writing across Amazon Business and provide editorial feedback and coaching to product team members

【参考】https://www.amazon.jobs/en/jobs/537757/ux-writer

 

GoogleのUXライター募集要項

UX Writers advocate for Google design and help shape product experiences by crafting copy that helps users complete the task at hand.

They set the tone for content and drive cohesive product narratives across multiple platforms and touchpoints. As our resident wordsmiths, they work with a variety of UX design-related jobs including researchers, product managers, engineers, marketing, and customer operations to help establish connective language and a unified voice.

【参考】https://design.google/jobs/ux-writer/

大手企業のUXライター募集要項まとめ

上記はいずれも英語で書かれた求人ページですが、要約するとUXライターには

  • 文章を端的に、分かりやすく、短い文章で書ける
  • ユーザーの体験を損なわずに目的の動作を完了させることに着目できる
  • マーケティングやカスタマーサービスなど他部署と連携してサービスの一貫した体験を保証させることができる

といったスキルが望まれていることがわかります。

 

UXライティングに求められる技術

UXライティングについて、もう少し具体的に説明しましょう。

UXライターが行うUXライティングには、最適なライティングを実現するための基本的な考え方と技術が存在します。

 

UXライティングは「ユーザー」に焦点を当てることから始まる

例えば電子メールを使ったセールスコピーやLPページに掲載するライティングであれば「AIDMAの法則」や「AISASの法則」といったある程度規則化された広告テンプレートに則って文章の制作を進めるでしょう。

しかしながら、UXライティングはそれらのライティング技術とは異なり「ユーザー」により重きを置いてコピーの作成にあたります。

UXライティングには従来の行動モデルに捉われない、ユーザー視点で文章を考える技術が求められます。

 

「デザイン」「ライティング」、そして「リサーチ」といった能力が必要

UXライティングに求められるスキルには、もちろんベースとなる文章を作成できる力は必須です。
それだけではなく、UXデザインの知識があればラベルに書くキーワードのイメージもつきやすく、1セクションあたりに必要な文章量の推測も容易になります。

さらに重要となるのは「リサーチ」の能力です。

実際にサービスがリリースされるまで、膨大なデータやアンケート、調査はあなたの文章に正解を与えてくれます。

単なるチームメンバー1名の主観だけで単語の差し替えを行う場合、説得力が弱いと感じられるかもしれません。
ただし、どうして今のキーワードより貴方の考えたコピーの方が優れていると思うのかを第三者的な視点、データで示すことができれば、その言葉を選んだあなたに自信を与え、よりよいUXを提供できるのではないでしょうか。

 

UXライターには自分が選んだ言葉を一字一句説明できるだけの根拠を持つ(=調査結果のデータを持つ)必要があります。

 

幅広い部署を横断するコミュニケーション能力

UXライティングには適切な言葉選びが常に求められています。

時には、ユーザーの法的権利を侵害していないかといったセンシティブな内容を精査することもあるでしょう。

 

また、ブランドコンセプトを統括するチームとは、文章のトーンやイメージを綿密にすり合わせておく必要があります。
単純な誤字脱字はサービスのイメージを損なうのはもちろん、全体を通して一貫性のある文章やビジュアルのトーンを揃えていくことがブランドイメージを形成する重要な要素となっているからです。

 

カスタマーサポートから挙がってくるユーザーの不便だと感じているデータもUXライティングを活かせる重要な根拠データとなるでしょう。

 

このように、自分が所属するUXに携わるチームだけではなく、他部署とも横断的に関わり、連携をとっていくコミュニケーションスキルがUXライティングを業務として扱う人材に求められているのです。

 

まとめ

近年、重要視されてきた”UXライティング”という新しい職種。

多くのIT企業をはじめ、アメリカでは既に採用されるなどUXデザインと並んで近年そのニーズは高まる一方です。

UXライティングに求められる能力は、単純なライティングスキルだけではなく、裏付けされたデータを研究・調査できるか、また、他部署との連携も協力的に行えるかと幅広いスキルが求められる高度な専門職種であるといえるでしょう。

 

ユーザー体験を重視したコンテンツの制作には欠かせないUXライティング。

この専門職はサービスのコンバージョンアップや顧客満足度の向上を担う新しい職種として、これからの日本のIT企業でも募集が始まっていくことでしょう。

 

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この記事を書いた人

投稿者
井上 博登

1980年・大阪生まれ、大阪育ち。立命館大学を卒業後、新卒でヤフー(株)に入社。
1年後に中山(代表取締役)と共に(株)セルバを起業。

見た目は営業、実態は「利益を出すこと」に徹底的にこだわるグロースハッカー。
費用を掛けず、いかにサイトの成果を上げられるのか、日々研究&実践している。

プライベートの趣味は旅行・バスケ・映画鑑賞。 二児のパパ。

セルバではWEBシステム開発からスマートフォンアプリ開発、デザイン、企画/マーケティングまでいかにコストを掛けず、成果を高めるのか研究し実践しています。企業、店舗のWEBシステム/アプリ開発のお手伝いさせていただいておりますので「WEBシステムの開発」「アプリ開発を依頼したい」「既存サイトのアプリ化」「サイト/アプリからの集客を増やしたい」など新規開発やリニューアルにご興味のある方は、ご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。

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