ミスマッチはこうして防ぐ!! 利用満足度の高い『飲食求人サイト構築法』まとめ
※この記事は過去の記事に追記したものです
就職や転職活動において、求人サイトの利用者が増えています。
特に飲食店スタッフの求人ニーズが高まっており、ビジネスチャンスが広がっています。
今回は、飲食業界に特化した求人サイトの構築術について紹介していきます。
ミスマッチを防ぐためのサイトづくり
【引用:http://weban.jp/contents/an_report/wp-content/uploads/2016/06/shijyou-data201606.pdf】
求人広告のマーケットが、拡大傾向にあります。求人広告をメディア・媒体に掲載することで、ビジネスを展開している市場です。
シゴト情報サイト「an」の労働市場データによると、各メディアの中でも、有料求人情報誌や折込求人紙などの紙媒体は下降トレンドにある一方で、求人サイトが掲載件数(71 万2580 件)を前年比の25.7% (参照元)拡大している状況が公表されています。
求人サイトの中でも、飲食サービス系の求人掲載ニーズが高まってきています。2016年4月には、全国有効求人倍率が1.34%と24年5か月ぶりの高水準(参照元)を記録しましたが、飲食業界においては約3 倍(参照元 )です。
この売り手市場をきっかけに、求人サイトへの掲載需要が比例して伸びていると考えられます。今後も高いニーズが期待される市場です。しかし、求人サイトには問題があります。
就職希望者と採用側とのマッチングが面接時、入社後に上手くいかない、いわゆるミスマッチが起きている点です。例えば、条件交渉の失敗や早期退職などが挙げられます。採用する側も採用コストがかかるためミスマッチの防止・軽減を望みます。
そこで今回は、利用者を増やしていきながらも、ユーザビリティが高く、マッチングを成功させる求人サイトを、どうすれば構築できるのか具体的なノウハウを紹介していきます。
目次
■準備①(リサーチ編)
■準備②(目標設定編)
■準備③(コンテンツ編)
■サイト構築(制作編)
■リリース後
■よくある質問・回答
■まとめ
準備①(リサーチ編)
求人サイトは、いきなり構築をして、オープンできるものはありません。準備が必要です。
まず飲食業界の求人サイトについてリサーチをしていきます。
求人サイト一覧
【求人@ 飲食店.COM (首都圏エリア)】
【引用:http://job.inshokuten.com/?searchDistrict=kanto】
「求人@飲食店.COM」は、飲食店の出店・運営に関する情報・サービスを提供する株式会社シンクロ・フードの飲食求人サイト。求人数は9500件以上で、日本最大級のサイトです。
【cook+biz 】
【引用:https://cookbiz.jp/】
「cook+biz」は、クックビズ株式会社が運営する飲食・フード業界の求人サイトです。求人広告だけではなく転職支援サービスも展開しており、充実した公開・非公開求人があります。
【グルメギャラリー(首都圏)】
【引用:http://www.gourmetcaree-tokyo.com/index.html】
「グルメギャラリー」は、飲食業界の就職支援説明会・セミナーなどを行う株式会社ジェイオフィス東京が運営しています。ユーザーの90%が、飲食業界の経験者です。
【テンポスジョブ】
外食産業の総合サプライヤーである株式会社テンポスバスターズが提供する「テンポスジョブ」。ホール・キッチン・管理職など、日本全国はもちろん海外求人も扱っています。
【Foodswho 】
「Foodswho」は、株式会社フーズフーが運営する飲食店専門求人サイトです。とりわけアルバイト求人に強みを持っており、日本全国の求人情報を提供しています
競合サイトの戦術を知ろう
次に、これらのサイトが、どのような方法で売上やアクセス数をあげているのか、みていきましょう。
ビジネスモデルと競合サイトの分析です。
【飲食求人サイトのビジネスモデル】
飲食業界に特化した求人サイトを紹介してきました。
これらのサイトの多くは、企業の会社・求人・説明会情報などを掲載して、情報掲載料やコンテンツ制作料を企業から支払われるビジネスモデルを採用しています。いわゆる広告掲載型のプランです。
またユーザーとのメールでのやり取りや、エントリー数によって料金が加算されるオプションサービスもあります。ちなみに、利用者である就職・転職希望者に利用料金が課金されることはありません。完全無料のサービスです。
しかしながら近年では、人材紹介・エージェント型や、スカウト・オファー型の求人サイトが増えてきています。例えば、「 itk 」や「飲食転職なび」といったサイトが該当します。
これらのサイトの多くは、成果報酬型を採用しています。ターゲット人材が内定を承諾した際、人材紹介料が課金される仕組みです。
さらに、広告掲載型と成果報酬型を組み合わせてサービスを展開するサイトもあります。
競合サイトを探す
飲食求人サイトのビジネスモデルが細分化される中で、競合サイトも多様化しています。自社で提供したい求人サイトが、どのサイトに近いのかを確認しておきましょう。
競合サイトを見つけ出す方法があります。
Googleの検索窓に「related:URL」を入力すると、類似のコンテンツを提供するサイトが検出されるようになっています。
実際に、「グルメギャラリー(首都圏)」で調べてみると、
「求人@飲食店.COM」「ジョブレストラン」「グルメギャラリー(関西)」「グルメギャラリー(東海・北陸)」「飲食求人なび」「グルメdeバイト」
といった飲食・フード業界の求人サイトが検出されます。
競合サイト分析
【引用:https://www.similarweb.com/】
競合サイトをリサーチするには、「 SimilarWeb 」(https://www.similarweb.com/)がツールとして便利です。
「SimilarWeb」に、競合サイトのULRを入力すると、検索ランキング・訪問者数・平均滞在時間・平均 PV ・平均直帰率がわかります。それだけではなく、流入経路も調べることが可能です。検索エンジン(GoogleやYahoo!など)・直接アクセス(ブックマーク・お気に入り)・流入元(被リンク)・SNS・メールなどです。
実際に「SimilarWeb」を用いて、代表的な求人サイトを調査してみました。
【検索エンジン】
サイト名訪問者数平均
滞在時間平均PV平均
直帰率流入経路
直接 アクセス |
検索 エンジン |
流入元 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
求人@ 飲食店.COM (首都圏エリア) | 25万3700 | 4分04秒 | 4.40ページ | 52.30% | 16.88% | 52.16% | 21.39% |
cook+biz | 28万3000 | 5分03秒 | 5.97ページ | 61.43% | 28.59% | 37.19% | 24.77% |
グルメギャラリー(首都圏) | 18万5100 | 13分56秒 | 14.67ページ | 37.17% | 38.39% | 25.12% | 35.55% |
テンポスジョブ | 4万1800 | 1分25秒 | 2.18ページ | 68.16% | 19.95% | 45.71% | 32.95% |
Foodswho | 13万 | 1分57秒 | 2.30ページ | 65.08% | 46.53% | 28.37% | 25.10% |
これらの結果は、以下のようにまとめられます。
- 訪問者数は、「求人@飲食店」「cook+biz」が最もアクセス数を集めています。そして「テンポスジョブ」の4万1800から、「グルメギャラリー」の18万5100まで差があります。
- 平均滞在時間に関して、「グルメギャラリー」が13分56秒と圧倒的です。また「求人@飲食店」「cook+biz」が4~5分台、「テンポスジョブ」「Foodswho」1分台です。
- 平均PVについて、「グルメギャラリー」が14.67ページでトップです。また「求人@飲食店」「cook+biz」が4~5PV台、「テンポスジョブ」「Foodswho」は2PV台です。
- 平均直帰率は、ほとんどのサイトが50%以上で「テンポスジョブ」は68%を超えています。ただし「グルメギャラリー」のみ37.17%です。
- 主な流入経路は、検索エンジンです。他にも直接アクセス数、流入元からアクセス数を集めています。
これらの分析から、注目したい求人サイトは「グルメギャラリー」です。ある程度のアクセス数を集めながらも、高い平均滞在時間・PVを出しており、また最も低い平均直帰率となっています。アクセス数の高いサイトでは、PVや滞在時間が短くて、直帰率が高くなるケースもしばしばあります。
【引用:https://www.similarweb.com/】
「グルメギャラリー」では、求人情報や求人検索機能のサービス提供だけではなく、海外求人特集や 40 代以降の求人特集、また飲食店オーナーやリーダー、転職成功者へのインタビュー特集記事が、他の求人サイトよりも充実しています。
また「グルメギャラリー」は、飲食・レストラン業界を専門にした転・就職合同企業説明会や、就活力UPセミナーを開催しています。
オンラインだけではなく、リアルでの情報提供も重視しています。
このように「グルメギャラリー」では、ユーザーの求人検索体験を充実できるコンテンツづくりや仕掛けがなされています。
付加価値の高いサイトづくりが、高い成果を上げていると考えられます。
では、どのようにすれば競合サイトよりも成果を残すサイトができるのか、次のステップを見ていきましょう。
準備②(目標設定編)
競合サイトのリサーチが終われば、ゴール設定に進みます。
とくに、サイトの目的・ターゲット・差別化・目標を決めていく必要があります。
サイトの目的を明確にしよう
自社サイトの目的をはっきりとさせます。
飲食業界の求人サイトにおいて、根本的な目的は、求人ニーズのある企業と就職活動をしている人材をマッチングさせること、またはそのために必要なコンテンツ・情報を提供することです。
さらに、自社がどんな求人サイトを構築していきたいかによって、果たすべき目的をより明確にしていきます。
具体的にターゲットを決めよう
ここで、どのターゲットにむけた集客をするのかが、重要になってきます。
ターゲットとは、
- 職種
- 業種
- 雇用形態
- 地域
- 性別
などに細分化されます。
【引用:http://popjob.jp/】
【引用:http://shokujob.com/】
例えば「 POP JOB 」や「食ジョブ」は飲食業界の求人サイトですが、大阪を中心とした関西圏で就活活動をしている人材に求人情報を提供しています。
強みをどうするのか考えよう(差別化対策)
ターゲットに対して情報を配信する場合、サイトの差別化をはかる必要があります。ユーザーは、どんな特徴を持つサイトか、他サイトとどう違うかを見極めています。
差別化をはかるポイントとして、
- 求人掲載数が、日本で最大級。
- 会員数が、業界でトップクラス。
- 運営会社の認知度が高い、または関連サイトがブランディングされている。
- 特定の求人情報に絞ってサービスを提供している。
- 検索機能だけではなく、サイトの特徴にあった特集記事やコンテンツを配信している
などがあります。
例えば「キャリオク ! 」は、転職・就活活動者のキャリアを逆オークションする飲食求人サイトです。
飲食店から人材が適正に評価されて、本当に必要とされる人材にオファーが届けられる第3世代の求人サービスを提供しています。
サイトの目標と時期を明確にしよう
サイトの方向性が定まってきたら、具体的なゴールを決めていきます。
新規で求人サイトを構築する場合は、目指したい数値、既存サイトであれば改善したい目標です。
目標数値にしやすいのは、
- 求人掲載数
- 応募件数
- 新規登録数
- 成約件数(就職お祝い金がある場合や、転職エージェントの場合)
- PV・アクセス数
- 広告インプレッション数・クリック数
- 滞在時間
- 直帰率
など。
ここで重要なのは、「PVをあげる」ことを目標にすることではなく、「1年後にアクセス数を5万PVから20PVにする」と、具体的な目標を設定します。
そのために、どんな対策課が必要なのかを逆算していくことが可能です。
すなわち、ゴールを実現する期日も決めると、ロードマップがみえてきます。どのフェーズで、どんな対策をすればよいか、が定まってきます。
求人サイトができあがった後の集客方法を考えておこう
段取りの最後として、求人サイトをオープンした後に、どうやって集客していくのか、考えていきます。
「Similar Web」で調べたように、求人サイトへユーザーが流入してくる、おもな経路は、検索エンジンからです。
ではどのような方法で、アクセスを促すことが可能でしょうか。
ネットでの集客方法
<検索エンジン>(共起語検索調査ツール)
検索エンジンで重要なのは、キーワードの選定です。いわゆるSEO対策を行うことで、集客をしていきます。
サクサクlaboの「共起語検索調査ツール」は、キーワードを入力すると、GoogleとYahoo!で、検索結果上位のコンテンツの中から、頻出するキーワードを共起語として表示されるサイトです。
【引用:https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur】
「飲食 求人」というキーワードで調べてみます。
調査結果には、「歓迎」や「スタッフ」「月給」「店舗」「料理」「転職」「勤務」「店長」「エリア」「業界」といったキーワードがあがってきます。
<検索エンジン>(Google Adwords )
【引用:https://adwords.google.co.jp/keywordplanner】
ほかにもキーワードを考える上で、キーワードを考える上で、有力なツールに、「Google Adwords」の「キーワードプランナー」があります。
「キーワードプランナー」では、検索ボリュームや、広告グループ、キーワード候補を調べることが可能です。
例えば、「求人@飲食.COM(首都圏エリア)」のサイトURLを入力してみると、「中華 料理 求人」や「フレンチ レストラン 求人」「飲食 求人 情報」「フランス 料理 求人」などが、キーワード候補にあがってきます。
<検索エンジン>(検索調査)
キーワードを選定する方法を紹介してきましたが、実際に、求人サイトは検索エンジン(Google)で位表示されるのかをチェックしてみましょう。想定されるキーワードをあげて、検索してみます。以下、自然検索結果での上位5位のサイトを挙げます。
キーワード検索結果(上位5位)
「飲食店 店長 求人」 | 「求人@飲食店.COM(首都圏エリア)」「cook+biz」「リクナビNEXT」「グルメギャラリー(首都圏)」「イーキャリア」 |
「和食 求人 大阪」 | 「求人@飲食店.COM(首都圏エリア)」「indeed」「cook+biz」「グルメギャラリー(関西)」「マイナビ転職」 |
上位表示されるのは、飲食求人サイトを中心に、総合求人サイト・転職エージェントのサイト、求人検索サイトです。求人サイトに関連性の高いキーワードを組み合わせたロングテール SEO をいかに仕掛けていくのかがポイントです。
<求人@ 飲食店.COM の強さとは? >
検索エンジンの分析において、「求人@飲食店.COM」はトップ表示されています。様々なキーワードを組み替えてみても上位表示されます。「求人@飲食店.COM」の強さはどこにあるのでしょうか。
【引用:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000192.000001049.html】
「求人@飲食店.COM」は、2006年10月に首都圏エリア版のサイトをオープンして以来、利用店舗数が2016年2月には1 万5000 店舗を突破して、2016年6月の時点では1 万7000 店舗を超えています。
とりわけ居酒屋・ダイニングバー・和食などの日本食の店舗が増加しています。これは外国人観光客の増加に合わせたインバウンド消費が大きく影響しています。
和食や日本酒、焼酎を提供する店舗への人気が高まっています。
利用店舗の多くは、東京都でも観光スポットや大手のホテル、大型商業施設、大企業が集中する港区・渋谷区・中央区に出店しています。人気エリアの和食系飲食店は、今後さらに店舗は増加して、人材需要も高くなると予想されます。
「求人@飲食店.COM」は、首都圏の和食系飲食店だけに関わらず、求人ニーズが高い業態・エリア・業種にスピーディーに応じた求人情報を提供しています。さらに20~35歳の意欲的な人材や、ローコストでの広告求人掲載プランが用意されています。
これらの要因が重なって、高い集客力を実現していると考えられます。
準備③(コンテンツ編)
必要な機能・コンテンツを考えよう
人気の飲食求人サイト(広告掲載型)のコンテンツを事例に、飲食業界向け求人サイトの機能・コンテンツを紹介していきます。ターゲットや、サイトの特長によって、内容は変わります。
コンテンツ内容
<必須の機能・コンテンツ> | ■トップページ ■お知らせ一覧/詳細 ■サイト紹介/説明 ■求人検索機能/詳細 →検索条件: ・雇用形態で探す(正社員/アルバイト) ・業態から探す (和食/中華料理/フランス料理/イタリア料理/ スペイン料理/韓国料理/バール/ラーメン/寿司/ アジアン・エスニック/居酒屋/ダイニングバー/ カフェ/バー/スイーツ/焼肉/焼き鳥/ふぐ料理 /ファストフード/フランチャイズ/チェーンレストラン/ ファミレス/うどん・そば/お好み焼き・たこ焼き/ 串かつ/しゃぶしゃぶ・すき焼き/日本料理・割烹・懐石/ ステーキ・鉄板焼き・グリル/惣菜・仕出し・弁当/ ウェディング/ホテル・旅館/給食・社員食堂/ カラオケ・パーティースペース/病院・介護/デリバリー)・職種から探す (料理長/料理長候補/キッチン・調理/ 調理補助・見習い/ホール・仲居/店長/ 女将/店長候補/マネージャー・管理職/ ソムリエ/パティシエ/バーテンダー/ ブランジェ/バリスタ/販売スタッフ/ スーパーフロア・小売/ウェディングプランナー/ 生産加工/本部スタッフ/SV・エリアマネージャー/ 管理職・経営幹部) ・エリアから探す ・こだわり条件から探す ・人気エリアから探す ・キーワードから探す ■求人公開機能/詳細 ・この求人に関連・類似する求人情報→関連求人へリンク ・検討中リストに保存 ■ブックマーク機能 ■プライバシーポリシー ■リンクについて |
<欲しい機能・コンテンツ (優先度:高)> |
■新着飲食店求人 ■新着イベント情報 ■注目の飲食スタッフから探す ■積極採用中の店舗・企業から探す■特選・おススメの求人 ■人気のキーワードから探す ■有名店・大手企業の求人特集 ■最近検索した求人 ■トップページ広告枠 |
<欲しい機能・コンテンツ (優先度:中)> |
■経営者・オーナーインタビュー ■転職者インタビュー ■料理人インタビュー ■特集記事■電話マナーや面接時の注意点 ■履歴書の書き方 ■SNS公式アカウントとの連携 |
<欲しい機能・コンテンツ (優先度:低)> |
■Webマガジン・メールマガジン ■飲食業界の就活・勤務Q&A ■飲食業界の就活百科事典・豆知識 ■掲載求人数/登録会員数■飲食業界で活かせる資格紹介 ■文字カウンタ ■SNSとの連携 |
優先順位の高いコンテンツは、もっともユーザーに読まれる可能性があり、アクセス数も見込めるページになります。
他にも入れたいコンテンツがあるか、整理してみましょう。
サイト構築(制作編)
サイト構築に準備しなければならないもの
サイトを制作していくために、契約や素材を準備しておく必要あります。
<契約関係> サーバー/ドメイン/SSL
<サイト内の素材関係> サイト内で利用するテキスト/写真/アイコンなど素材/動画
自社で準備できるものはしておきましょう。ただし、契約や素材に関して、内容や予算にあわせて制作会社に相談した方がよい場合もあります。例えば、サーバーについては、想定される規模や機能に合わせ、弊社(株式会社セルバ)からも提案させて頂いています。
サイト構築の流れ
サイト作成のプロセスについて、以下、弊社のフローをモデルケースとして、参照してください(引用元)。
01.ご依頼~発注まで
ご依頼内容を基に、お見積書を作成・提出いたします。
お見積りにご納得いただきましたら、ご契約を交わします。
02.設計( 要件定義・概要設計・詳細設計)
まずは、要件定義にてご依頼内容の詳細を詰め、お客様がイメージされているものを具体的にしていきます。その後、具体的に決まった内容をシステム・デザイン面の要件としてまとめる概要設計を行い、詳細設計にて概要設計の内容を、開発時の設計書まで落とし込んでいきます。
03.制作(開発・テスト)
設計書に沿って、開発をします。開発後は、要件定義・設計にそって開発できているか、動作不具合がないかを社内で確認いたします。
またお客様でも要件定義の内容を満たしているか、動作不具合がないか、品質に問題がないかをご確認いただきます。お客様によるご確認で新たに発生してきた軽微なご要望を対応いたします。
制作費用
サイトの制作費用について、以下、弊社のフローを、モデルケースとして参照してください(引用元)。
初期費用: 250 万円~(デザイン・コーディング: 100万円~ / システム開発: 150万円~)
月額費用: 4 万円~(お問い合わせ対応 / サービス監視 / 問題発生時の原因調査・復旧対応)
※サーバー・ドメイン・SSL・メルマガ配信ASPに関する費用は除く
制作期間
サイトのコンテンツによっても誤差はありますが、一か月前後が目安です。
リリース後
リリース後の運用は何が必要なのか、考えておこう
<自社(お客様)ですること>
- コンテンツ・新サービスの企画
- コンテンツ・新サービスの原稿作成
<システム運営会社(株式会社セルバ)ですること>
- サービスの死活監視
- 不具合発生時の復旧対応・原因調査
- 各種お問い合わせ対応 etc.
よくある質問・回答
【Q】デザインは、自由に変更できますか?
【A】変更は可能です。ただし、見積の範囲内でできる内容になります。想定以上の変更をする場合は、別途費用が必要です。
【Q】目標や戦略をどうやって立てればいいかわりません。
【A】KPI(重要業績評価指標)やKGI(重要目標達成指標)などの指標をもとにして、つくっていきます。ゴールを実現するために、PDCAも必要です。弊社に相談して頂いた際、これらの事項を組み立てていくために、綿密に打合せをさせて頂きます。
【Q】サイト構築後に、サポートはしてもらえますか?
A】弊社では、電話やメール、打合せを通して、サポートをさせて頂きます。とくにシステムの運営に関するサポートを強みとしております。
【Q】求人サイトの運営にあたり飲食業界に関する知識は必要でしょうか?
【A】飲食業界経験者で、知識や情報はあった方が良いに越したことはありません。しかしながら未経験者で業界に通じていなくても、サイトづくりに注力をすれば成果を上げられる可能性は大いにあります。
【Q】スマートフォンからのアクセスを増やせますか?
【A】スマホの最適化が求められています。新卒向けの就職情報サイトでも、スマホ検索が増えています。表示スピードや軽さへの対応が必要です。弊社でも、レスポンシブデザインやモバイルファースト対応をしておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
目次まとめ
準備①(リサーチ編) | ■下調べをしよう ・代表的なサイトを知る→ 飲食求人サイト:「求人@飲食店.COM(首都圏エリア)」「cook+biz」「グルメギャラリー(首都圏)」「テンポスジョブ」「Foodswho」【競合サイトを探す】 →Googleの検索窓に、「related:URL」を入力。 【競合サイト分析】 →SimilarWeb の活用→検索エンジンが主なアクセス経路。 ■サイトの目的を明確にしよう ■具体的にターゲットを決めよう ■強みをどうするのか考えよう(差別化対策) ■サイトの目標と時期を明確にしよう |
準備②(目標設定編) | ■ポータルサイトができあがった後の集客方法を考えておこう ・サクサクlaboの「共起語検索調査ツール」「Google Adwords」の「キーワードプランナー」を活用する。 ・ロングテールSEO対策を行う。 ・求人ニーズが高い業態・エリア・業種にスピーディーに応じた求人情報を提供する。 |
準備③(コンテンツ編) | ■必要な機能・コンテンツを考えよう ・必須の機能・コンテンツ(トップページ・新着情報一覧・求人検索機能) ・欲しいコンテンツは、優先順位の高いものからピックアップ。 |
サイト構築(制作編) | ■サイト構築に準備しなければならないもの ・ 契約関係(サーバー・ドメイン・SSL) ・ サイト内の素材関係(サイト内で利用するテキスト・写真・動画)■サイト構築の流れ(ご依頼・発注→設計→制作) ・制作費用(初期費用:250万円~/月額費用:4万円~ ) ・制作期間:1か月前後(目安) |
リリース後 | ■リリース後の運用は何が必要なのか、考えておこう ・ 自社(お客様)ですること(コンテンツの企画・原稿作成) ・ システム運営会社ですること(サービスの死活監視・不具合発生時の復旧対応・原因調査・各種お問い合わせ対応) |
求人サイト制作をお考えの方へ
セルバでは集客とSEOに力を入れた求人サイト構築のパッケージ「サクット求人」を作成しています。
サイトの企画から参加し、ご希望に合わせた機能でカスタマイズを行います。
リリース後もマーケティングを一緒になって考えさせていただきます。
求人サイト制作をお考えの方はぜひページ下の「ご相談・お見積り」からお問い合わせください。
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