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【アメリカの不動産テック事例】「Roofstock」はなぜ創業2年で75億円を調達したのか?!サービスの仕組み・サイトを徹底解剖

最近日本でもなにかと話題になっている「不動産テック」のスタートアップ企業が増えていますが、不動産テックでおなじみの本場アメリカでも大きな動きになっています。
そこで今回はアメリカの不動産テックの事例とこれから日本の不動産業界で流行るかも知れない不動産テックをご紹介します。

アメリカの不動産テックではどういうものが主流となっているのか?

不動産テックとは、「不動産」と「テクノロジー」が組み合わさった造語で、ITを使い不動産業界を盛り上げていく動きが近年目立ってきています。
しかし、そもそもなぜ、今日本でも不動産テックが盛り上がっていて、不動産業界においてどういう事が起きているのか。
理由としては、ITやAIの進歩により、以下の理由をあげることが出来ます。
・ITによって情報の質・量が飛躍的に向上していくのでより、様々な情報を顧客に提供する事が出来る。
・ITの進歩により、VRを使った疑似体験やソフトウェアの操作性の向上で顧客の購買意欲アップ、不動産市場が活性化が起きている。
・情報の偏在が解消され、不動産業界の公平化、透明化が加速する
・この先でも紹介しますが、AIやビッグデータの活用によって価格査定や将来予測の精度が高くなるので、不動産投資などを考える人が増えてくる。
・潜在的なニーズの掘り起こしが進みこれまで俎上に上がらなかった不動産取引が発生するようになる

ですが、まだまだ不動産と言えば、他の業界に比べて、IT化があまり進んでおらず、不動産テックと取り入れた不動産ポータルや賃貸サイトが増えて来ていますが、顧客に浸透仕切っていないのが現状の中、本場のアメリカでは既に様々なサービスが結果を出しています。
そこでまずは、「Roofstock」を知る前にアメリカの不動産テックで主流となっている中古住宅委託系のスタートアップ5類型と収益モデルを見てみましょう。

不動産ポータルサイトへの広告掲載料での収益モデル

1つ目は、不動産ポータルサイトなどを利用して、不動産会社が取り扱う物件情報を受け取り、広告として掲載し、広告掲載料として、収益を取っているモデルです。
日本では、よくCMや駅などにもフリーペーパーとして置いているSUUMOが有名です。不動産ポータルサイトでは一番有名な収益モデルでもあります。

賃貸サイトへの成約手数料や紹介手数料での収益モデル

2つ目は、不動産会社の物件情報を賃貸サイトに掲載し、成約手数料や紹介手数料で収益をあげるモデルです。
日本でも多くのサイトがやっています。

住宅購入者に対して住宅ローンの金利での収益モデル

3つ目は、住宅購入者に対して住宅ローンを提供しその金利で収益をあげているモデルです。
アメリカの住宅ローン市場では、サブプライムローンの反省から大手米銀の住宅ローンの審査をより厳しくし、ノンバンクの住宅ローンが大手米銀に変わって台頭してきています。

不動産会社や不動産ポータルへのソフト利用料での収益モデル

4つ目が各不動産会社や不動産ポータルサイトでの業務支援ソフトを提供し、ソフトウェア利用料で収益をあげているモデルです。
こちらの収益モデルは先で紹介しますが、日本でも不動産テックらしい不動産ポータルで業務支援などを行うスタートアップが出てきています。

日本でも流行っている中古住宅の買取再販での収益モデル

5つ目は、中古物件を不動産会社が買い取った後、リフォームやリノベーションで物件の価値を向上、再生させて再び販売する収益モデルです。アメリカでは一般個人から直接購入し買取再販するスタートアップ企業も増えています。
日本でも古い中古物件を買取、リノベーションすることで価値をあげ、再販販売する不動産も増えてきています。

アメリカの不動産テックから見た、「Roofstock」とは?

引用:https://www.roofstock.com/

上記で説明したようにアメリカの不動産テックでは、様々な収益モデルがありますが、今アメリカで注目を浴びている「Roofstock」はどういった不動産テックサービスで話題になっているのか見てみましょう。

なぜ?Roofstockは短期間で75億円の調達が出来たのか?

引用:https://www.roofstock.com/


賃貸物件のオーナーを考えている投資家とって賃貸物件で安定した家賃収入を得るためには、様々なプロセスが存在し、非常に面倒でそういったことを理由になかなか不動産投資をしないという方も多いです。
ですが、「Roofstock」が注目を集めているのは、面倒なプロセスを大幅にカット出来る「オーナーチェンジ物件の購入」というもので、購入を検討する物件は既に入居者がいる物件で、不動産投資を考える上で必要な情報や将来の見通しはすでに現オーナー行っていたりするので、投資の判断材料としても判断のし易い仕組みになっています。また既に入居者がいてオーナーだけが変わるのでオーナーになったその日から家賃を受け取ることが出来るようになります。
しかし、オーナーチェンジ物件にもデメリットがあり、既に入居者がいるため、検討しているオーナーは部屋の状態などが確認できないと言ったデメリットなどもあります。

投資判断の手助けをしてくれる様々なサービス

引用:https://www.roofstock.com/


Roofstockの不動産ポータルサイトでは、投資家たちが物件検討する際も投資の判断材料となるものをサイト上だけで確認することが出来る。
購入方法も非常にシンプルで。
不動産ポータルサイトから購入したい一軒家を検索、選び、購入するだけで完了します。

Roofstock独自のアルゴリズムで、物件購入に対して、初期投資費用に加え、投資した際の月次キャッシュフローやIRR、5年間のリターンの合計金額等、投資判断に必要な情報を提供してくれるため、収益になる予想図や利回りなどのシュミレーションもすることが出来る。

その為、わざわざ不動産物件を確認するために現地まで行って見る必要もなく、オンラインのみで不動産物件に対して投資判断を下す事が出来ます。

また、不動産物件の清掃等の管理も代行してくれるため、遠隔地であっても購入後のアフターフォローもしっかりしている。
さらに、購入後30日までは全額返金制度もあるので、投資家は安心して投資することが出来る。

サイト上で投資家が物件物件を確認するために3Dモデルで部屋の形を確認したり出来るので、投資家にとっても非常に使いやすい不動産ポータルになっています。

Roofstockの物件事前審査で安心できるサービス

さらに、Roofstockは、「オーナーチェンジ物件のマーケットプレイス」と呼ばれ、賃貸物件のオーナーになりたい投資家と物件を売却したい所有者をマッチングサービスとして、Roofstockに掲載されている物件は、以下の6つのRoofstock独自審査プロセスを経て物件のみを掲載しているので、安心と信頼がある物件のみを選ぶことが出来ます。

①物件調査会社による物件調査
②短中長期で発生する修繕費の見立て
③所有権、抵当権、先取特権、未払税金、地役権などのレポート調査
④抵当権、担保権またはその他の負担の対象になっていないことの確認
⑤ローカル市場や物件分析に基づく売買物件価格の妥当性の分析
⑥賃貸借条件や家賃滞納履歴などのレビュー

以上のようなことからアメリカでは、Roofstockのような「オーナーチェンジ物件」のようなサービスとオンライン上ですべて行えるような不動産テックが更なる広がりを見せるのではないでしょうか。

今後、日本の不動産業界で流行るかも知れない不動産テックはどんなものがあるのか??

今回は主にアメリカの不動産テック「Roofstck」を取り上げましたが、日本でも徐々に様々な不動産テックが出てきおり、メディアや不動産業界でも注目を集めてきています。
ここでは、今後、日本で流行るかもしれない、日本の不動産テックを3つ紹介したいと思います。

顧客の「気づき」を知らせてくれる!AI搭載の会員制不動産検索サイト「エステートロボ」

引用:https://www.smartbrains.jp/


まず、1つ目は、なにかと話題のAIを搭載した会員制不動産検索サイト「エステードロボ」です。
こちらは、2018年の春リリース予定ですが、すでに多くのでメディアでも取り上げられており、注目を集めています。
「エステートロボ」は、不動産会社と顧客が使う、会員制不動産検索サイトに組み込まれ、その検索サイトを使った顧客の情報をAIが独自に様々な判断をして、担当営業マンに顧客の「気づき」を与えて、営業マンが顧客の満足度などを支援するサービスです。
実力のある営業担当であれば問題なく顧客を追客出来るかも知れないが、新人や営業経験が少ない担当営業者などに取っては時間もかかり効率も悪いので、そういった部分を「エステートロボ」で支援を行い、作業の効率化なども図ることが出来ます。

投資計画を考えやすくなる!人工知能を活用して、不動産の「将来収益価値」を予測する「Gate.」

引用:https://gate.estate/


2つめの不動産テックもAIを使ったもので、不動産投資に有益な情報を提供することで、最大化された収益分析のもとで投資不動産取引を行えるサービス「Gate.」です。
Gate.の強みとして4,000万件を超える、物件データを元に不動産の投資のシュミレーションを行い、投資判断分析に役立つことが出来る点であり、
実際に使ってみると、物件検索する際もエリアだけではなく、価格帯や物件の種別、戸建てなのかマンションなのか利回りはどうなのかと行った様々なカテゴリーで検索することが出来、UIとしても非常に優れている作りになっており、初めて不動産投資する投資家も比較的始めやすい雰囲気になっています。

他のサービスでもある、現時点の取引相場価格を計算するといったサービスとは異なり、ビックデータとAIにより、将来の収益価値を予測するGate.は売却時までのキャッシュフロー予測、表面利回りよりも重要性の高い全期間利回り、投資価値判断のための多角的な分析データなど、投資リスクを減らして収益を最大化するための情報を集約し、不動産の専門業者から一般の不動産投資家に至るまで、不動産投資市場において新たな価値をサービスとして提供を可能としています。

いつでもどこでも答えてくれる!人口知能(AI)によるチャット型Q&Aサービス「住まいのAI Answer」

引用:https://www.nomu.com/answer/


最後に紹介するのが、野村不動産アーバンネットが提供している、AIを使ったチャット型Q&Aサービス「住まいのAI Answer」です。
最近、様々なサービスでも見かけるAIによるサポートセンター的なサービスであり、住宅の購入または売却の検討しているお客様の疑問にAIが24時間いつでもどこでもお答えするチャット型Q&Aサービスです。電話での問い合わせだとちょっとしたことを聞きたいだけでも問い合わせると数十分も待たされますが、こういったサービスではすぐに対応してもらえるので非常にありがたいサービスです。

使い方も非常に簡単で、通常のチャットのように自分で自然文を入力できるだけではなく、用意されている選択肢から気になる項目を選ぶだけでも簡単に質問することが出来るので、非常に使いやすいサービスになってます。
また、「住まいのAI Answer」は、日本初の住宅ローンクレジットスコアである「モゲスコア」を導入し、勤続年数や家族構成などの属性情報を考慮した住宅ローン借入可能額を試算することが可能になった機能も追加され、住宅を検討する上で便利になっています。
さらに、試算した住宅ローン借入可能額は、そのまま、その金額にあった売出し中の物件を不動産情報サイト「ノムコム」で表示することができます。

この先どうなる?日本の不動産テックの未来は?

上記の3つのサービスを見ていると分かると思いますが、不動産業界だけを見ても様々な所でAIの存在が目立って来ています。
不動産業は今までグレーな部分も多いと言われて来ましたが、ITの進歩により、不動産情報もクリアになってきており、投資家やわれわれ一般の消費者も不動産の見方が変わって来ているのではないでしょうか。
これからますます、不動産業では、IoTやVRの発展で家に居ながらでもVRで物件の内見やオンライン内見と行った新しい物件探しの方法も出てきて、より便利な不動産テックが表れるのではないでしょうか。

まとめ

今アメリカで流行っている不動産テックの特徴として、不動産ポータルサイトや賃貸サイトの物件ページには3Dツアーや3Dモデルの掲載、利回り予想のグラフ化などUIの点でも優れているサイトが多く、また、オンライン上ですべてが完結するサービスに人気が集まっているようです。
日本でも物件データを載せている賃貸サイトはいくらでもあるのが、ビックデータやAIを使い、様々な独自データを収集しユーザーの欲しているデータを掲載、もしくは不動産売買、賃貸時に付随するサービスとセットにすることが不動産テックの成功の鍵といえます。

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この記事を書いた人

投稿者
中山 健

株式会社セルバ代表取締役。学生時代にアルバイトでWEB製作会社に入りプログラムを覚える。大学卒業後SIerにて金融システムの開発に携わった後、再びWEB業界へ。

WEB系のプログラム言語とサーバー構築、さらにはCOBOLも出来ます!最近ではシステム開発だけでなく、SEOやマネタイズなどのグロースハックや企画を担当する事が多いです。

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