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【年収と評価項目も公開】セルバのエンジニア評価制度『セルエングレード』

中山

こんにちは、代表の中山です。

セルバではエンジニアの評価をグレード制にしています。
社員数は現在35名ほど、その内20名ほどがエンジニアです。

以前のセルバはエンジニアも数名しかいなかったこともあり、僕の裁量で給与を決めていたのですが

何を頑張ったら評価されるか分からない。

将来の給与が見通せない。

という声があり、評価シート作成とグレード制を採用し、『セルエングレード』と名付けました。
給与もグレードと紐づくようにしています。

記事内でセルバのエンジニアのグレードと年収を公開していますので、「何ができるようになれば評価されるのか」が入社前からわかるようになっています。
エンジニア志望の方はぜひご覧ください!

目次

エンジニアのグレードはM4(役員)~A1(アルバイト)の11段階

まずは『セルエングレード』のグレードと役割・年収から。
以下のシートにまとめられています。

グレード表 求められる役割と年収

グレードはM4(役員から)~A1(アルバイト)まで11段階に分かれています。
スタッフ層のG1~G5(リーダー)までがエンジニア評価シートの対象となります。
マネージャー層の評価はエンジニア評価シートとは別に、実績に比重を置いたマネージャー評価シートを用意しています。

今回はG5までの評価基準を中心に紹介します。

G1~G5のグレード評価は以下で決まる

  1. エンジニア評価シートの点数
  2. 評価シートで昇格必須の項目をクリアしていること
  3. どれくらいの規模の案件の開発実績があるか
  4. 実務経験年数

「実務経験年数」は単なる年功序列からではなく、長期で携わる案件もあるため、一定期間向き合わないと得られないスキルもあるという考えからです。

各グレードで求められる役割と年収

おおよそ以下のようになります。
2年目で年収500万円以上になるように給与設計しています。

スタッフ層

  • G1・・・年収408万円 実務経験1ヶ月目~
  • G2・・・年収456万円 実務経験7ヶ月目~
  • G3・・・年収504万円 実務経験13ヶ月目~
    ※昇格条件:1人月規模の案件を一人で対応した実績
  • G4(サブリーダー)・・・年収552万円 実務経験24ヶ月目~
    ※昇格条件:3人月規模の案件を一人で対応した実績
  • G5(リーダー)・・・年収600万円 実務経験36ヶ月目~ 
    ※昇格条件:7人月規模の案件を自身が窓口となって、仕様作成~テスト、納品まで完了できる

マネージャー層

  • M1(マネージャー)・・・年収708万円
  • M2(ゼネラルマネージャー)・・・年収852万円
  • M3(執行役員)・・・年収1008万円 + インセンティブ
  • M4(役員)・・・年収1200万円 + インセンティブ

エンジニア評価シートの各項目・重視する点

評価シートの項目(約140項目)

エンジニア評価シート項目

評価シートの項目は約140個あります。
各項目は1~5の段階評価で重み付けを行っています。

エンジニア評価の流れ

6月と12月に半年に一度の評価を実施します。その際の流れは以下。

  • エンジニア本人が評価シートで自己採点後、マネージャーに送信
  • マネージャーが評価シートで採点
  • 役員、マネージャーが集まり、評価が妥当か話し合うMTGを実施
  • 上記のMTGで決まった評価内容を評価面談でエンジニア本人に伝える

評価項目の概要

評価項目は大きく3つに分かれます。

  1. 成果評価(成果・スキル)
  2. 行動評価(行動・マインド)
  3. ビジネスドメイン(事業内容)の知識

成果評価の内容

システムを開発する上でのスキルです。現在のスキルと過去の実績、対応してきた内容の評価です。
プログラム言語のスキル、要件定義~リリースまでの実績、サーバー関連のスキル、セキュリティ関連のスキルなどが該当します。

行動評価の内容

行動評価は、「会社のバリューを実現出来るか」を項目に落とし込んでいます。

クレド・バリューの理解度、会社の雰囲気作り、仕事に対する姿勢、仕事の受け方・報告の仕方などが該当します。

ビジネスドメインスキル

セルバはHRテックカンパニーですが、業界に関する知識が必要です。
HR業界のトレンド、WEB集客・マーケティングの知識、ビジネス・技術系の資格などが該当します。

年収の目安

年収はグレードに応じて決まりますが、新卒採用とキャリア採用では当然スタートが変わります。
また、第二新卒枠の未経験者はスタートが契約社員となるので、その違いもあります。

実際にはこれより早くグレードと年収が上がっていく人もいます。

新卒採用の場合

新卒採用の場合、内定が出てから学校を卒業するまでの間はインターンとして勤務いただくのがスタートなので、正社員としてスタートした場合のモデルケースが下記となります。

新卒採用の年収モデルケース

1年目 408万円(34万円×12ヶ月)
2年目 456万円(38万円×12ヶ月)
3年目 504万円(42万円×12ヶ月)
4年目 552万円(46万円×12ヶ月)
5年目 600万円(50万円×12ヶ月)

面接時に聞かれることが多いのですが、新卒4年目以降はリーダーに上がれるかで結構差が付いてきます。

第二新卒の未経験者の場合

第二新卒の未経験者の場合、入社から1年間は契約社員として勤務いただき、1年経ったら正社員登用になります。
そのため新卒と比べてスタート年収が低いよう見えますが、新卒は在学中はインターンとして勤務いただく必要があることを考慮すると、第二新卒の方がスタート年収が低いわけでも、年収が上がりにくいわけでもありません。

第二新卒の未経験者の年収モデルケース

1年目 360万円(30万円×12ヶ月) ※契約社員
2年目 408万円(34万円×12ヶ月)
3年目 456万円(38万円×12ヶ月)
4年目 504万円(42万円×12ヶ月)
5年目 552万円(46万円×12ヶ月)

キャリア採用の場合

キャリア採用の場合、選考過程でどのグレードになるか判断して、グレードと年収を決めてから内定を出します。
過去のご自身の経験とセルバのグレード表を当てはめてみてください。

セルエングレードの課題

このような形で評価制度を運用していますが、もちろんまだ課題も残っています。

キャリア採用時の評価

スキルだけではなく、行動・マインドも評価項目に入れています。
しかしキャリア採用ではセルバ内での実績としての「行動・マインド」はゼロです。

入社後に発揮してくれるであろう成果や振る舞いを期待して判断を行いますが、ギャップがうまれることも事実としてあります。
キャリア採用時のギャップをどのように埋めていくかが課題です。

自社サービスチームの評価

セルバは自社サービスと受託開発の2つを事業して持っていますが、評価項目が受託開発寄りになっています。
受託は受注金額と社内で掛かった工数を算出して利益がいくら出た。と分かりやすいのですが、自社サービスは外部要因が多く、エンジニアのスキルと売上が比例しません。

売上に紐づかない評価は感覚的なところがどうしても多くなります。
自社サービス案件にしか携わっていないエンジニアは「◯人月の規模のシステムを仕様作成からリリースまで出来るであろう」で評価しているのが現状です。

自社サービスのエンジニア評価って難しいですね、、自社サービス向けで評価を作っている方尊敬します。

セルバではエンジニア大募集中です!

やっていきたいことは多くありますが、それを実行するエンジニアのリソースが足りていません。
HRサービスを作るのに興味を持っていただいた方、ぜひ一度ご連絡ください。
一緒にHRテクノロジーで世界を狙っていきましょう!