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人生一発逆転できる資格やお金儲けの方法は存在しない

こんにちは。セルバ採用担当のゆうきです。

この記事に辿り着いたということは、少なからず「人生一発逆転したい」という気持ちがあるか、「人生一発逆転したい」という言葉に辟易している人ではないでしょうか。
もし人生一発逆転する方法があるなら、それは資格かもしれないし、転職かもしれないし、副業かもしれない。

しかしタイトル通り、人生一発逆転できる資格やお金儲けの方法は存在しません
弊社は未経験者もエンジニアとして積極採用しているので、ときどき

エンジニアになって人生一発逆転したい!

という方に出会うことがありますが、そういう目的だとエンジニアになること自体難しいのが事実です。

ただし、存在しないのは「たった1回~数回の挑戦で短期間で大きく逆転する方法」であって、人生が上手くいっていないと感じる人が「最終的に逆転すること」は十分に可能だと考えています。

今回は、資格や転職で人生逆転する現実的な方法についてお話します。
※何をもって「人生逆転」とするかは諸説あると思いますが、この記事では「稼げなかった状態から稼げるようになること」と定義します。

目次

情報商材・資格ビジネスの罠

「一発逆転したい」「楽して稼ぎたい」という人をカモにしている

「稼げる」系の情報商材や「この資格さえあれば引く手あまた!」と謳う資格は、人生一発逆転したい、楽して稼ぎたいと思っている人をカモにしています。
自分で考える力が育っていないことや、都合のいい話しか信じたくないという欲望に付けこまれています。

こうしたビジネスにハマる人には、以下のような特徴が見られます。

  • 「自分に向いているか」「なぜ稼げるのか」などをよく考えず、表面的な言葉だけで判断する
  • 楽して成果を得たいという気持ちが強く、現実から目を背けがち
  • 努力が苦手だけどプライドは高く、「他人より下に見られたくない」という承認欲求が強い

構造が悪徳宗教と同じ

こういうタイプの人にとって

  • 未経験でも年収1000万
  • 誰でも月収50万円
  • いつでもどこでも自由に稼げる

というフレーズは、もはや救いに見えてしまっています。

「これさえやれば人生が変わる」
「他の人とは違って、あなたには才能がある」
「あなたがうまくいかなかったのは、やり方を知らなかっただけ」
こうした言葉は、一見ポジティブで優しく見えますが、実際は人の思考を停止させて判断力を奪っていく、悪徳宗教と同じ構造です。

情報商材と比べて、資格は詐欺ではないですし全くの無意味とも言えませんが、「この資格さえあれば転職で無双できる、どの企業からも引く手あまたになるはず」と考えていると、思ったような結果は得られません。
誰でも簡単に取れる資格なら、それを持っている人に大金を払って仕事を頼みたいというニーズはないからです。

人生を変えるには地味な方法しかない

一発逆転したように見える人も実はコツコツやってきた

「一発逆転したように見える人」も中にはいますが、そういう人もよくよく話を聞くと、地道な努力を積み重ねてきた人ばかりです。たった1回の挑戦で成功したわけではありません。

深夜や休日に勉強したり手を動かしていた。失敗してもやめなかった。
そういう積み重ねを無視して、「あの人は運が良かった・恵まれていたから」と片付けてしまう人は、残念ながら少なくありません。

成功者が少ない理由は「継続」ができない人が多いから

「人生を変えたい」「現状を抜け出したい」そう思う人はたくさんいますが、実際に行動を起こす人はごくわずかです。
「この本が良いらしい」「スクールに通えばいいらしい」という情報を集めても、実際に手を動かしてみる人は少なく、継続できる人はさらに限られてくる

だからこそ、成功する人が少ないのは当然とも言えます。
やるべきことはシンプルなのに、それを続けられる人が圧倒的に少ない。
ダイエットや受験と同じで、「地道に続けられるかどうか」が一番大きな差になるんですよね。

エンジニアに転職すれば人生逆転できる?

冒頭でも触れた通り、弊社は未経験者もエンジニアとして積極採用していることから「エンジニアになって人生一発逆転したい」という方に出会うことがあります。
結論から言えば、エンジニアという仕事は、正しい環境に入り、正しい努力を続けられる人にとっては、逆転の可能性がある仕事です。

ただし、「人手不足だから誰でも採用される」「参入さえできれば楽して稼げる」と信じるのは危険です。
現実はそこまで甘くありません。

努力できる人なら逆転できる可能性はある

2022年以前のようなエンジニアバブルは終わりましたが、今でもエンジニアは需要のある仕事ですし、現実的に収入も上げやすい職種です。
未経験からエンジニアに転職して、数年かけて年収を伸ばした人は弊社にも何人もいます。

その理由は、エンジニアがスキルで評価されやすく、経験を積むごとに市場価値を上げやすい構造だからです。
もちろん、簡単に稼げるという意味ではありませんが、地道に努力できる人にとっては、報われる可能性が高いことは間違いありません。

エンジニアになりさえすれば安泰ではない

エンジニアになることはあくまでスタートラインです。
そこから先、自主的に学び、スキルを磨き続けなければ、すぐに置いていかれます。

「スキル」というのもプログラミングだけではありません。
AIやツールの進化によって、「綺麗なコードを書くこと」でしか価値を出せない人は、真っ先に代替される時代になっています。
いま企業が求めているのは、ただコードが書ける人ではありません。

では、どんなエンジニアが生き残れるのか。
それは、課題を自分で発見し、解決方法を考え、関係者とすり合わせながら仕事を前に進められる人です。
求められているのは技術力だけではなく、顧客の意図を正しく理解し、それを形にするコミュニケーション力と判断力です。

エンジニアになることをゴールにしている人は、「思っていたのと違う」と感じて早期離職します。

未経験者でも開発に携われる環境に行くことが必須

エンジニアは努力次第で報われやすい職業ではありますが、未経験の方に気をつけてほしいのが、エンジニアを募集していると謳いつつ、実際には開発経験が積めない環境があるという事実です。

未経験者を「ITエンジニア」として採用しておきながら、家電量販店の販売スタッフやコールセンターなど、まったくの別職種に従事させるSES企業も存在します。

まずは現場に慣れてもらって、数ヶ月〜数年後には開発案件に入れる。

これはそうした企業がよく使う常套句ですが、エンジニアとして育てる気は最初からありません。
そもそも、その企業が請け負っている仕事の中に、未経験者が入れるような開発案件は存在していないケースも多いです。

そういった企業に入ってしまうと、人手不足の現場を埋めるための都合の良い“穴埋め要員”として使い捨てられ、エンジニアとしてのキャリアのスタートラインにすら立てません

本気でエンジニアになって人生逆転したいなら、最初から開発業務に関われる環境を選ぶことが絶対条件です。

もし「本気で人生変えたい」と思ったなら

正直に言うと私は「一発逆転」という言葉が嫌いです。
採用担当と兼任してマーケターでもありますが、マーケティングにおいても一発逆転する方法は基本的にありません。「バズらせて短期間に爆発的に儲ける方法があるはず」と言われることがありますが、そんなものは存在しません。

資格を取りさえすれば、スクールを卒業さえできれば、異世界転生したように無双できるわけではありません。
現状を変えるには、覚悟を持って、地道な努力を積み重ねて前に進むしかない。

もしあなたが「それでも変わりたい」と思うなら、私たちセルバは、未経験からでもITエンジニアとしてスタートを切れる環境を用意しています。
弊社には、未経験でエンジニアに転職し、クライアントとのやり取りを任されるまでに成長したメンバーが何人もいます。

未経験者には、二次面接後に約3ヶ月間の課題があります。
あくまで選考過程のため課題期間は無給ですし、「すぐに入社できないなら辞退します」という方も少なくありません。
しかし未経験からスタートして、現在活躍してくれているエンジニアを見ていると、課題期間は必要だったと感じています。

僕も20年間面接やってきましたが、結論として、ぶっちゃけ面接だけではエンジニアの適性があるか判断できないです。
そのため2次面接後にプログラミングの課題を設けて、適性があるか確認しています。
「二次面接で良いと判断したらすぐに採用して欲しい」というのが多くの方の本音かと思いますが、いざ入社後に業務に携わってみて「適性がない」となった場合にお互い不幸なので、この形に行き着きました。

引用元:第二新卒・既卒の未経験エンジニアの採用の流れを紹介!| 株式会社セルバ採用サイト

「数年かけて本気で現状を変えたい」覚悟がある人なら、私たちは全力で受け入れる準備があります。
そんなあなたをお待ちしています。