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【2022年版】求人サイト運営者なら知っておきたい、2つのSEO対策事例

企業ポータルサイトは情報を多岐に発信できる性質を持っているので、SEO対策を行いやすいのですが、求人サイトは、情報を多岐に発信することが容易ではありません。その為、SEO対策として運営当初からGoogleSNS広告で予算を組み、集客を行っている企業も多いのではないでしょうか。

ただ、広告での費用対効果が一向に表れず「毎月、同様のコストを支出していてもいいのか?」と悩まれている担当社様に、具体的な事例も含めながら、SEO対策について書いていこうと思います。

SEO対策とは?

SEO対策のカギをイメージ

そもそも、求人サイトにおけるSEO対策とは何でしょうか?この定義をしっかり理解していないと、対策自体が行えません。

SEO対策とは、自社のビジネスに関連性の高いキーワードや潜在顧客が検索するであろうキーワードで、検索上位の表示を狙い、自然流入を増やす事です。つまり、広告に頼らずにgoogleなどの検索エンジン経由でユーザーを集めることができる状態を作るということです。

 

SEO対策を行う3つのメリット

メリット

求人サイトを運営するのに「なぜSEO対策をしないといけないのか?」といった疑問を持つ方も多くいるでしょう。
ここでは、求人サイトのSEO対策を行うメリットについて解説します。

低コストで、ユーザーを集められる

基本的に求人サイトは、求人広告を出す企業側からマネタイズをしています。その為、1人でも多くのユーザーに閲覧して頂き、活動を行なってもらう事が必要になります。

例えば、月3人のユーザー獲得をするとしましょう。広告の場合、月10万円掛かるとします。SEO対策の場合、年間30万円と広告よりも費用をかけずにより多くのユーザーに閲覧してもらう機会を増やすことができます。

このように、SEO対策を行うことで自社サイトの認知度の上げることができ、ユーザー獲得コストを大幅に削減できる可能性があるのです。

コンテンツ制作が資産になる

自社サイト内に制作したコンテンツは削除しない限りネット上に存在し、そのコンテンツは会社の資産として半永久的に残ります。一方、配信期間が限られている広告は出稿を止めてしまうと何も残りません。

SEO対策を行ったサイトは、それらが自社の資産となり半永久的に求職者を集め続けてくれ、さらにSEO上の評価を得ることでオーガニック流入が見込めます。

サイトの信頼度や評価が上がる

SEO対策を継続して行うとGoogleの評価が上がり、狙ったキーワードで表示されやすくなります。さらに、上位表示されるようになると多くのユーザーに自社のことを認知・信頼に繋がります。

Googleの評価が上げるだけで、サイトへの興味・関心を高めることができ、求人応募数アップが見込めるなんて、やらなきゃ損ですね。

 

具体的なSEO対策について

パソコン画面:アクセス数が上がっている

それでは、成功した求人サイトが実際行ったSEO対策について、2つの事例を紹介してまいろうと思います。

事例①株式会社パソナ

株式会社パソナHPホーム画面

●お客様の課題

  • 求人関連のビッグワードでの順位下落
  • ロングテールワードでの流入数不足

●施策内容

①サイト構造とカテゴリの再構築

強化するキーワードの優先順位に合わせ、「エリア・職種・業種」各ツリー構造の見直しや、「東京x営業」のようなクロスページの構造を再設計しました。また細かなキーワードにも対応するため、カテゴリの見直しと拡充を実施。

②MFIを見据えたテンプレートの最適化

キーワードに対してのページ構成の強化や必要なリンクの設置を施したテンプレート設計を実施。さらに、モバイルサイトのテンプレートの最適化も行いました。

③技術要件と「しごと検索」への対応

サイト構造の変更に伴い、URL構造の変更や、モバイルフレンドリーへの対応、「Google しごと検索」やパンくずなどの構造化データの設定など、SEO的に必要な技術要件への対応を行いました。

●施策後の成果

リリース前月比では、1ヶ月目は1.3倍、6ヶ月目は1.5倍増加。
昨対比では、1ヶ月目は2.5倍、6ヶ月目は2.3倍増加。
キーワードごとの成果では、企業名を含むキーワードのターゲットページ群の流入数がリニューアル前との比較で3倍増となり、全体的な成果に大きく貢献しました。

(引用:流入数の倍増に成功した大規模求人サイトのSEO対策事例)

 

事例②株式会社ベネッセMCM

ベネッセMCMHPホーム画面

●お客様の課題

  • サイトの主要キーワードで上位表示と流入を増やしたい
  • 対策できていないポテンシャルを持つキーワードの発掘とそこからの流入も獲得したい
  • SEO観点からもサイト構造のあるべき形を定めリニューアル時に反映させたい
  • 4サイトのドメイン構造を適切な形で展開したい

●施策内容

①ドメインとサイト構造の最適化

ドメインを1つに集約する案も検討しましたが、サイトで展開できるコンテンツとそのキーワード調査からサイト構造を構築してみると職種ごとにサイト分けをしたほうが適切と判断しました。

②カテゴリの拡充と最適化

例えば、看護師の求人ではバイトやパートでの検索ニーズが多いため「駅名」や「クリニック」などを含めて検索する傾向がありました。
このように職種ごとで検索時に使われるワードを洗い出し、紐づけられる求人数から選定し直して新たにカテゴリを構築しました。

③テンプレートとリンク構造の最適化

一部のページ以外は検索フォームと検索結果ページを多用していましたが、きちんとクローラーがサイト内をリンクを辿ってクロールできるようにリンク構造を設計し、各ページのテンプレートの最適化を行いました。

●施策後の成果

求人3サイトともに、最初のGoogleのコアアルゴリズムのアップデート後は順調に流入数が増加。
リリース後1年経過した時点で、看護師サイトで約1.5倍、介護士サイトで約8倍、PTOTSTサイトで約3倍に増加。

(引用:職種ごとに最適化した医療系求人サイトのSEO対策事例)

 

まとめ

ここまで、いかがだったでしょうか。

やはり課題として、

  • 主要キーワードで上位表示と流入を増やしたい
  • SEO観点からのサイト構造の見直し
  • ポテンシャルを持つキーワードの発掘

など、ユーザーの流入を増やすために検索順位を上げる施策が多かったように思います。もちろんこれらの対策も必須ではありますが、URL構造の変更やモバイルフレンドリーへの対応、そしてさらに根底にあるターゲットを鮮明にする事が何よりも最重要課題ではないだろうか。