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【社員インタビュー】“評価されない苦しさ”からの卒業。専業主夫を経験したエンジニアが語る、セルバでの再スタート

2024年7月にセルバに入社したエンジニアの武井さん。
今回は、専業主夫の経験や、セルバでの働き方について詳しく取材しました。

武井さんのプロフィール

未経験からエンジニアとして9年勤めた会社にて、正当に評価してもらえないことに憤りを感じて心が限界を感じ、退職。その後専業主夫として2年間過ごすことに。
しかし働きたい意欲が湧き、セルバと出会ってリモート勤務をスタート。
最初は復帰への不安もあったものの順調に勤務し、まもなく入社してから1年半を迎える1児の父。

目次

武井さんの過去の働き方について聞いてみた!

武井さんの今までのキャリアや専業主夫期間について聞いてみました。

EC・不動産サイトを支えてきたWebエンジニア時代

―前職では求人サイトの開発にも関わっていらっしゃったそうですね。

そうですね、そして今もそうです。人と仕事のマッチングですね。

―今と前のお仕事とはどんな風に違ってくるんでしょうか? 

前職でやってたのは求人のごく一部なので、どちらかというとECサイトや不動産系の開発とかもやってました。どちらかといえばBtoB寄りの仕事を主にやってたような感じです。 

―今はBtoBとBtoCって感じなのでしょうか?

そうですね。ECサイトや不動産関係とかって法律によって厳密な部分が多かったんですが、今は新しい働き方であるスポットワークのサービスを取り扱っているので、比較的新しめのサービス形態のものを取り扱っているという感じですね。 

―似ているようで、サービスの形態が変わってくると開発側も全然違ってくるんですね!

評価されない虚しさと制度変更で、40代での退職を決意

―ちなみに差し支えなければ、退職を決めた背景などを教えていただけますか?

当時は仕事中、苛立っている時間が結構長くて、何をするにもイライラするような気持ちだったんですけど、今こう冷静に振り返ってみて思うのは、当時は“自分の仕事が正当に評価されない”っていうのが虚しかったんだなって思うようになったんですよね。

何をどう頑張っても評価をされず、お金でしか見られてないという感じがして。それも値踏みされてたんですよね。
面と向かって「ごめん、お金出せない」って言われたら、まだ納得できるものもあるんですけど、「経営不振で制度を変えます」っていう風に給料下がっても仕方ないよねみたいな感じがすごく嫌でしたね。 

―それは辛いご経験でしたね…

仕事を辞めようと思ったのも結局そこで、ずっと仕事中イライラしていて、これ以上は働けないなという感じがしたので、ちょっと一回辞めようと思い立ちました。

―なるほど。その会社のお務めは長かったんですか?

前職は9年くらいですかね。
そもそも未経験から拾ってもらったっていうのもありましたし、辞めた当時は40歳とかなんで、今から辞めて次の仕事あるのかなとか不安はあったんですけど、もし仕事するにしてもそこで働き続けるよりは、「どうせなら違うところで働こう、とりあえず一回ここから離れよう」っていう気持ちが大きかったですね。 

―なるほど。気持ち切り替えて新しくした方がいいこともありますもんね。
心身ともにやられたら終わりですし。

2年間の専業主夫生活で感じた妻へのリスペクト

―会社を辞めて、その後2年間専業主夫をされてたと伺いました。
当時は心に病んだりもあったんですか?

そうですね。最初のうちは結構荒んでたような気がします。

―ということは、2年間専業主婦として過ごされて、奥様がお仕事にメインで行かれてたんでしょうか?

そうですね。

―その頃はお子さんはおいくつだったんですか? 

5歳とかですね。幼稚園に行ってました。

―なるほど。幼稚園行かれてたんですね。
家事とかは苦なくできるタイプなんですか? 

そうですねー、私は昔 一人暮らしもしてたので、家事は結構できるつもりだったんですよ。でも、子どもがいて家族がいるってなると、一人暮らしとは全然量と質が違うんですよね。
一日が家事してるうちに終わってた、みたいな感じになってしまいましたね。

―それめっちゃわかります。

例えば、ご飯って一人暮らしだと「コンビニでもいいや」ってなるじゃないですか。
でもさすがに子どもがいると、毎回コンビニにも行けないし、ちゃんと栄養バランスの取れたもの食べさせないとって思ったらいろいろ考えるしで、献立考えるのも結構大変なんですよね。
洗濯物や洗い物なんかも、3人分ってなったらやっぱり一人とは全然違いますし。何かと家事に追われるなあっていう気付きを得ましたね。

―なるほど。それまでは奥さんが一人で全部されてたんですか?

一応共働きなので、半々みたいな感じでやってたんですけど、全部一人でやるってなると、途端に負担が来るっていうのは感じましたね。

―なるほど。今は分担しながらされてるんですか? 

そうですね。分担しながらちょっと妻の方が多くなりがちですけど、私もなるべくやるようにはしています。
働き始める前にはキッチン片付けといてとか、お昼休みになって洗濯物取り込んでとか、そういうところはどうしても家にいるとできるので、気になってやってしまいますね。

―それは奥さんにとってはすごく助かりますよね。気付いて動かれるのは素敵だと思います!

専業主夫中はなかなか一緒に写ったお写真がなかったとのこと。
母あるあるが通用するなんて!と嬉しくなった取材者(1児の母)でした。
それにしてもかわいいお写真ですね!

セルバの働き方について聞いてみた!

リモート勤務にて1年間働く武井さんに、セルバでの働き方や制度などについて詳しく聞いてみました。

長年運用されてきた大規模システムと向き合う日々

―では今のキャリアについてお伺いしたいんですけど、今年1月から入社して、チームの中ではどんな役割で働かれているんですか? 

割とうちのチームってスタンドアローンというか、この件は君に任せたみたいな感じの仕事の進み方が多いんですが、やっと一人前に任せてもらえるようにはなってきたかなという感じですね。
ただ、なにぶん長いこと動いてるシステムで規模が大きいので、システムの仕様をちゃんと把握しきれていないところもまだまだあって、これから勉強かなっていう感じですね。 

―そうなんですね!前職の時とは、システムとかも全然違ったりするんですか?

実はそこまでシステムそのものに大きな違いは感じないんですよね。
フレームワークが古いというか。なので、むしろ馴染みがあった感じでした。
新しかったらどうしようみたいなところはちょっと思ってたんですけど、私としては良かったですね。

―それはよかったです!
他には復帰にあたっての不安や心配はありましたか? 

技術って結構日進月歩というか、日々新しくなっていくところがあるので、2年間のブランクで新しいシステムの作り方についていけるかなという思いは正直ありました。

―確かにそうですよね。

なので、なるべく新しい情報を入れようとはしてたんですけど、やっぱり現場で仕事に使うっていうのと、知識として知っているっていうのは隔たりがあるので、どこまでも不安ではありました。 

―なるほど。今もその不安を少し抱えながらも、前進してこられた感じなのでしょうか?

そうですね。あとは、前職ではAIって全然使わなかったんですけど、今のプロジェクトはむしろAIをどんどん使おうっていうところがあるので、AIを使いながらうまく仕事を進める方法を今模索してるって感じですね。 

―なるほど。常に勉強しながらも進まれていて素敵ですね!

武井さんのご自宅のお仕事スペース。整理整頓されてますね!

評価制度と事務サポートで感じた安心感

―セルバで働く決め手となったポイントは、何かありますか? 

専業主夫期間を経て、家族と過ごす時間がとても大事だなと思ったので、フルリモートで働けるっていうのを前提で探していたんですよ。
その中で、前職ではお金の面でちょっと嫌な思いをしたので、評価についても見るようにしていたんですけど、セルバでは「評価シートを使った評価制度」っていうのがちゃんとしていそうだったので、そこは大きなポイントでしたね。 

―正当に評価されるんだなと感じて、気になったんですね。そういう制度ってあんまりないものなんでしょうか?

私も開発会社は2社しか知らないのでわからないですが、前職はそういうシートはなかったですね。
上司のさじ加減というか。セルバでは評価シートに基づいた面談もあるので、しっかりしてると思います。

評価制度についてはこの記事もチェック!▼

―他に、フルリモート特有の働きやすさを感じるようなサポート体制などはありますか? 

特に入社してから初めの頃は特にお世話になったんですけど、事務の方にチャットで直接いろいろ聞けたのは助かりました。おかげで手続き面ではほとんど困ることがなかったですね。

―そうだったんですね!それは心強い!

フルリモートで採用していただいたので、パソコンが郵送で届いて、このパソコンをどう使うのかみたいなところから、全部聞きながらやりましたね。

―そういうのは一見地味だけどめちゃくちゃ助かりますよね。

エンジニアとして働くときに意識したいこと

在宅だからこそできる“スキマ家事”と子育ての関わり

―では、専業主夫の期間を経て、働き方のバランスというか、家事などは分担されている部分もあると思うのですが、家庭と仕事を両立できるようには何か意識されていますか?

そうですね。通勤よりも始業時に時間があるので、朝のうちに家の片付けやっておこうとか、お昼休みの間に自分の食べた分は片付けてとかはできるので、できることを家にいるうちにやろうっていうのは心がけるようになりましたね。 

―奥様と話し合って、そういう形になったんですか?

特に話し合ってはないですね。私ができる範囲でやってるって感じです。

―それはすごいですね!専業主夫の期間があったから色々気づけたっていうのはあるんですか?

それは大きいと思います。家にいなかったら洗濯物を取り込む発想すらなかったと思います。あとは、子どもと関われるっていうところも大きいですね。

―今は小学生ということは、お子さんは学童とかも行かれるんでしょうか?

いや、真っ直ぐ帰ってきますよ

―お父さんが家でお仕事しながら、子どもが家にいる感じなんですか? 

そうですね。子どもと時間を一緒に過ごしながら、自分も仕事をちゃんとできてるっていう、理想的な働き方ができています。
あとは、セルバには“仕事時間の付け替え”っていう制度があるんですけど、学校のちょっとした行事、例えば授業参観とか個別懇談とか、そういうときに休みを取らずに仕事の時間をちょっと変更していけるっていうのはとても助かっています。 

―それは確かにとっても助かりますよね!

お子さんとのひとコマ。仲良しなのが伝わってきます(^^)

フルリモートの悩みは「ちょっと聞きたい」が聞きづらいこと

―では、リモートワークならではの悩みや課題はありますか?

そうですね。チームメンバーにちょっとしたことを聞くのがなかなか難しいっていうのがあって、雑談感覚でちょろっと聞きたいような質問をしにくいことですかね。
チャットで質問して時間を割いてもらうのもなんだか申し訳ない気がして、なかなか聞きづらいというのはあります。 

―確かに。わざわざ感がどうしても出てしまいますもんね。今までは、出社されたことはあるんですか? 

実はないんです。面接もリモートでしたし。

―そうなんですね!

でも、今年の忘年会についての連絡が来たときに、仕事終わってから行くと時間遅れちゃうなあと思っていたら、「じゃあその日会社来る?」ってメンバーが言ってくれたので、忘年会の時に初出社することになりました。 

―それはいい機会ですね!

エンジニア復帰にブランクのある方へ贈るメッセージ

―では最後に、ブランクがある方や育児から職場に復帰する方に、働き方のアドバイスをいただけますか? 

そうですね。不安に思っていても、なるようになるよというのがアドバイスなのかもしれないですね。 

―ちなみに男性の方で専業主夫をやってましたっていう方は少ないと思うんですけど、社会復帰するのにどういう気持ちでいることが多いんでしょうか?

「専業主夫やってました」と言って受け入れてもらえるかという部分は、かなり不安はありましたね。「働いてなかったの?」って言われるんじゃないかっていう。
でも、そういうのを受け入れてくれる会社を探すというのも一つの考え方なのかなと思います。 

―なるほど、不安に思ってもなるようになるし、自分に合った会社選びをすればいいということなんですね。
武井さん、お忙しい中ありがとうございました!