【セルバ開発事例】パナソニックグループ様 | 社内ポータルサイト

ポータルサイトといえばGoogleやYahoo!など、運営会社が提供する多様なサービスの入り口としてのサイトが多いですが、自社の従業員だけが閲覧できる『社内ポータルサイト』も存在します。

大きな組織になるほど、社内ポータルサイトを持つメリットは多くなります
今回は、セルバが手がけた『パナソニックグループ様の社内ポータルサイト』の開発事例をご紹介します。

目次

パナソニックグループ様の社内ポータルサイトを開発

家電や住宅設備の製造を中心に、多数の事業を展開されているパナソニックグループ様。
そんなパナソニックグループ様の社内ポータルサイトの開発者にインタビューを行いました。

一言でいえばどんなポータルサイト?

――一言でいえば、どんなポータルサイトですか?

開発者N パナソニックグループ様全体の情報を一つに集約し、従業員の方が横断的にアクセスできるグループ共通の社内ポータルサイト(イントラサイト)です。
各事業会社が独自に発信している情報を横断的に統合し、全社で共有すべきニュースや取り組みを一元的に閲覧できる場にするために開発を行いました。
それまでは部門や会社ごとに分散していた情報を一つのサイトに集約し、グループ全体の一体感や情報連携を強化することを目的としています。

セルバとは10年以上のお付き合い

――セルバとはどのくらいのお付き合いになりますか?

開発者N 創業から10年くらいの頃からのお付き合いなので、2025年時点で10年以上になりますね。
現在も保守や機能追加の依頼をいただけているので、ありがたいことです。

開発期間

――開発期間はどのくらいかかりましたか?

開発者N 大規模なシステムなので、開発期間は1年程です。
開発期間については、システムの規模だけでなくご予算や開発リソース、お客様の目的によっても変わりますので、お急ぎの場合でもお気軽にご相談いただければと考えています。

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本プロジェクトが始動した理由

社内ポータルサイト導入前の課題

――導入前にはどんな課題があったのですか?

開発者N パナソニックグループ様では、各事業会社が独自に情報発信を行っておられたので、ニュースや取り組みの共有が部門ごとに分散していたことが大きな課題でした。
グループ全体として重要な情報を横断的に共有する仕組みがなく、「どの会社が何を発信しているのか分からない」「同じ内容を重複して発信してしまう」など、情報の重複や伝達ロスが発生していました。

そこで、“情報を一元管理できる仕組み”の必要性が高まり、全社的な情報共有を促進するポータルサイト構築プロジェクトがスタートしました。

どんな機能を開発したか

――どんな機能を備えているのですか?

開発者N ニュースを中心とした情報共有を円滑に行うため、以下のような機能を実装しています。

  • ニュース投稿・一覧・詳細表示機能
    各事業会社や部門の担当者がニュースを投稿し、グループ全体に公開できます。
  • リアクション機能(いいね・コメント)
    ニュースに対して「いいね」やコメントを投稿でき、社内コミュニケーションを促進します。
  • 承認機能
    投稿内容を公開前に上長や管理者が確認・承認するワークフローを実装しています。
  • 翻訳依頼機能
    海外拠点向けに多言語化が必要な場合、翻訳を依頼・管理できる仕組みを備えています。
  • 数値分析機能
    アクセス数、いいね数、コメント数などのデータを可視化し、発信効果を分析できます。
  • XML連携機能
    各事業会社が独自サイトで発信するニュースをXMLで取得・統合する仕組みを実装。
    逆にグループ内のニュースをXMLで配信する仕組みも用意しており、双方向での情報連携を実現しています。
  • 権限管理機能
    各事業会社の担当者に編集・承認権限を付与し、分散運用しながら統一的な管理が可能です。

セルバを選んでいただけた理由

――数ある制作会社・開発会社の中から、なぜセルバを選んでいただけたのですか?

開発者N パナソニックグループ様にセルバを選んでいただけた理由は、ポータルサイト制作における豊富な実績と業界理解の深さにあります。
当社はこれまでにも大規模組織・多拠点・グループ企業向けのポータル構築を多数手がけており、「ニュース配信」「承認フロー」「多言語対応」「アクセス分析」「XML連携」など、グループ全体での運用を見据えた仕組みづくりに強みを持っています。
特に、運用性と拡張性の両立を重視したCMS設計が高く評価され、 “長期的に使い続けられる社内ポータルを構築できるパートナー”として選定いただきました。

グローバル展開もされており、従業員には外国人の方もいらっしゃるので、日英中スペインの4言語に対応しています。
当時からスマホ向けも意識して、誰でも直感的に使えるUIにしました。
社員数が多いとPCが得意でない方も一定数いらっしゃるので、「誰でも直感的に使えること」には気を配っています。

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社内ポータルサイトを導入してどうなった?

売上・コストの変化と従業員への影響

――社内ポータルサイトの導入後、売上やコストはどのように変化しましたか?

開発者N グループ全体の情報発信を一元化したことにより、社内の情報共有コストが大幅に削減されました。
従来は各事業会社ごとに情報を配信しており、重複した情報の発信や見落としが発生していましたが、本ポータルサイトの導入により、「グループ全体のニュースを一箇所で閲覧・共有できる」環境が整備されました。

――売上やコスト以外にも何か影響はありましたか?

開発者N 共有されたニュースに対して「いいね」や「コメント」などのリアクションができる機能があるのですが、それにより事業間のコミュニケーションが活性化し、グループ全体としての一体感向上にも寄与していると伺っています。

現在も改善・拡張などの開発は継続中

――現在も開発は続いているのですか?

開発者N はい。継続的に改善・拡張を行っています。
海外拠点向けの展開を見据え、翻訳依頼機能の高度化やアクセスログの可視化・分析機能の強化を進めています。

また、各事業会社が独自ニュースを外部システムから連携できるように、XML連携の拡張開発も実施中です。
運用開始後も従業員の方のフィードバックをもとに、UIの改善や承認フローの最適化など、改善サイクルを継続しています。

社内ポータルサイトを持つことのメリット

――最後に、「社内ポータルサイトを持つことのメリット」を教えてください。

開発者N 社内ポータルサイトを持つことで、以下のような明確なメリットが得られると考えています。

  • 情報の一元管理と検索性の向上
    複数の事業部・グループ企業が発信する情報を一箇所で管理でき、必要な情報に素早くアクセス可能になります。
  • ナレッジ共有の促進
    ニュース・成功事例・ノウハウなどをグループ横断的に共有でき、他部門の取り組みを参考にした新しい発想や改善が生まれやすくなります。
  • 業務効率の向上
    承認や通知、翻訳依頼などの業務フローをシステム化することで、メール連携や紙ベースのやり取りを削減し、属人的な運用を防止します。
  • グループ全体の一体感醸成
    ニュースへのリアクション機能やコメント機能を通じて、事業間の交流が生まれ、「グループ全体で進んでいる感」が社内文化として浸透します。

社員数が多かったり、拠点が複数ある企業なら導入するメリットは大きいです。逆に言えば、社員数が少ない企業だと導入するメリットは薄いかもしれません。
社員数や拠点が多い企業だからこそ、情報伝達がアナログだと難しい部分があります。社内の情報伝達が上手くいっていないと感じたら、社内ポータルサイトを作ることで解決できる可能性があります

まとめ

セルバはこれまで多くのクライアントと長年にわたり継続的なお付き合いをさせていただいており、ポータルサイトの安定した開発・運用サポートを強みとしています。

社内ポータルサイト(イントラサイト)の導入を考える企業様にとって、私たちの経験がきっとお役に立てるはずです。
お気軽にご相談ください。

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2003年創業。大阪・東京を拠点にWEBシステム開発、WEB集客支援、人材事業、補助金コンサル等を行っています。
ただシステムを作るだけではなく『売れる仕組み』を創ることを意識して、クライアントの利益向上を追求します。
開発会社の選定代行やレベニューシェアでの開発も積極的に行っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。