小学校教師が辞めたい時のチェックリスト|今すぐやることと相談先

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こういった背景には、業務量の飽和、保護者対応の負担、校内の人間関係、孤立感、そして「休んでも回復しない」疲労の蓄積が重なっていることが多いです。
いま必要なのは、根性で耐えることではなく、状況を分解して優先順位を作り、回復と安全を確保しながら、現実的に動ける手順に落とし込むことです。
このページは、いま頭が回らない状態でも使えるように、チェックリスト型で整理しています。

目次

危険サインがあるなら「改善」より「保護」

ここに当てはまる場合は、業務改善の前に「自分の安全」を最優先にしてください。
安全の確保ができていない状態では、判断も交渉も崩れやすく、状況が悪化しやすいです。
該当が多いほど、相談線を複線化して、休む・距離を取ることを前提に動いた方が安全です。

身体のサイン

  • 不眠・中途覚醒・早朝覚醒の継続
  • 動悸・息苦しさ・吐き気・めまい
  • 胃痛・腹痛・下痢の反復
  • 食欲低下・過食の継続
  • 出勤前の腹痛・涙・体が動かない
  • 休日も回復感なし・横になって終わる

メンタルのサイン

  • 強い自己否定の継続
  • 反芻の止まらなさ・過覚醒
  • 感情の波が大きい・涙が出る
  • 無力感・虚無感の強まり
  • 希死念慮・消えたい思考の出現

職場要因のサイン

  • ハラスメント・人格否定・晒し
  • 長時間労働の常態化・休憩なし
  • 相談しても放置・改善が期待できない
  • 重大インシデントの恐怖が常にある
  • 休ませない圧・休職を妨げる空気

上記のサインが強い場合、校内の相談だけで抱えず、校外の相談窓口や医療機関も含めて「逃げ道」を確保してください。

話を大きくすることが目的ではなく、回復して判断力を戻すことが目的です。

辞めたい理由を3タイプに分ける

「辞めたい」が強いほど、原因が混ざって見えます。
ここを分けるだけで、やることが決まりやすくなります。

業務量が回らない

授業・教材研究・評価・事務・行事・会議・校務分掌・学級対応が同時進行になると、どれだけ頑張っても破綻します。
破綻しているのに「もっと丁寧に」を積み増すほど、心身が先に壊れます
ここでは“削る”ことが最優先です。

  • 授業準備が間に合わない
  • 提出物・会議が増え続ける
  • 行事準備が深夜まで終わらない
  • 休憩・昼食が取れない

保護者・外部対応がしんどい

小学校は保護者の関与が大きく、連絡が途切れない時期があります。
対応の「線引き」がないと、勤務時間外まで侵食され、回復が壊れます。
ここでは“記録と運用”が鍵になります。

  • 連絡が夜間・休日まで来る
  • クレームが長期化する
  • 伝えた内容が歪んで伝播する
  • 学校が守ってくれない感覚

校内の人間関係・文化がきつい

学年団・主任・管理職・同僚との関係、同調圧力、暗黙のルール、校内政治がストレスになるタイプです。
この場合、正論で戦うほど消耗するので距離・頻度・型で摩耗を減らし、必要なら第三者を入れる方が現実的です。

  • 相談できる相手がいない
  • 否定・詰めが多い
  • 仕事が属人化して押し付けが起きる
  • 休むことへの罪悪感を煽られる

今すぐやるチェックリスト

ここは「劇的に良くする」ではなく、「悪化を止める」「回復の入口を作る」ことが目的です。
完璧にやる必要はありません。できるものから1つで十分です。

やめることを決める

最初に「やらない」を決めないと、仕事は増え続けるのでやめることは怠慢ではなく、事故を避けるための設計です。
いまの状態で全方位に丁寧を続けるほど、破綻の確率が上がります。

  • 完璧な掲示物・装飾
  • 全員分の個別最適化
  • すべてに即レス
  • 夜に教材研究を積む前提
  • 毎回フルセットの手作り教材

「やめる」を決めたら、その分をどこに回すかを決めてください。

最優先は授業の最低品質と安全です。そこを守るために他を削る、という順番が現実的です。

業務を最低ラインに落とす

最低ラインは「崩壊しないライン」です。理想ではありません。
授業・評価・事務のすべてを満点にしないといけない、と考えるほど詰みます
最低ラインを定義すると、罪悪感が減りやすくなります。

  • 授業準備のテンプレ化
  • 指導案の省略版運用
  • 評価の観点整理・自動化
  • 連絡帳・配布文の定型文
  • 行事の“やらない項目”決定

最低ラインを落とすときは、「落とした分のリスク」を先に書き出し、重大リスクだけを潰す形にすると安全です。全部のリスクを潰しに行くと、また詰みます。

相談線を作って1人で抱えない

辞めたい状態は、孤立すると加速します。
相談線は「分かってもらう」より「業務を回すための連絡網」として作る方が現実的なのでまずは1人で十分です。

  • 学年主任
  • 教務主任
  • 同学年の信頼できる教員
  • 養護教諭
  • 管理職(副校長・教頭・校長)

相談するときは、感情の吐露だけだと相手が動きにくいです。
まず「何が回っていないか」と「どこを削りたいか」を短く伝える方が通りやすいです。

休める設計を入れて睡眠・回復の確保

回復が壊れていると、同じ出来事でも刺さり方が増幅します。
まずは「睡眠時間を増やす」より「睡眠の前提」を作る方が効きます
寝る前に反芻が止まらない場合は、思考で止めようとせず、行動で切り替えた方が実装できます。

  • 帰宅後の行動固定(食事→入浴→就寝)
  • 寝る前のスマホ停止
  • 寝る前の反芻メモ(明日の一手だけ書く)
  • 休日の回復時間確保
  • 休憩の短時間分割

職場で状況を動かすチェックリスト

ここからは、校内の運用を少しずつ変えて「詰み」を減らす段階です。
いきなり全体改革は無理なので、影響が大きいところから小さく動かします。

管理職に伝えるテンプレ

管理職に伝えるときは「つらいです」だけでは動きにくいです。
運用として判断できる材料を短く出す方が通りやすいです。
使いやすい型は以下です。

  • 状況
  • 影響
  • 要望
  • 代替案

たとえば次のように言えます。

「現状、授業準備と事務が重なり、連日深夜まで作業が続いています。
このままだと授業の安定と安全確認に影響が出ます。校務分掌の一部を一時的に調整いただけないでしょうか。代替として、○月の行事準備は私の担当範囲を絞って確実に回します。」

相手批判ではなく「安全と運用」の話に落とすのがコツです。

保護者対応の線引き

保護者対応で消耗する職場ほど、対応が“個人戦”になっています。
個人戦にすると、相手が強いほど負けるので運用に落とすと守りやすいので特に「記録」が最重要です。

  • 連絡手段の統一
  • 返信時間帯の明確化
  • 対応窓口の整理(担任単独にしない)
  • 会話の記録(要点・日時・次の合意)
  • 事実と感情の分離(主観を書かない)

口頭や電話だけで進めるほど、言った言わないが増えます。
後で自分を守るためにも、要点だけは必ず残してください。

学級運営の負担を下げる

学級運営は“全部担任が抱える”ほど破綻するので担任が守るべきは、学級の安全と学びの最低品質です。
そのために、仕組みで負担を落とします。

  • ルールの掲示・固定
  • 日直・当番の運用整備
  • 反復タスクのテンプレ化
  • 児童対応の記録の簡略化
  • 支援の依頼(学年・専科・支援員)

協力依頼が苦手な場合は、「お願い」ではなく「運用上の必要」として出す方が通りやすいです。

校内政治に巻き込まれない

校内の人間関係がきつい場合、正面から戦うほど損をしやすため巻き込まれない設計に寄せます。

  • 会話を業務の型に寄せる
  • 陰口・噂話に参加しない
  • 相談先を複線化する
  • 記録に残して曖昧を潰す
  • 必要な接触以外を減らす

ここでの狙いは「好かれる」ではなく「摩耗しない」です。

相談先ガイド

相談は、心の問題として扱うより、運用の問題として扱う方が進みやすいです。
相談先を分けると、動きが速くなります。

校内

  • 学年主任
  • 教務主任
  • 養護教諭
  • 副校長・教頭
  • 校長

校内では、まず「何が回っていないか」「どこを削る必要があるか」を短く提示すると、動かしやすいです。
相談は“お願い”ではなく“事故予防”として伝える方が通りやすいです。

校外

  • 教育委員会の相談窓口
  • 労務・組合の相談先
  • 自治体のこころの健康相談窓口
  • 法律相談(必要時)

校外は、校内で詰んだときの逃げ道になるので校内の空気に飲まれやすい場合ほど、外部視点が役に立ちます。

医療

  • 心療内科・精神科
  • かかりつけ医
  • 産業医相当(制度がある場合)

不眠や動悸、過覚醒、強い自己否定が続く場合は、医療の相談も現実的な選択肢です。
診断を取ることが目的ではなく、回復して判断力を戻すことが目的です。

記録の取り方

記録は攻撃のためではなく、自分を守るためです。
特に保護者対応や校内トラブルは、記録があるだけで話が進みやすくなります。

  • 日時
  • 相手
  • 事実(何が起きたか)
  • 対応(何をしたか)
  • 次の合意(何をいつまでに)

主観や感情は別メモに分け、事実ログは淡々と残すのがポイントです。

辞める前に確認したいこと

辞めるかどうかは大きな話ですが、ここでは「辞める前に確認しておくと後悔が減る項目」を整理します。
選択肢の幅を広げるための確認です。

異動・配置換え・業務軽減の可能性

同じ自治体・同じ学校でも、学年・分掌・校内体制で負担が変わることがあります。
根本を変えられなくても、負担の種類を変えるだけで続けやすくなる場合があります。

  • 分掌の調整
  • 学年の変更
  • 支援体制の追加
  • 業務の優先順位再設計

休職の選択肢と基本的な流れ

休職は“負け”ではなく回復の手段です。回復して判断できる状態に戻すために使う、という捉え方が現実的です。
制度や手続きは職場・自治体で異なるため、まずは校内の担当や校外の相談窓口で確認してください。

  • 診断書の要否
  • 休職中の給与・手当
  • 復職の条件
  • 連絡の頻度

年度途中の退職で揉めやすい点

年度途中は、引き継ぎ・代替要員・行事が絡み、揉めやすいです。
だからこそ、感情で戦うより、事務的に整理した方が進みます。

  • 引き継ぎ範囲の最小セット
  • 学級対応の引き継ぎ(要点)
  • 連絡体制の整理
  • 書類・教材の所在整理

まとめ

  • 危険サインが強い場合は、業務改善より先に「保護」と「回復」を優先
  • 辞めたい理由を業務量/保護者対応/校内人間関係に分けると、今週やることが具体化
  • 相談は感情より運用の言葉で、状況→影響→要望→代替案の順に出すと通りやすい

補足:不眠・動悸・過覚醒・強い自己否定が続く場合は、校内だけで抱えず校外相談や医療も含めて相談線を複線化してください。回復してからの方が、選択の精度が上がります。

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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