「朝礼で話すことがない」を解決!社会人300人にスピーチのネタを聞いてみた

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皆さんの会社には朝礼でスピーチをする場がありますか?
朝礼を実施している企業に勤めている社会人300人に聞いたところ、会社の朝礼でスピーチがあると答えた人は19%(57人)でした。

朝礼スピーチでは話す内容が自由であるケースもあり、毎回何を話すか頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。また、スピーチに限らず、朝礼の実施自体に意味を感じている人はどれくらいいるのでしょう。

今回は、職場の朝礼/スピーチ事情を徹底調査しました。
最後までぜひご覧ください。

今回の調査のまとめ
  • 約80%が朝礼のネタ切れを経験。そもそもスピーチをする意味を感じていない社員が多数。
  • 朝礼の実施は「続けるべき派」「廃止派」が拮抗。社員間の交流の場など、朝礼には一定の効果が期待できる。
  • 朝礼に取り入れるべき工夫は「短時間化」「スピーチの強制を廃止」「頻度を減らす」

▼アンケート調査の概要
調査期間:2025年2月7日〜2025年2月21日
調査期間:株式会社クラウドワークスを利用した自社調査
調査対象:現在企業にお勤めの20~50代の方
有効回答数:300
*本アンケート結果を引用する場合は「キャリアクラフト」のURL( https://www.selva-i.co.jp/career_craft )を記載してください。

目次

朝礼で話すことがない!ネタ切れを経験した社会人は多い

Q1.朝礼で話すネタに困ったことはある?

朝礼で何度かスピーチの担当が回ってくると、話すネタ不足になってきますよね。
実際、約80%の人が朝礼で話すネタに困ったことがあることが判明しました。
そもそも、朝礼自体どれくらいの頻度で実施している企業が多いのでしょうか。

Q2. 職場の朝礼はどれくらいの頻度である?

アンケートの結果、過半数が「毎日」朝礼を実施していることが分かりました。
週に1回〜数回の人を含めると、朝礼実施企業の約85%が毎週朝礼を行っていることになります。

Q3. 朝礼で話した/聞いた話題の中で、好評だったものは?(複数選択可)

社員スピーチに限らず、朝礼で話した/聞いた話題のなかで好評だったものを聞くと、第1位は「プライベートの話」(79人)でした。

プライベートの話

  • 若手がプライベートで行った旅行の出来事を面白おかしく話してくれたときに面白かった(40代男性、商社、朝礼の頻度「週に数回」)
  • 上司の飼っている猫の話。少しほっこりした。(50代女性、メーカー/製造業、朝礼の頻度「週に1回」)

時事ネタ/業界ニュース

第2位は「時事ネタ/業界ニュース」(73人)です。

  • 同業者で起こった災害事例を話されるので、気を引き締めようという気待ちになる。(30代女性、メーカー/製造業、朝礼の頻度「月に数回」)
  • 時事ネタを話したら、営業部が取引先に同じ話したようで受けが良かったと言われた。(30代女性、メーカー/製造業、朝礼の頻度「週に1回」)

仕事に役立つ豆知識

第3位は「仕事に役立つ豆知識」(50人)でした。

  • スティーブン・R・コヴィーの7つの習慣です。仕事や日常生活に役立つ自己管理法や効果的なコミュニケーション法について学べる内容で、特に「自分を変える力」に共感を呼びました。また、参加者からはその実践的なアプローチが参考になるという声が多かったです。(30代女性、不動産/建設、朝礼の頻度「毎日」)
  • 技術共有という事で、Windowsアプデ後の豆知識を聴きました。今でも役立っています。(40代男性、IT/通信、朝礼の頻度「毎日」)

Q4. 逆に朝礼で不評だったエピソードは?

朝礼スピーチで不評だったエピソードには何があるのでしょうか。

マニアック過ぎる話

職場の人が知らないようなテーマを詳しく話すと、周りが内容についていけず盛り上がらなかったケースがたくさん挙がりました。
マニアックな話は嚙み砕いて分かりやすく伝えるか、そもそも選ばないほうが無難かもしれません。

  • 万博で注目が集まっているペロブスカイト太陽電池の話をしたら、誰一人として知らず、興味を示されなかった。(30代女性、マスコミ/広告、朝礼の頻度「月に数回」)
  • 自分が読む本に誰も興味がなく、喋っている自分は面白くても聞いている社員たちは全くわからなくて、面白くなかったことがありました。(40代男性、交通/物流、朝礼の頻度「不定期」)

社員の成功体験

謙虚な気持ちを忘れて長々と成功体験を話すと、良く思わない人もいます。
成功体験を話すときはそこから何を学んだのか、という学びの部分を強調するようにしましょう。

  • 社員が自身の仕事での成功経験を語っていたが、あまりにも自分語りに酔っていて途中で聞くのがつまらなくなってしまった。(30代女性、百貨店/小売、朝礼の頻度「毎回」)
  • 自分の自慢話を長々と話された時(20代女性、その他、朝礼の頻度「毎日」)

プライベートな話

また、好評だったエピソード第1位の「プライベートの話」をつまらないと感じる人もいました。
受け手次第なので、相手の反応を気にしすぎないことも大事ですね。

  • 自分のプライベートや休みの日の予定など、興味がないのでつまらなかった。(30代女性、メーカー/製造業、朝礼の頻度「毎日」)
  • 会話の内容がプライベート過ぎて誰も興味を持たなかった事があります。(40代男性、不動産/建設、朝礼の頻度「月に数回」)

そもそも朝礼は必要なのか

Q5. 朝礼、正直どう思う?(複数選択可)

スクロールできます
第1位無駄115人
第2位負担に感じる105人
第3位仕事の時間に充てたい86人
第4位業務に役立つ84人
第5位時代遅れ83人
第6位会話が活発になる67人

第1位〜第5位まではネガティブな意見が並びました。
社員間の会話が活発になるなどの良い面もあるものの、多くの社会人は朝礼に対して良い印象を抱いていないようです。

Q6. 今後も朝礼を続けるべき?

今後も朝礼を続けるべき?という質問では回答が分かれましたが、最も多かったのは2位と僅差で「続けるべき」(37.7%)になりました。

1位「続けるべき」

「続けるべき」派の意見
  • 福祉の現場では毎日状況が変わるため、毎日しっかりと朝礼で共有していく必要があると感じるから。(30代女性、その他、朝礼の頻度「毎日」)
  • 私だけ初めからオンラインなので、朝礼は唯一の社員とのコミュニケーションであるとともに、私だけ自宅で一人での業務なので、仕事のモチベーションに繋がる。(40代女性、その他、朝礼の頻度「不定期」)
  • 簡単な業務連絡だけなので時間的な負荷は無いし、朝一度メンバーと顔を合わせることはメリハリがついて良いと思うから。(40代男性、メーカー/製造業、朝礼の頻度「毎日」)

2位「廃止すべき」

2番目に多かったのは「廃止すべき」(34.3%)です。

「廃止すべき」派の意見
  • 営業なので毎回目標値の話をするのがストレス。月に2回ほどでいいと思う(20代男性、IT/通信、朝礼の頻度「毎日」)
  • 単純に朝から一人ずつ大声で挨拶とか時間の無駄です。店舗のスタッフはそのためだけに交代制で本社に出勤します。交通費も無駄です。(30代女性、百貨店/小売、朝礼の頻度「毎日」)
  • 時間がない中で、効率的でないものは廃止するべきだと思います(30代男性、公的機関、朝礼の頻度「週に数回」)

3位「形式を見直すべき」

また、「形式を見直すべき」(28%)という意見もありました。

「形式を見直すべき」派の意見
  • 大した内容が無いならやる必要がないと思うし、どうせやるなら仕事の知識が増える内容を週1ぐらいでしてほしい(20代女性、その他、朝礼の頻度「不定期」)
  • 完全に廃止とまではいかないものの、毎日やる意味がないと思う。特に、経営理念を押し付けるような言い方、強制的な発声(唱和)は無駄だなと思う。朝礼は最低限の連絡事項や報告の場に留めたほうが効率や無駄が少なく、朝礼から負担になることはないと感じる。(40代女性、メーカー/製造業、朝礼の頻度「毎日」)
  • その日にやる仕事の共有は必要だと思うが、たまにスピーチ的なものがあるのでめんどくさいと感じる(30代女性、金融/保険、朝礼の頻度「毎日」)

Q7. 朝礼に取り入れると良いと思う工夫は?(複数選択可)

朝礼に取り入れると良いと思う工夫を聞くと、「短時間化」(168人)が最も多い回答となりました。

第2位は「スピーチを強制しない」(134人)でした。
スピーチをしなくても業務に支障が出ないことが多く、必要性を感じている社員が少ないようです。

第3位は「頻度を減らす」(108人)でした。
今回のアンケートでは過半数の56.3%が毎日朝礼を実施していました。
しかし、介護などの特定の業界や業種を除き、毎日全体で朝礼を実施する必要はないため、毎日の朝礼を無駄とみなす社員が多いようです。

まとめ

今回のアンケートでは、朝礼スピーチに対する社会人の本音スピーチで好評だったネタを紹介しました。

朝礼は社員同士が顔を合わせる場として一定の効果が期待できるものの、頻度や実施時間の見直しをすべきという声も挙がりました。
朝礼のスピーチを当番制にしている場合、社員がそれを負担に感じているケースが多いため、朝礼のスピーチが形骸化していないか考え、実施体制の見直しを検討することも必要です。

あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

自社の宣伝をしたい方大歓迎!ぜひキャリアクラフトにインタビューさせてください。
取材からインタビュー記事の公開に至るまで、費用は一切かかりません。

自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
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