挫折から始まった起業人生!ピンチをチャンスに変え続けてきた社長にインタビュー!

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株式会社エッジコネクションは、営業・人事・財務課題に対して幅広くサポートされているコンサルティング会社です。
2007年1月に創業し、現在は東京に本社を構え、数多くの人や企業の課題解決に伴走されています。

今回は、そんな株式会社エッジコネクションの代表取締役社長 大村康雄さんにインタビュー!
起業人生で巻き起こった二度のピンチをチャンスに変えてきた、大村さんの働き方と考え方についてお話を伺いました。

目次

株式会社エッジコネクションの大村康雄さんに話を聞いてみた!

大村康雄さん

株式会社エッジコネクション代表取締役社長。宮崎県延岡市出身、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。在学中に有限会社ネクストサービスサプライヤーを創業し、学生起業の経験を積む。
卒業後はシティバンク銀行に新卒入社、テレマーケティング部にて外貨や投資信託などの金融商品の販売に従事。在籍期間すべての月間目標を達成。
その後、自身の得意分野を活かしたテレマーケティング代行事業を起点に、株式会社エッジコネクションを設立。

挫折が教えてくれた「稼ぐ」という現実

まずは大村さんが起業するに至った経緯について伺います!

学生起業からスタートしたキャリア人生

ー大村さんは学生起業されていたと伺ったのですが、そこで大きな衝撃を受けたそうですね。

そうですね。学生起業をする前までは勉強をとにかく頑張ってきて、大学生の頃に起業をしたのですが、ある社長に「どんなに頭がよくても、金を稼げなければビジネスマンとしての価値は露店のたこ焼き屋以下だ」と言われて衝撃を受けたんですよね。

ーえっ、そんなことが!

絶望というか、なんだか空っぽになった感じがしました。
でもそれと同時に「いや、たしかになあ」とも思ったんです
露店のたこ焼き屋のおじさんを揶揄するわけではないのですが、当時の自分からすると、勉強は私よりできないだろうなと思っていたんです。昔はそれだけで上から見てた自分がいました。
でも「君、金稼げてないから、あの人以下だよ」って言われたときに、おっしゃるとおりだなとしか思わなかったんです。

ーそれを素直に受け止められるのは本当にすごいです。

自分が起業して、学生ベンチャーでお金を稼ごうとしていたのに、実際は稼げていない
自分が今までよりどころにしていた勉強や学力だけでは測れないものが世の中にはたくさんあったんだと気づいたんですよね。

ーすごい気づきですね。

今まで自分としては“いい武器”を持っているつもりだったのですが、何の武器でもなかったんです。
そのとき、自分がいかに視野の狭いところで生きていたかを痛感しました。
結局その日は、なんだか家に帰れなくて、駐車場の縁石に座って過ごしていたら、気づいたら2時間が経ってました(笑)

大学卒業後のキャリアで見つけた“得意”

ーその後、大学卒業と同時に一度事業を休止して、シティバンクで働かれていたということなんですけれども、当時のことを教えていただけますか?

シティバンクに入ったときに、電話で金融商品を販売するという仕事をしていました。
その頃、在籍中はずっと月間目標を達成し続けていたので、それなりに成績はよかったのかなと思ったときに「もしかして、私は電話が得意なのかも」と考えました。

ー毎月月間目標を達成されるのはすごいですね!

実は社会人になってから、再度起業を考えたとき「こういうことをやろう!」と思っていたこともありました。でも、それはうまくいかなかったんです。
そこで、「もう得意なことで食べていくしかない」と考えて、テレマーケティング代行事業からスタートする形で、今の会社を創業しました。

「好きなことを仕事に」でスタートした新たな人生

ーしかし、好きなことを仕事にするという観点で「起業」が出てくるのは面白いですね。

それは父親と母親の働き方が大きく関係していると思います。
父親がお寺のお坊さんをしていて、自由業・自営業みたいな働き方をしていたのと、母親が本が好きで「将来の夢は図書館で働きたい」というのを叶えていたんですよね。
だから、幼少期から仕事の愚痴をあまり家で聞いたことがなかったんです。

ーなんて素敵なご両親!

“やりたくないことを我慢しながらお金もらうのが仕事”という感覚が元々あまりなくて。
そんな中、学生ベンチャーを経験して、その後、サラリーマンになったときに「やっぱり起業をする方が、子どもの頃から触れてきたキャリア感に近いな」と感じたことが大きかったのかなと思います。
自分の人生をコントロールできる感覚が好きというか。

ーそれは大事な感覚ですね。

リスクも当然あったのですが、それよりも家を出るまでの18年間で見てきたキャリア感とそぐわない違和感のほうが、リスクよりも勝ったのかなと思います。

東日本大震災をきっかけに大きく方向転換

和気あいあいとした社風も良かったけれど・・・

ー何やら、東日本大震災をきっかけに社風を大きく変えられたようですね。詳しく伺ってもいいですか?

当時24歳とかで起業したので、何のつながりもない人を採用しようとしても、誰も入ってくれなくて、知り合いや友達をどんどん会社に入れていきました。
そうすると、私もまだ未熟で、上から叱りつけるような関係をつくりにくく、だんだん会社全体がサークルのような雰囲気になっていったんです。

ー和気あいあいとした社風だったんですね。

そうなると、ろくに生産性を上げていない人も、高い給料を要求するような雰囲気になってしまいました。
そんな中、震災が起こり、全国的に営業活動が自粛ムードになりました。プロジェクトの中止や延期が多発して、一気に入金がなくなるといった状況になったんです。

ーそれは困りましたね・・・

それで、給料をカットせざるを得なくなったのを機に、「この際、一気に制度を変えてしまおう」と考えました。
ピンチをチャンスに変える形で、こういった経緯から社風を実力主義に変えていきました。

実力主義は、決して“冷たい制度”ではない

ーちなみに、その制度はどのように受け入れられているのでしょうか?
今取材に同席いただいているMさんとしては、どのように感じられますか?

(Mさん)私は3年前の、組織が新しく変わってからの入社になるのですが、本当に“実力主義”で、自分がやった分だけしっかり報酬として返ってくる感じがしますね。

ーおお、そうなんですね!

(Mさん)ちゃんとした頑張りが評価されるところがいいなと感じています。

ー急な無茶ぶりにもかかわらず、しっかりと答えてくださりありがとうございます!(笑)

上手くいったこと・いかなかったこと

ーちなみに、社員数が増えたことで、これまでうまくいっていたことがうまくいかなかったこととかっていうのはありましたか?

当社は、毎月1、2人ずつとじわじわ人が増えているので、そういう面での苦労はあります。

ーと言いますと・・・?

組織は濃いスープのようなものです。既存メンバーの経験やスキルという「味」が深く濃く保たれています。
そこに新しいメンバー(=水)が入ると、スープは薄まります。
ただ水を入れただけでは、すぐに「味のあるスープ」として使えるわけではありません。
新しい水がスープの味を吸収し、馴染むまでに時間がかかるのです。

そのため、今までは「当たり前にできてたよね」ということも、新しい組み合わせの中ではすぐにはできないことがあります。

ーなるほど・・・!

薄まっているが故に、スタッフ全体のスキルや経験の平均が一時的に下がりますが、また平均が上がるまで”増員できません”というわけにもいかないんですよね。
いただいている仕事を捌けなくなるので。
だからこそ、その平均値がスピーディーに上がるルールや仕組みを考えて、常に改善していく必要があります

ーそう思うと、ずっと“ピンチをチャンスに”変えてこられているんですね・・・!

女性が活躍する社会へ

社員の8割が女性、管理職の7割も女性

ー現在、社員数が約60名ほどいらっしゃるそうですね。

そうですね。その内の8割が女性社員で、管理職の7割が女性という現状です。

ーすごい割合ですね・・・!
女性が評価されやすい環境について、何か工夫されていることはあるんですか?

例えば、お子さんがいるとどうしても「自分は元気だけど、子どもが体調不良で…」とお休みされることもあると思います。そんなとき、周りに仕事を代わってもらって申し訳ないと感じてしまうと、罪悪感から「もう辞めます、皆さんに迷惑かけるんで」ということになってしまいやすいんです。

ー私も子どもがいるので痛いほど気持ちがわかります・・・!

だから「そういうときは、お互いに迷惑かけましょう!」というのは口酸っぱく言ってきています
休むときはしっかり休む。ただ、誰かが休んだときに、その分しっかりカバーし合えるというのを大事にしてますね。

“助け合い”を制度化する

ー素敵な雰囲気で女性の皆さんがお仕事をされているのが伝わってきます・・・!

あとは社内の評価制度として、他の人のお仕事をカバーしたら、通常の1.5倍評価されるという風に制度化しています。
実際にそういう評価体験と気持ちを連動させて、思いやりや助け合いが標語ではなく、ちゃんと目に見える形で、どれくらいこの人が頑張ってくれてるかをわかるようにしたという感じです。

ーそれはすごく働きやすそうですね・・・!
でも、会社としてそういう組織をつくるのって難しいんだろうなと思うんですけど、そのあたりはどうなんでしょうか?

当社では、社内発注という仕組みで、仕事に穴が開かないようにしています。
例えば、社内で10万円で受注した仕事を他の人にカバーしてもらうときは、休んだ人は1.5倍の金額(=15万円)をカバーしてくれた人に払う。
そうすると、カバーする人は普通に仕事を受注するよりも、お休みの人の仕事を巻き取ったほうが0.5倍儲けられるんですよね。

ー画期的な仕組みですね・・・!

それぞれの感覚で助け合うのではなく「カバーしたら儲かるよ、休んだら痛いよ」と仕組みとして設定することで、定量的に評価をしつつ、定性的な面では、「お互いに休むんだからカバーし合おうよ」という雰囲気を作っています。

社員との関わりと行動指針

ー社員が思っていることと社長が思っていることって、結構相違が生まれやすいんじゃないかなと思うんですけれども、そこに対してどんな意識で関わってらっしゃいますか?

会社で出している行動指針は、私自身が仕事をするうえで「ここが大事だ」と考えていることを挙げています。ですので、理念につながっていることを大前提として大切にしているんです。

ー社員さんも理念や方向性をちゃんと理解してお仕事されてるっていうのはすごいですね。

まあ、ある程度グラデーションはあると思います。
役職が上がるほど、シンクロ率も高くなりますし、ルールや仕組みを決めるのは上の立場の人なので、安心して任せられる部分があるんですよね。

ー社員との信頼関係が垣間見えますね。

自分が大事にしていることを、まずは自分自身がきちんと守りながら伝えていけば、自然と同じような考え方をもつ人が増えていく。そんなイメージです。

多様な働き方を模索している人へ

小さなリーダー経験が今につながる

ー今までのご自身のご経験(例えば学生や幼少期)の中で、会社の組織を構築することに関わってるんじゃないかなと思うようなことはありましたか?

昔から何か立ち上げるようなことは、無意識のうちにやっていた気がします。
主に2つ思い当たるものがありますね。
一つは、私が小学校5年生のとき。仲良かった友達と毎日公園でサッカーをしていて、学校から1度帰宅してからまた集まり、チームをつくってみんなで練習していました。

ー小学生の頃から!

もう一つは大学時代です。
私は九州出身なのですが、大学では九州出身者だけが入れるサークルをつくって、みんなでよく飲んでいました。
上京したばかりで友だちが少ない人が多かったので、結構頻繁に集まっていましたね。

ーそうなんですね。でも小学校の頃なんかはいじめられた経験もあったと伺っていますが、リーダーシップを発揮するタイプだったなんて驚きです。

実は小学4年生のとき、いじめてきた子にやり返したら、5~6年生ではいじめが止まったんです。
でも、私自身も勉強できない子をちょっとバカにするみたいな性格だったので、多分嫌なやつだったと思います。
敵も作りやすかったですし、「気を抜いたらやられるかも」という不安は常にありました

ー昔から正義感あふれるというか、ご自身の思うことはしっかり人に伝えるんだみたいな気持ちが強かったんですね。
それで救われる人がたくさんいらっしゃるから、今につながってらっしゃるんだろうなと思いました。

“頼られる会社”をつくる未来へ

ーでは、今後の展望についてお伺いしたいんですけれども、経営者としての将来への展望があれば教えてください。

会社としては、事業を起こす人は大きなリスクを背負いながら、社会にとって良いことをしたいと思って挑戦しているケースが多いと考えています。
だからこそ、そういう人たちがきちんと評価されて安心して生活できるようになってほしいなと思います。

ーなるほど。

私自身、20年やってきていろんな失敗も経験しているので、その経験を踏まえて、事業責任者が困ったときに「相談すると、いいアドバイスもらえる」、「役立つソリューションがある」と言われるような会社にはなりたいですね。
「日本にはエッジコネクションという会社がある。やりたいことさえ明確なら、あとはなんとかしてくれる」そう思ってもらえる存在を目指しています。

ーコンサルティング事業を幅広く展開されていると思うんですけれども、どんなふうに会社として大きくなりたいと思ってらっしゃいますか?

無理に成長やリスクを追うのではなく、世の中から求められた仕事を安定的に回せる会社でありたいです
堅実にコツコツと目の前のことを積み重ね、その延長線上で大きくなっていければと考えています。

ー確かに、堅実にコツコツが大事ですよね!
今後は、どんな方に仲間(社員)になってほしいと思われていますか?

そうですね。例えば「年収3000万円になりたい」と思わなければ、“気づいたらそうなっていた”なんてことはない。夢や野望がなければ大きくなれないと思うんです。
今の若い人は、野望を語るとちょっと白い目で見られることもあるかもしれません。

でも当社は、「夢をどんどんオープンに語りたい!」という人に、特にきてほしいなと思います。

これからキャリアを積み上げる若者へ

ーでは、これからキャリアを積み上げていく若者に対して、キャリアの多様性についてアドバイスされるのであれば、どんな言葉をかけられますか?

「苦労した方がいいですよ」って言うかもしれないです。

ーおおっ!その真意は・・・!

やらなくていい、一貫性のない苦労はあんまり意味がありませんが、具体的な夢のための苦労であれば、すべてつながっていきます。30歳までに年収1000万を目指すなど、高い目標を掲げて苦労してください。そうすれば、必ずそれはあなたの力となって返ってきますって言いたいですね。

ー夢を描く人に突き刺さる言葉ですね。
大村さん、本日はありがとうございました!

\株式会社エッジコネクションに興味を持った方はこちら/

/さまざまな会社の社長や経営と直接かかわれるお仕事です\

あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

自社の宣伝をしたい方大歓迎!ぜひキャリアクラフトにインタビューさせてください。
取材からインタビュー記事の公開に至るまで、費用は一切かかりません。

自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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