このブログを運営しているセルバについて
セルバは創業22年のWeb企業です。
求人応募を増やしたい、見込み客からの問い合わせを増やしたい、比較・検索・マッチングの仕組みを作りたいなど、Webを使った事業づくりを支援しています。
要件整理〜構築〜公開後の改善まで対応しているため、
「まずは概算だけ」「何を作るべきかの整理から」でも大丈夫です。
まだ問い合わせるほど固まっていない方はこちら
→ 自社のケースで整理すべきポイントを確認する

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メルカリアッテは、フリマアプリ「メルカリ」の姉妹サービスとして2016年に始まった地域コミュニティアプリです。
近所の人へ不要品を譲ったり、商品を直接売ったりできるだけでなく、イベントや仲間、スキルなど幅広い募集ができました。
しかし、サービス開始から約2年後の2018年5月31日に終了しています。
サービス終了について調べると、
「何か事件が起きたのでは?」
「危険な使われ方が原因だった?」
「メルカリアッテには闇があった」
といった情報も見つかります。
結論からいうと、メルカリアッテが特定の事件を理由に終了したと確認できる公式発表はありません。
メルカリ側が発表した理由は、メルカリグループ全体で経営資源を集中・再配置するためです。
当時の運営責任者も、サービスを存続させる方法を検討した上で、グループとして今後どこへ資源を投じるかを考えて終了を決めたと振り返っています。
一方で、地域の知らない人と直接会うサービスだったため、出会い目的など本来と異なる使われ方が問題視された時期があったことも報じられています。
終了理由と安全面の問題は、分けて考えた方が実態を理解しやすくなります。

メルカリアッテは、メルカリグループのソウゾウが2016年3月から提供していた地域コミュニティサービスです。
普通のフリマアプリとは違い、「近所」という距離の近さを生かして人と人をつなぐ仕組みでした。
代表的な用途は不要品の売買や譲渡です。
たとえば、「引っ越しで冷蔵庫が不要になった」という場合、通常のフリマアプリなら梱包して配送する必要があります。
メルカリアッテでは、
近所に投稿
↓
欲しい人から連絡
↓
受け渡す場所を相談
↓
直接会って渡す
という取引ができました。
大型家具や家電のように配送が面倒なものでは、地域で受け渡せる仕組みにメリットがあります。
現在のジモティーやキャロットに近い使い方です。
メルカリアッテの特徴は、商品売買だけではなかったことです。
当時は、
といった投稿もできました。
運営側も、家事やスキル、時間など、それまで仕事にならなかった価値を近隣の人同士でつなぐ世界を目指していたと振り返っています。
つまり、単純な中古品売買サービスではなく、地域版の総合マッチングサービスに近い位置付けでした。

メルカリアッテについて最も誤解しやすいのがサービス終了理由です。
「危険な事件が起きたため終了した」と説明されることがありますが、確認できる公式情報とは異なります。
メルカリアッテは2018年3月16日にサービス終了を発表し、5月31日にすべてのサービスを終了しました。
終了まで段階的に機能を停止しており、
2018年3月29日:新規投稿などを終了
2018年4月26日:応募・コメントなどを終了
2018年5月31日:全サービス終了
というスケジュールでした。
2016年3月の開始から約2年間で終了したことになります。
当時の発表では、終了理由について「メルカリグループ全体で経営資源を集中するため」と説明されています。
主力のフリマアプリ「メルカリ」をはじめ、グループ内には複数の新規事業があり、その中で資源配分を見直した形です。
そのため、「危険な事件が発生したため閉鎖」という説明を公式理由として使うのは適切ではありません。
現在確認できる一次情報に近い資料では、終了理由の中心は経営資源の集中と事業判断です。
メルカリアッテについては、現在でもSNS投稿を引用して、
「犯罪に巻き込まれそうになった」
「危険な募集があった」
などと紹介する記事があります。
しかし、SNS上の投稿と、警察発表や報道によって確認された事件は同じではありません。
少なくとも、今回確認したメルカリの発表、当時の運営責任者へのインタビュー、主要ITメディアの終了報道には、「特定の事件が原因でサービスを終了した」という説明はありません。
したがって、「メルカリアッテ事件」という言葉だけを見て、事件が終了の直接原因だったと考えない方がよいでしょう。
運営側へのインタビューを見ると、単純に利用者がゼロになったため終了したわけでもありません。
担当者は数字自体は伸びていたと振り返る一方で、会社から期待される成果とのバランスをもっと取れたのではないかとも話しています。
また、運営責任者はサービスを存続させる方法を検討したものの、今後メルカリグループとして大きく伸ばす新規事業へ取り組む中で、アッテを存続させることだけを考えるのは適切ではないと判断した趣旨を説明しています。
新規サービスでは、利用者がいることと、会社が継続投資するだけの事業になることは別です。
メルカリアッテの終了は、この違いが分かりやすく表れた事例でもあります。

事件が終了理由だったとは確認できませんが、メルカリアッテに安全面の課題がなかったという意味でもありません。
知らない人同士が地域で直接会うサービスだからこそのリスクがありました。
メルカリアッテでは、利用規約上、面識のない異性との出会いを目的とした行為や、援助交際・売春などを目的とする行為は禁止されていました。
サービス開始当初の取材でも、運営側はこうした利用を禁止していると説明しています。
一方、サービス終了を報じたTechCrunchは、コミュニティ機能がいわゆる出会い系サービスのように利用された時期もあったと伝えています。
モノの売買だけなら、「商品が欲しい」という目的が明確です。
しかし、
「友達募集」「誰か手伝って」「一緒に○○しませんか」
まで許可すると、投稿者がどのような目的なのか見分けにくくなります。
メルカリアッテの利便性は、「近所の知らない人と直接会える」ことでした。
しかし、これは同時に安全面のリスクにもなります。
たとえば、
自宅を受け渡し場所にする
夜間に一人で会う
個人情報を伝えすぎる
アプリ外で連絡する
といった使い方をすれば、売買以外のトラブルへ発展する可能性があります。
これはメルカリアッテ特有の問題ではありません。
現在の地域型フリマでも、運営会社は評価、地域確認、本人確認、不正利用への対応など安全対策を行っています。
キャロットでは位置情報による利用地域の確認や評価機能、不正行為への利用停止措置などを案内しています。
対面型マッチングでは、便利さと安全対策をセットで設計する必要があります。
SNSには当時のメルカリアッテについて、危険な体験談や不適切な投稿を見たという書き込みが残っています。
ただし、個人が投稿した体験談と、事実確認された事件は分けて扱う必要があります。
特に重大な犯罪については、SNS投稿を転載しただけで「メルカリアッテで実際に起きた事件」と断定すると正確性を欠きます。
当時2016年のBuzzFeedによる取材では、運営側はその時点で「事件性があるような話は聞いていない」という趣旨の回答もしています。
「闇」という言葉だけを強調するより、
本来と異なる利用が起きやすかった
対面取引というリスクがあった
運営側も禁止事項を設けていた
という事実を分けて見る方が実態に近いでしょう。

メルカリアッテとまったく同じ機能を持つアプリはありません。
ただし、「何をしたいか」で分ければ現在も代わりになるサービスがあります。
| 目的 | 向いているサービス |
|---|---|
| 近所で不要品を売る・譲る | ジモティー |
| 近所の人と直接手渡しする | キャロット |
| 引っ越し・掃除などを依頼する | くらしのマーケット |
| 全国の人へ商品を売る | メルカリなどのフリマアプリ |
メルカリアッテに最も近いサービスの一つがジモティーです。
ジモティーでは、
など幅広い地域情報を掲載できます。
運営会社によると月間約1,000万人が利用しており、地元で直接手渡しできる商品も多く掲載されています。
不用品については、
出品
↓
チャット
↓
受け渡し
という流れで利用でき、現金手渡しとオンライン決済を選べます。
「家具を送料なしで譲りたい」
「近所で不要品を探したい」
という用途なら、現在でも有力な選択肢です。
キャロット(Karrot)も、メルカリアッテに近い地域型フリマです。
近所の人とチャットで受け渡し場所を相談し、直接会って商品を受け渡します。
取引手数料は0円です。2026年9月時点では、
を中心にサービスを展開しています。
ジモティーと比べると利用できる地域が限られますが、対象地域ならメルカリアッテに近い、「近所の人を探して直接受け渡す」という使い方ができます。また、
利用地域の確認
1対1チャット
ユーザー評価
本人確認
不正利用への対応
など、地域型サービス向けの安全対策も用意されています。
メルカリアッテではモノだけでなく、誰かに作業をお願いする使い方もできました。
この用途なら、くらしのマーケットも候補です。現在は、
ハウスクリーニング
引っ越し
不用品回収
家具組み立て
出張撮影
など400種類以上のサービスが掲載されており、料金や口コミから事業者を比較できます。
ただし、メルカリアッテのような自由な地域掲示板ではありません。
「近所の人と何でもつながりたい」という用途ではなく、「特定の作業を誰かに依頼したい」場合の代替サービスです。
直接会う必要がなく、「不要品を売りたい」ことが目的なら、通常のメルカリを使う方法があります。
現在のメルカリはCtoCマーケットプレイスとして、出品者と購入者をつなぐサービスを続けています。
配送サービスを使った取引が中心です。
ただし、アッテのような、
近所の人を募集する
仲間を探す
手伝ってくれる人を探す
サービスとは違います。
また、現在のメルカリでは現金手渡しなど、メルカリが用意していない方法で決済することは禁止されています。
そのため、大型家具を近所で直接譲りたいならジモティーやキャロット、配送して全国へ販売したいならメルカリなど、目的によって使い分ける方がよいでしょう。

メルカリアッテ終了後も、メルカリはさまざまな新サービスを展開しています。
ただし、2026年現在、アッテと同じ地域コミュニティ型サービスが再開されているわけではありません。
現在のメルカリグループでは、主に、
CtoCマーケットプレイスのメルカリ
BtoCのメルカリShops
決済・クレジット関連サービス
暗号資産関連サービス
などを展開しています。メルカリアッテのように、
近所の人を検索する
仲間を募集する
地域でサービスを頼む
ための独立したコミュニティアプリは、現在の主要サービスには含まれていません。
一方、「マッチング」という考え方自体がメルカリからなくなったわけではありません。
2026年のメルカリでは、フリマ領域のプロダクト組織を「Core CX」「マッチング」「ディスカバリー」という価値軸へ再編したことが紹介されています。
また、2026年2月の決算資料では、AIを使ったホーム画面・検索のパーソナライゼーションによって、商品と購入者のマッチングを改善する施策が説明されています。
現在のメルカリにおける「マッチング」は、近所の人同士を直接会わせるよりも、大量の商品から欲しい商品を見つけやすくする方向が中心です。
メルカリは2024年3月に、スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」も開始していました。
人と仕事をつなぐという意味では別のマッチングサービスでしたが、2025年12月18日にサービスを終了しています。
公式には、市場環境の変化やサービスの利用状況などを総合的に判断して終了したと説明されています。
メルカリアッテと同様、新規サービスでは、利用者がいるかだけでなく、
競争環境
利用状況
成長性
経営資源の配分
まで含めて継続が判断されます。

メルカリアッテの事例から分かるのは、「人と人をつなげればサービスが成立する」というほど単純ではないことです。
特にユーザー同士が直接会うサービスでは、集客だけでなく安全性と運営体制が事業の中心になります。
たとえば近所の人同士をつなぐサービスなら、機能として最低限、
などを検討します。さらに、
未成年は利用できるのか
住所をどこまで表示するのか
ユーザー同士を直接会わせるのか
決済をサイト内で行うのか
トラブル時に運営はどこまで対応するのか
も決めなければなりません。
対面マッチングでは、検索やメッセージ機能を作る前に「事故や悪用が起きたときどう止めるか」を設計する必要があります。
「地域の人なら何でも募集できる」サービスは自由度が高い一方、運営は難しくなります。
売買
求人
友達募集
住居
サービス依頼
を一つに入れれば、それぞれ必要なルールも異なります。
後発で始めるなら、
介護施設と送迎ドライバー
子育て世帯と家事サービス
地域企業と副業人材
など、最初は対象を絞った方が検証しやすくなります。
マッチングサービスを考えたからといって、最初からアプリを作る必要はありません。
たとえば、「地域企業とWebデザイナーをつなぐ」サービスなら、
企業20社へヒアリング
↓
デザイナー30人をフォームで募集
↓
条件を表計算ソフトで管理
↓
運営側が3人を紹介
↓
料金を支払ってもらえるか確認
という方法でも検証できます。
ここで誰も料金を払わないなら、アプリを作っても事業性の問題は解決しません。
企画中のWebサービスについて、
誰が利用するのか
誰がお金を払うのか
なぜ既存サービスでは足りないのか
どう最初の利用者を集めるのか
がまだ整理できていない場合は、Webサービス企画の簡易整理フォームで条件を整理できます。
電話番号は不要で、回答後は原則として簡単なフィードバックメールを1回お送りする形式です。
希望した場合を除き、継続的な営業メールや打ち合わせを前提とした案内は行っていません。
人力でマッチングして取引が増えてくると、
「登録者が100人を超えて探せない」
「誰と誰を紹介したか分からない」
「利用者自身に募集を掲載してほしい」
「メッセージを運営外で管理できない」
という問題が出てきます。その段階なら、
会員登録
プロフィール
検索
募集投稿
応募
マッチング
メッセージ
評価
本人確認
通報
管理画面
などをWebシステム化する意味があります。
セルバでは、データベース・検索・会員・マッチング機能を持つポータルサイトについて、パッケージを基にした構築に対応しています。
現在の公式ページでは、スタートアップから大企業まで120社以上の支援実績があり、ビジネスマッチングサイト構築も提供しています。
また、パッケージを基にすることで、ゼロから構築する場合より開発期間・費用を抑えながら、必要な機能をカスタマイズする方式を採っています。
人力運営で需要を確認でき、「どこまでシステム化するか」を検討する段階では、ポータルサイト構築・集客支援で対応範囲を確認できます。
メルカリアッテには対面取引や自由な募集ならではの安全上の課題がありました。しかし、「危険な事件が起きたから終了した」と結び付けると、公式発表とは異なる説明になります。
代わりのアプリを探している場合は、近所での売買ならジモティーやキャロット、サービスの依頼ならくらしのマーケット、配送を前提とする売買なら通常のフリマアプリというように、目的から選ぶと分かりやすいでしょう。
セルバは、ポータルサイト構築〜公開後の改善まで一気通貫でサポート。
会員数100万人・月売上9億円規模の運用ノウハウをもとに、集客・問い合わせ増まで見据えて設計します。
※AI活用(検索/レコメンド/運用自動化)やAWSなどインフラもまとめて相談OK。
まずは概算・要件整理からOK。
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