【セルバ開発事例】株式会社リコー様 | 写真販売システム『そだちえ』

株式会社リコー様とセルバが共同開発している写真販売システム『こども成長アルバム そだちえ』。
リコー様が長年培ってこられたプリンティング技術や光学・画像処理の技術と、セルバが培ってきたポータルサイトの開発技術を活かしたシステムで、幼稚園・保育園をはじめ、多くの施設に導入されています。

今回は『そだちえ』の開発について、セルバの開発者にインタビューを行いました。

目次

リコー様とセルバの共同開発サービス『そだちえ』

『そだちえ』メインサービスフロント

一言でいえばどんなポータルサイト?

――一言でいえば、どんなポータルサイトですか?

開発者K 幼稚園・保育園向けのサービスなのですが、写真や動画を検索して、ダウンロード販売やプリントができるポータルサイトです。
導入施設には撮影用のスマホを無料でお渡ししており、撮影した写真や動画のアップロードから仕分け、保護者の方への販売まで自動で行います
先生方の作業は撮影と不要な写真を削除するだけなので、現場の負荷が大きく軽減したとのお声をいただいています。

どの業界のシステム?

――『そだちえ』はどの業界のシステムになりますか?

開発者K そだちえは幼稚園・保育園・学校などの教育機関向け以外にも複数のターゲットに向けたサイトがあり、ペット業界、イベント業界、スポーツ・アウトドア業界向けのサービスに分かれています。

リコー様とセルバは7年以上のお付き合い

――リコー様とセルバはどのくらいのお付き合いになりますか?

開発者K 2025年現在で7年以上ですね。今後も機能追加や新サービスの立ち上げ等を継続して行われていくとのことで、ありがたいことです。

開発期間・開発チーム体制

――開発期間はどのくらいかかりましたか?

開発者K 初動からローンチまでは半年程です。
開発期間については、システムの内容やご予算や開発リソース、お客様の目的によって変わりますので、お急ぎの場合でもお気軽にご相談いただければと考えています。

ポータルサイトの導入・開発についての相談を受け付けています。▶詳しくはこちら

――セルバの開発チームはどんな体制になっていますか?

開発者K 現在はPM以外はエンジニア7~8名で、今後も増員を予定しています。

『そだちえ』プロジェクトの始動にあたって

セルバを選んでいただけた理由

――数ある制作会社・開発会社の中から、なぜセルバを選んでいただけたのですか?

開発者K リコー様とセルバの共同開発のサービスということもあり、単なる受託開発ではなく、レベニューシェアモデルでの開発を行っています。
新規事業の立ち上げということもあり、「単なる開発会社」ではなく、「一緒に事業を創っていける会社」として選んでいただけた部分が大きいと考えています。

現在も機能追加や新サービスの立ち上げ等で開発は継続中

――現在も機能追加などの開発は続いているのですか?

開発者K はい。続いています。安定性や利便性の向上を目的とした機能追加だけでなく、異なるターゲットにフォーカスした新サービスの立ち上げ等で継続してご発注いただいております。

開発について

セルバの担当範囲

――セルバはどの部分を担当したのですか?

開発者K サイト作りにおいては、デザイン以外はほぼ全てです。
依頼によってはセルバ側のデザイナーが提案したり、ご要望の段階で要件を定義いただいていたりと、リコー様と協力しながらの開発関係が築かれています。

サービスの要件としてAWS環境があったのですが、当時セルバにAWS経験者が少なかった事もあって、途中参画としてインフラ構築/AWSサービス連携を要する機能の実装を担当しました。

『そだちえ』の機能

――どんな機能を備えているのですか?

開発者K 写真のDLだけでなく、外部サービスと連携してプリント写真など実際のモノに加工してお届けする機能があります。
AIで顔を判別し、探したい顔が写った写真の絞り込み機能も強みの一つです。

親御様用のマイページ
管理画面

写真販売側が対象ユーザーへ通知を行う機能があり、学校施設様から保護者様への連絡ツールとしても活用できるとご好評をいただいております。

使用した技術・ツールなど

――使用した技術・ツールは何ですか?

開発者K AWS(EC2/Aurora/S3/Rekognition)、Apache、PHP(Laravel)、JavaScriptがメインです。

ユーザー体験を高めるためにしている工夫

――ユーザー体験を高めるために、どんな工夫をしていますか?

開発者K スマホやタブレット対応に加え、大容量データを意識した実装によるパフォーマンス向上を常に意識しています。
ユーザーのストレスを減らすことは心がけていますね。

『そだちえ』リリース後について

課題を解決するために行ったアプローチ

――リリース後に『そだちえ』が抱える課題が出てきたと思いますが、解決するためにどんなアプローチを行いましたか?

開発者K サービスの成長と共にユーザー数もデータ量も増え、初期の要望や想定では立ち行かないケースも出てきたため、セルバから仕様の変更を提案させていただいたこともあります。
また長時間掛かるようになった自動処理について、PHP環境下での並列処理実現も尽力したポイントです。

売上の変化

――『そだちえ』のリリース後、売上はどのように変化しましたか?

開発者K サービス自体の売上好調に伴う増員により、セルバ側の売上もローンチ直後の倍以上となりました。
売上/利益額共に社内でも大きなウェイトを占めている反面、大きな失敗が起これば会社を傾かせる可能性があることは重圧として感じています。
情報漏えいに関するニュースが相次ぎ企業様のセキュリティ意識も高まっているので、損害を防ぐためにも特にセキュリティ関連の機能、アップデート、運用には力を入れています

リコー様からの声

――リコー様からセルバへ、どのようなお声をいただいていますか?

開発者K 常にエンジニア増員のご要望をいただいております。
実現したい事が多いものの実行するリソースが足りていない状況が続いており、参画するエンジニアのスキル感から、品質担保を両立可能な範囲で増員を継続しています。
不評による人員削減のお話が一度もないのはありがたい事です。

開発スタッフからの声

――開発に携わったセルバのスタッフからはどのような声がありましたか?

開発者K Amazon Rekognitionというニッチ寄りなサービスを扱うため、概念の理解に苦心したと複数名から声がありました。私自身もプロジェクトには途中からの参画だったため、気持ちは非常によく分かります。
ある程度知識を習得したメンバーに「何をした/どのタイミングで概念を理解したか」のヒアリングを行い、以後の参画者へ説明する際のナレッジにしています。

デジタルコンテンツを販売するWebサービスを立ち上げたいお客様へアドバイス

――最後に、「デジタルコンテンツを販売するWebサービスの立ち上げを検討されているお客様」へのアドバイスをお願いします。

開発者K 本システムは会員システムや決済システム、AIによる画像検索システムなど、あらゆるデジタルコンテンツを販売するシーンで活用可能です。
利用者様の負担を軽減し、施設運営の効率化を実現する仕組みとして、「誰でも簡単に使えるシステム」を目指して今後も改善を続けてまいりますので、デジタルコンテンツを販売するプラットフォームの立ち上げを検討されているならぜひご相談ください

アルバムやグッズの作成やプリント写真サイズのラインナップは売りの一つなので、写真販売のご希望もぜひ『そだちえ』までお問い合わせください。
学校施設様を対象としたサービスだけでなく、ペットやイベント等のシーンに合わせたプラットフォームサービスもご案内しております。

デジタルコンテンツ販売プラットフォームの導入・開発についての相談を受け付けています。▶詳しくはこちら

まとめ

セルバはこれまで多くのクライアントと長年にわたり継続的なお付き合いをさせていただいており、Webシステムの安定した開発・運用サポートを提供しています。

Webシステムの導入を考える企業様にとって、私たちの経験がきっとお役に立てるはずです。
お気軽にご相談ください。

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2003年創業。大阪・東京を拠点にWEBシステム開発、WEB集客支援、人材事業、補助金コンサル等を行っています。
ただシステムを作るだけではなく『売れる仕組み』を創ることを意識して、クライアントの利益向上を追求します。
開発会社の選定代行やレベニューシェアでの開発も積極的に行っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。