ヒトサラはどんなポータルサイト?特徴・評判・予約トラブル・食べログ連携まで徹底解説

ヒトサラ」というグルメポータルサイトの名前を、最近よく目にする方も多いのではないでしょうか。
グルメ系ポータルサイトである食べログやぐるなびと並んで知名度を伸ばしているヒトサラですが、実際にどんな特徴を持ち、どんな評判を得ているのか。また、「予約ができない」といった口コミも見られるのはなぜなのか。

この記事では、ヒトサラの仕組みや特徴、ユーザーの声、食べログとの連携の仕方まで、最新情報をもとに解説します。

目次

ヒトサラとは?シェフの「人」と「皿」をつなぐグルメメディア

ヒトサラ(Hitosara)は、株式会社USENが運営するグルメポータルサイトです。
“ヒト=料理人”と“サラ=料理”を掛け合わせた名称のとおり、料理人やシェフの想い・技術にスポットを当てる点が他のグルメポータルサイトと大きく異なります。

一般的なグルメポータルサイトが「お店探し」や「クーポン」「ランキング」中心であるのに対し、ヒトサラは“誰が作っているのか”に焦点を当てた、ストーリー性のあるレストラン紹介メディアです。

掲載店舗は全国にわたり、料理人の顔写真や経歴、料理に込めたメッセージなどを丁寧に紹介。
「料理人が選ぶ、料理人のためのお店紹介」というユニークな仕組みを取り入れており、グルメ通の間でも注目を集めています。

ヒトサラの特徴

ヒトサラの特徴を一言で表すなら、“料理人の人格と料理の哲学を伝えるメディア”です。
写真・文章ともに高品質で、単なる店舗データベースではなく、「読むグルメサイト」としての完成度が高いのが特徴です。

料理人推薦システム

ヒトサラには、「シェフがオススメするお店」という独自機能があります。
著名なシェフや人気店の料理人が、自分が通うお店や尊敬する同業者のお店を紹介する形式なので、信頼度の高い店舗選びができます。

プロによる取材と撮影

公式編集部によるインタビューや写真撮影が行われるケースも多く、プロカメラマンの写真とライターの文章によって、店舗や料理の魅力を上質に表現します。
ユーザーは写真の質で「行きたい店かどうか」を判断するため、グルメポータルサイトにおける写真の重要性は高いです。

高感度なユーザー層

他のグルメサイトに比べ、ヒトサラは「美食志向」「記念日利用」「ハイエンド層」のユーザーが多い傾向にあります。
そのため、「価格よりも体験」「口コミよりも信頼性」を重視する顧客層にアプローチしたい飲食店にとって、魅力的な掲載先といえます。

掲載プランの柔軟性

月額掲載費はおおよそ1〜3万円前後(プランにより異なる)で、取材記事付きや予約機能付きなど複数プランが用意されています。
費用面では食べログなどと比較しても大きな差はなく、露出の仕方やブランディング目的によってプラン選択が可能です。

ヒトサラの評判

ヒトサラの評判を見てみると、店舗・ユーザーの双方から高評価と改善要望の両方が存在します。

評価の高い口コミ

いつもよりちょっと高級なランチに出かけたいときに利用しています。「料理人の顔が見える」というのがサイトのコンセプトらしいですが、「料理人」という欄でそのシェフの経歴や、シェフ自慢の一品、こだわり食材についてなどが一気に分かるようになっています。せっかくのご馳走も料理人のこだわりや、食材についてをある程度分かっていないと有難みがありませんので…。
贅沢をしたい日や結婚記念日、お誕生日のお祝いなど、いつもより少し奮発したいときのお店選びに向いているサイトだと思います。
写真もプロが撮影したものなので見やすく、個室の内装などもしっかり分かります。

引用元:みん評

今回は家族でクリスマスディナーを予約するために利用しました。毎年クリスマスは特別なディナーをしたいと思い、いつも行くレストランよりも良いところに行きたいと思っているので、高級店の情報が充実している「ヒトサラ」から予約をすることにしました。
今回は「家族でいきたいお店」から選ぶことができ、あとはエリアとジャンルで簡単に絞り込むことができたので、あっという間にお店を決めることができました。メニュー、値段も見ることができたので子供が食べられるメニューがあるかどうか検討することができ、家族で利用するのには大変便利でした。
今は外食するときに感染症対策が取られているのか気になりますが、各店舗感染症対策も詳しく明記されていたので安心してお店選びができ、とても満足です。
これからも特別な食事をするときはこちらのサイトを使ってお店選びをすれば間違い無いなと思っています。

引用元:みん評

数年前にInstagramで見つけてから何度も利用させて頂いています。プロのシェフが本当におすすめできるお店を味はもちろん、雰囲気やシーンごとに紹介してあり、毎回Web予約をして楽しみに当日を迎え、大満足です。家族で、デートで、ママ会子連れで…など、様々な場面で検索でき、無料で会員登録もできます。会員登録をするとポイントが貰えてさらにお得になるのでまた次も…と、リピートしてヒトサラからお店を探して予約するというのが定番の流れになっています。小さい子供が2人いるのでなかなか外食も大変で、コロナ禍ということもあり足が遠のいていましたがつい最近は長男のお宮参りの帰りに両親と共に食事会をしました。その際こちらでお店を探し、ちょっと特別感もあり、コロナ対策も安心できて、子連れにも優しくて…と要望がたくさんあったのですがピッタリなお店をみつけることができて本当に助かりました。Webページも見やすく、簡単にお店を見つけられます。写真がたくさんあるのでお店の雰囲気や料理をあらかじめ見ておけるのがすごく助かります。

引用元:みん評

評判から見られる「良い点」

以下は、ユーザー・店舗双方から見られるポジティブな評判・評価点です。

良い点内容説明
料理人の顔・推薦が見える訴求力ヒトサラは、料理人(シェフ)が推薦する店舗を掲載する形式を採用しており、「誰が薦めているか」が見える点が信頼性を感じさせる
掲載ページ・写真・取材記事の品質プロのカメラマン・ライターの取材・撮影で、料理や店の魅力を高品質に表現している。
「店舗の公式サイトよりも見栄えが良い」という声も散見される。
上質ユーザー層へのアプローチ性他グルメ媒体よりも、食へのこだわりや予算を重視するユーザー層(30代以上・ミドル~アッパー層等)に届きやすいとの見方もある。
「料理人から探す」機能好きなシェフ・料理人を基点に店舗を探す機能があり、信頼できる料理人の推薦をもとにお店を選びたいユーザーに好まれている。
ポイント投稿やユーザー体験投稿機能ユーザーが「行ってよかった体験」を投稿でき、写真付きで店の魅力を伝える仕組みがあり、リアルな体験を補完する要素として評価されている。
露出機会・ランキング機能全国ランキングなどの特集・編集部セレクトがあり、掲載店舗にとっては追加的な露出機会になるという期待感がある。

評価の低い口コミ

サイト自体に罪があるのかわからないが、過大広告や誤情報をそのまま掲載しているのはいかがなものかと思う。

サイト上でネット予約しても、予約されてなかったり、訂正されたりするのは店側の問題かもしれないがスマートじゃない。

サイト上の写真や情報だけで行くと痛い目をみること間違いなし。

信用に出来ないサイトだと痛感させられました。

引用元:みん評

予約確定メールは届いていたが、店舗に直接確認したら予約が取れていなかった。
店側が後予約の方に交渉して頂いて事なく済んだが、呆れる!
ふざけたサイトだ!
二度と利用しない!

引用元:みん評

ひとさらさんを通じて予約を入れ、
予約完了メールも予約前日のお知らせメールも来ていたのに、当日お店へいったところ、予約されていないとのこと。
何年ぶりかで会う友人たちとの楽しみな予定だったので、とても残念でした。
お店のかたも、何かの行き違いかもしれないとおっしゃっていましたが、こちらの予約システムがどうなっているのか、とても気になります。
こういった行き違いがないようにしていただきたいです。

引用元:みん評

評判で指摘される「改善・注意すべき点」

一方で、ユーザー・飲食店双方から課題も多く報告されています。主なものを以下に整理します。

指摘点内容説明
予約が確定されない・予約反映トラブル予約を入れたのに、店舗に着いたら「予約が入っていなかった」と言われた、あるいは「予約確認中」のままステータスが変わらないという報告が複数あり。
確認メール遅延・不達/通知不備予約後の確認メールが届かない、迷惑メールフォルダに振り分けられて気づかない、あるいは通知制度そのものに不安を感じるという声あり。
掲載情報の誤差・古さ営業時間・定休日・メニューと実際と異なる、写真が他店のものではないかと疑問視されるなど、情報の正確性・更新頻度に懸念を持つ報告が複数あり。
対応・サポートの遅さ/無応答問い合わせしても返答がない、テンプレ回答ばかり、対応品質が低いという声あり。
先行コスト・掲載開始までの遅延掲載を依頼してから取材・記事作成・公開までに時間がかかる点が、即効性を求める店にはネガティブ要因とされることがある。
SEO上の限界・検索露出の弱さ食べログや他大手サイトと比べて検索エンジン上位表示されにくいとの指摘があり、集客チャネルとしての突破力に限界を感じるという意見あり。

ヒトサラで予約できないトラブルはなぜ起こるのか

口コミで多かった「ヒトサラで来店の予約をしたところ、予約が入ったことを店舗が把握していなかった」という声。
これはサイトの構造上の問題というより、店舗システムと予約連携のタイムラグや設定ミスによって発生しているケースが多いようです。

ヒトサラの予約機能は即時予約とリクエスト予約がありますが、リクエスト予約の場合「仮予約」→「店舗側承認」というフローを取ります。
そのため、ユーザーが「予約が完了した」と思っても、実際には店舗側で未承認状態となっており、当日になって“予約が入っていなかったことが発覚する”という事例が起きてしまうことがあります。

また、飲食店の営業時間設定や休業日の反映ミス、メール通知の不達など、運用上の問題も散見されます。

改善のポイント

店舗側がヒトサラの設定を定期的に見直し、管理画面で営業日・定休日・受付時間などを常に最新化しておくことが必要になりますが、飲食店は人手不足で掲載サイトやSNSの運用にまで手が回らないことも少なくありません。

店舗だけに責任を寄せても再発は防げないため、ヒトサラ側の仕組み改善が重要です。
具体的には、Googleビジネスプロフィールとの営業時間自動同期、未承認予約の強力アラート、仮押さえ機能、店舗向けアプリの操作簡略化、運用代行プランなど。プラットフォーム側が“ミスが起こりにくい設計”を整えることで、予約事故は大幅に減らせます。

ヒトサラと食べログは連携できる?

「ヒトサラに食べログ連携機能があるのか?」という疑問については、結論から言うと連携機能はありません。

ヒトサラが飲食店へ提供する食べログPRサービスはありますが、あくまで「店舗の代わりにヒトサラの集客ノウハウで食べログへの掲載を代行しますよ」というものであり、食べログに掲載した情報をAPIで連携する機能ではありません。

ヒトサラの「食べログPRサービス」を利用するメリット

食べログは掲載店舗が多く、無料掲載だけでは埋もれやすいのが実情です。
ヒトサラに掲載を代行してもらえば、以下の点で掲載効果を高められます。

  • プロ撮影の高品質写真で検索結果でも埋もれにくくなる
  • 料理人の紹介・ストーリーなど、他店と差がつく情報を追加できる
  • 掲載内容や導線の最適化をヒトサラが代行してくれる
  • 予約機能の整備で“見られるだけで終わらない”ページに変わる
  • 店舗側の手間を減らしつつ、費用対効果を最大化できる

「掲載しただけ」ではなく、「魅せ方までプロが整えて掲載する」ことで、競合が多い食べログでもチャンスを広げられる点がメリットです。

ヒトサラに掲載するメリットとデメリット

ヒトサラは独自性が強く優れたメディアですが、もちろん万能ではありません。
メリットとデメリットの両方を正しく理解して活用することが重要です。

メリット

ヒトサラは「写真・料理人・ストーリー」で魅せるグルメポータルサイトのため、他サイトとは違う強みがあります。

  • プロの撮影・取材つきで、店の魅力を最大値で見せられる
  • 料理人の想い・こだわりをコンテンツ化でき、差別化効果が高い
  • 写真重視の読者が多く、“高単価・こだわり系”の客層と相性が良い
  • 予約導線を整備でき、集客につながるページを作りやすい
  • 他媒体よりも“雰囲気・世界観”が伝わりやすく、ブランディングに強い
  • 店舗側が自分で情報を作る負担が減り、管理コストを抑えられる

「ただ情報を載せるだけの掲載」ではなく、“お店の魅力を編集してくれるメディア”という点が最大の価値と言えるでしょう。

デメリット

魅力的な媒体である一方、ヒトサラならではの弱点もあります。掲載前に知っておくべきポイントは以下の通りです。

  • 掲載費が比較的高めで、低価格帯のお店は費用対効果が出にくい
  • 写真やストーリー重視のため、カジュアル店・日常利用の層とは相性が弱い
  • ユーザー層が“こだわり客寄り”で、若年層の流入は多くない
  • 情報更新を店舗側が怠ると、予約・営業時間のズレが発生しやすい
  • 食べログやGoogleマップと比べると、純粋な検索ボリュームは小さい
  • 掲載しただけでは集客につながりづらく、魅せ方の努力が必要

“ブランディング向け媒体”であるがゆえに、万人向けの集客チャネルではない点はデメリットといえます。

ヒトサラの掲載がおすすめな飲食店の特徴

ヒトサラは「写真・料理人・ストーリー」で魅せる媒体なので、以下の特徴がある飲食店は掲載メリットが出やすくなります。

  • 料理・内装にこだわりがあり、写真映えする
  • 高単価〜中価格帯の“特別感”を求める客層向け
  • コース料理・シェフの世界観など、物語性のあるメニューを提供している
  • 料理人の顔・想いを打ち出すことで価値が上がる(レストラン・割烹・フレンチなど)
  • デート・記念日・会食など、“失敗したくないシーン”で選ばれやすい
  • 料理人の紹介や写真が整うことで、ブランディングを強化したい
  • 口コミ頼みではなく、しっかり魅せて選ばれたい

飲食店がヒトサラを活用するためのポイント

ヒトサラは“魅せる力”が強い媒体ですが、掲載効果を高めるには押さえるべきポイントがあります。

写真・ストーリー・情報整理の質を整えるだけでも成果は大きく変わります。
ここでは、ヒトサラを最大限に活用するための重要なポイントをまとめました。

写真とストーリーで“店の価値”を最大化する

ヒトサラでは、料理写真・内観・シェフ写真がユーザーの判断を大きく左右します。
プロ撮影を前提に、盛り付け・照明・器まで含めて「どう見えるか」を徹底的に最適化しましょう。

料理人の経歴・理念・こだわりを丁寧に言語化し、写真とストーリーをセットで伝えることで、“世界観に価値を感じて選んでくれる客層”を獲得しやすくなります。

ターゲットに響くメニュー・利用シーン設計を明確にする

ヒトサラのユーザーは「失敗したくない食事」を探す傾向が強いため、コースの特徴、価格帯、適したシーン(デート・会食・記念日など)を明確に示すことが重要です。
メニュー構成の見直しや、魅せるための文言調整を行うだけで、掲載ページの訴求力が大きく変わります。

単に情報を載せるのではなく、“何を選んでもらいたいか”を設計することがポイントです。

予約導線と店舗情報を正確に保ち、機会損失をなくす

予約意欲が高いユーザーが多い媒体だからこそ、営業時間・定休日・即時予約/リクエスト予約の設定を常に最新に保つことが欠かせません。
情報のズレは予約トラブルだけでなく、機会損失にも直結します。

予約在庫や承認フローを整えることで「閲覧 → 予約」へスムーズに転換でき、掲載効果を最大化できます。

撮影素材や記事を他媒体で活用し、露出を広げる

ヒトサラで作成された写真や紹介文は、そのままInstagram・自社サイト・Googleビジネスプロフィールにも転用でき、媒体を超えた高品質ブランディングを実現します。
ポータルサイト単体に依存するのではなく、ヒトサラを“魅せ方の起点”として多チャネルで展開することで、費用対効果が大きく高まります。

まとめ

ヒトサラは飲食業界のポータルサイトの一つですが、類似サイトよりもメディア要素が強く、ブランディングに強い媒体です。

食べログやぐるなびが「検索・比較」に強いサイトだとすれば、ヒトサラは「共感・信頼」を生むサイトと言えます。
飲食店が自店の哲学や想いを伝える場として活用すれば、単なる集客を超えたブランディング効果を得られるでしょう。

弊社セルバはポータルサイトの開発・運用の実績が多数あり、集客についての相談もお受けしています
ポータルサイトの構築や集客についてお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

2003年創業。大阪・東京を拠点にWEBシステム開発、WEB集客支援、人材事業、補助金コンサル等を行っています。
ただシステムを作るだけではなく『売れる仕組み』を創ることを意識して、クライアントの利益向上を追求します。
開発会社の選定代行やレベニューシェアでの開発も積極的に行っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。