このブログを運営しているセルバについて
セルバは創業22年のWeb企業です。
求人応募を増やしたい、見込み客からの問い合わせを増やしたい、比較・検索・マッチングの仕組みを作りたいなど、Webを使った事業づくりを支援しています。
要件整理〜構築〜公開後の改善まで対応しているため、
「まずは概算だけ」「何を作るべきかの整理から」でも大丈夫です。
まだ問い合わせるほど固まっていない方はこちら
→ 自社のケースで整理すべきポイントを確認する

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レシピポータルサイトを広告収入モデルで成功させたいなら、オレンジページnetに表示された広告で物議を醸した出来事は知っておくべきです。
理由はシンプルで、レシピサイトは「生活に入り込むメディア」だからです。
ユーザーは献立に悩んでいるとき、子どもと一緒に料理をするとき、体調を気にして食事を見直したいときなど、安心できる気分でサイトを閲覧します。
そこに不適切な広告が混ざると、コンテンツの信頼まで一気に揺らいでしまいます。
やっかいなのは、広告が原因の炎上は「悪意がなくても起こる」こと。
この記事では、
を、運用目線で深掘りしていきます。

オレンジページnetで問題になったのは、レシピを探している最中に、サイトの文脈にそぐわない性的なニュアンスを含む広告が表示されてしまったことでした。
しかも運営側は不適切広告を排除する設定をしていたにもかかわらず、審査をかいくぐって配信された点が、広告運用の難しさを浮き彫りにしました。
2025年3月ごろ、料理レシピサイトの閲覧中に性的コンテンツを想起させる広告が表示されたという指摘がX(旧Twitter)で拡散し、オレンジページnetでも同様の広告表示が起きているとして物議になりました。
参考:オレンジページ、性的な広告表示がXで物議→公式が謝罪する事態に 「審査をかいくぐった広告」掲載か【追記あり】
ここでは詳細な表現の再掲は避けますが、「料理レシピ」という文脈とのギャップが大きく、心理的負担が強いタイプの広告だったことがポイントです。
オレンジページは公式Xで謝罪と説明を行い、「複数の広告ネットワークを利用しており、通常は審査やフィルタリングで不適切な広告を自動排除する設定をしているが、今回その審査をかいくぐった広告が掲載された」と説明しています。
【広告表示に関するお詫び】…
— オレンジページ編集部🍊 (@ORANGEPAGE_mag) March 10, 2025
炎上の本質は「オレンジページが露骨な広告を選んだ」ことではなく、広告配信の仕組み上、起こり得る“すり抜け”が、生活者向けメディアで顕在化した点にあります。

レシピポータルサイトは検索流入が強く、古い情報でも価値が落ちにくいため、広告収益との相性は良いです。
ただし「相性が良い」ことと「事故が起きにくい」ことは別問題。
広告が原因の炎上は、次の3つを同時に壊しにきます。
広告というものはコンテンツよりも先に視界に入ることもあります。
ユーザーは広告を“選んで”見ていません。だからこそ、不快な広告は「押し付けられた」体験になりやすいのです。
特にレシピポータルサイトは、子どもと一緒に見るシーンも多いです。
未成年も閲覧するサイトでの不適切な広告は、単なる嫌悪に留まらず、家族体験の毀損にも繋がります。
不快な広告が出た瞬間、ユーザーはこう思います。

このサイト、管理が甘いのでは?



子どもに見せて平気?



変なサイトに誘導されない?
広告の問題であり、メディアに非がなかったとしても、メディア全体の安全性・信頼性に疑いが乗ってしまうのです。
不適切な広告はSNSで拡散されやすい一方、広告はユーザーごと・タイミングごとに出し分けられるため、運営側が即座に再現できないことも多いです。
結果として
という地獄みたいな状況が起こりえます。
だからこそ、広告収益型ポータルは“事故前提の設計”が必要です。


この件について、SNS上でオレンジページ側の対応を評価する声も多く、結果的に“オレンジページの株を上げた”と評された面があります。
オレンジページは、指摘を受けてすぐに謝罪し、広告ネットワークへ掲載停止要請と原因究明を求めていると説明しました。
炎上というのは、実は「問題が起きたこと」よりも、起きた後の“逃げ方”や“黙り方”で燃え上がるケースが多いです。
この件のオレンジページ側の対応は、初動での誠実な情報発信が、被害を広げなかった要因の一つと言えます。
オレンジページは公式に、「サイトに適さない広告を通常は排除する設定にしている」と説明しており、ユーザーも「不適切な広告が出ない、安心して見られるサイト」として認識していました。
そのため、今回のように不適切な広告が表示されても、「儲けのために危ない広告を入れていた」のではなく、「安全性を高める設計をしていたのにすり抜けが起きた」という説明があっても納得されたのです。
この“信頼貯金”があったからこそ、謝罪が言い訳に見えず、むしろ誠実な対応として受け止められました。


ここからが、ポータルサイトを作りたい人にとって大事な話です。
広告収益型のメディアがよく使うのは、いわゆる広告ネットワーク(プログラマティック広告)です。
仕組み自体は便利で、在庫(広告枠)に対して自動で広告を入れてくれるものになっています。
しかし、便利さの裏には構造的な弱点があります。
直販広告なら「この広告を載せます」と人間が判断しますが、ネットワーク広告は基本的に自動配信で、運営が個別に広告主を精査しきれません。
オレンジページも「複数の広告ネットワークを利用」していると説明していました。
ネットワークが増えるほど収益機会は増えますが、同時に制御の難易度も上がるということです。
多くの広告ネットワークは、広告クリエイティブやリンク先を審査し、カテゴリ判定でブロックします。
しかし現実には、
などで“すり抜け”が起き得ます。
オレンジページも「審査をかいくぐった広告」と説明していました。
これは運営の怠慢ではなく、仕組みの限界に対して悪用が発生するという話です。
実際、同時期に料理レシピサイト「クラシル」でも不適切広告の指摘があり、運営会社が削除対応・監視強化・広告ネットワークへの要請を発表しています。
参考:“性的広告”表示で物議の「クラシル」 運営元が「該当広告の掲載停止」明かす
つまりこれは「どこかの会社がたまたまやらかした」のではなく、広告収益モデルを採用する限り再現性のあるリスクだということです。


ここからは「じゃあ、どう設計すればいいの?」を具体的に説明します。
ポイントは、“設定して終わり”ではなく、“運用の仕組み”として持つことです。
ユーザーが誰かで、排除すべき広告は変わります。
オレンジページは、サイトに適さない広告としてアダルト・ギャンブル・マルチ商法・出会い系などを挙げ、排除設定をしていたと説明しています。
この発想は広告運用の基本です。
おすすめは、社内向けに最低限これらを決めることです。
「言わなくても分かる」は危険です。
文章化することで属人化を防ぎ、判断が早くなります。
オレンジページは「排除設定をしていたが、すり抜けた」と説明していました。
実際、それまではユーザーも安心して利用できていたことから、フィルタは機能していたと言えます。
しかし、フィルタを悪用する広告主や代理店が存在する以上、それだけでは足りません。
この「多層防御」を作ると、すり抜けの確率を現実的に下げられます。
監視が属人化すると、
ことになりがちです。
ユーザーが不適切広告を報告できる仕組みがあるなら、「ユーザーからの通報」は、再現困難な広告事故に対してかなり有効です。
広告炎上で一番きついのは、事故の瞬間にこうなることです。
事実確認(30分)
止血(1時間)
一次コメント(当日)
オレンジページは謝罪とともに、掲載停止要請・原因究明を求めている旨を説明しています。
クラシルも、該当広告の特定と削除対応、審査強化の要請、監視体制強化を公表しています。
この“型”を自社でも持っておくのが、広告収益モデルのサイトを運営する上で最低条件です。
ユーザーの怒りに触れるポイントは、だいたいこの順番です。
多くの場合、不適切な広告が表示されたこと自体は炎上の原因ではなく、その後の対応が不適切だったことが炎上の原因です。
オレンジページは不適切な広告が表示されたことを即座に認め、以降は類似の広告が表示されないように迅速な対応をしたことで評価が上がりました。
だからこそ、あなたのサイトでも「事故が起きないように」だけでなく、「起きた時に信頼を落とさない」設計が必要です。


最後に、レシピポータル特有の論点をまとめます。
レシピは生活の中心にあります。
「キッチンでスマホを置いて、子どもが横で見ている」といったシーンが普通に起きます。
そのため、レシピポータルの広告は、「他ジャンルより一段厳しめでちょうど良い」と考えて良いでしょう。
健康や食といったジャンルは、情報の真偽への感度が高い領域です。
怪しい広告が出ると、ユーザーは“サイトで発信している情報も怪しいのでは?”と連想しやすくなります。
広告は売上の柱ですが、同時にブランドの地盤でもあります。
ブランドの毀損をするような広告の配信は、短期的には収益に繋がることはあっても、中長期的にはブランドを毀損します。
広告を止める判断をしやすくするには、収益源を分散しておくのが強いです。
“広告を止めたら死ぬ”状態だと、判断が遅れて炎上が拡大します。
オレンジページnetで不適切な広告が表示された事例は、これらを教えてくれました。
ポータルサイトを成功させたいなら、広告は最後に貼る部品ではなく、最初からUX設計・運用設計に組み込むべき要素です。
セルバは、ポータルサイト構築〜公開後の改善まで一気通貫でサポート。
会員数100万人・月売上9億円規模の運用ノウハウをもとに、集客・問い合わせ増まで見据えて設計します。
※AI活用(検索/レコメンド/運用自動化)やAWSなどインフラもまとめて相談OK。
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