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マーケティング
更新日:2023年7月14日
投稿日:2018年1月9日
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【2023年版】簡単に作れる!? 口コミ投稿サイトの作り方・集め方(事例あり)

こんな口コミサイトあったら「使うのになぁ」や「便利なのになぁ」と思ったことはありませんか?実は、WordPressにプラグインを組み込むだけで、比較的簡単に作ることができるんです。

そんなアイディアをお持ちの方向けに、口コミの集め方や作る際のポイント、各業種の種類について紹介したいと思います。口コミサイト制作から運用までのロードマップを描きやすくなりますので、ぜひ最後まで読んで見てください。

口コミサイトとは

星5つの評価をしている男性

口コミサイトとは、ユーザーが商品・店舗・サービスなどを実際に利用して、その感想や評価を投稿できるWEBサイトの総称です。ユーザーの投稿によってコンテンツが充実するという点から、FacebookやTwitterなどのSNSと同様に、CGM(Consumer Generated Media/消費者生成メディア)の一形態に分類されます。

口コミサイトには次のようなメリットがあります。これらのメリットをユーザーが十分に享受できることが口コミサイト成功の秘訣と言えるでしょう。

  • 評価がユーザー目線であるためリアリティが感じられ、自分事にしやすい。
  • マイナス要素も投稿されている。
  • 実際に経験しないと分からない情報を得ることができる。

口コミサイトはSNSより匿名性が強く、利用者の生の声に触れることができます。直感的な選択の参考になるため、根強く人気なのかもしれません。

口コミサイトの作るときのポイント

簡単な口コミサイトであれば、メジャーなCMS(Content Management System/コンテンツ管理システム)であるWordPressにプラグインを組み込むなどして、比較的簡単に作ることができます。そこでここでは、口コミサイトを構築するときのポイントを3つ挙げてみました。

テーマを決める

どのような口コミを集めるか。その軸となるテーマを明確にしておかないと、ユーザーが必要とする口コミを十分に集めることができません。広いテーマを扱う場合は、シチュエーションやエリアなどでカテゴリー化すると分かりやすくなります。

投稿したくなる仕掛けを作る

口コミを投稿してもらうためにはその動機づけが重要になります。楽しんで投稿してもらえるように、口コミに対して評価を『』で表示したり、お礼がコメントできるようにしてはいかがでしょうか。他にもイベントを開催し、実際に商品やサービスを体験してもらう機会を作るのもいいかもしれません。

分かりやすい投稿フォーム

投稿したくなるような仕掛けが用意できたなら、投稿のハードルを下げるフォームを用意しましょう。後述の「クックパッド」「Rakutenレシピ」や、このあと紹介する「転職会議」「マンションノート」などには、すべて分かりやすい投稿フォームが設置されています。投稿の煩わしさを軽減することで、口コミが投稿されやすくなる効果が期待できます。フォームについてはこちらの記事を参考にしてください。

入力フォームを飛躍的に改善するEFOツールおすすめ5選

どうやって口コミを集めるか

いざ口コミを集めようとすると意外に手段がないと感じることも多いのではないでしょうか。悲しいことに、サービスの質はどうであれ、口コミが多ければお客さんは集まります。しかし、せっかく集めた口コミがユーザーのニーズにマッチしていなければ、そもそも長く使われません。
スムーズに、かつ良質な口コミをどうやって集めるか、ここではその方法を探ってみましょう。

家族や友人に投稿してもらう

家族や友人に口コミを投稿してもらうメリットは、使用感などをフィードバックしてもらいうことで即座にサイトの改善に役立てられる点にあります。目標の投稿数になったら内容を評価し、サイトのデザインや投稿フォームなどの修正を行ってください。この段階ではオリジナリティを確保するためにサイトの情報を秘匿しておきたいので、パスワードを付けるなどの対策が必要です。

SNSを利用する

サイトが広く認知されていなければ口コミを投稿してもらうことはできません。TwitterやFacebookといったSNSの「フォロー」や「いいね!」を上手に利用してサイトの情報を拡散し、存在を知ってもらうことが、口コミをスムーズに集めるオーソドックスな方法です。

SNSの利用方法はこちらの記事で解説しています。

拡散RTで成功!Twitterを使ったキャンペーン事例10選

「いいね!」がお手軽!Facebookを使ったキャンペーン事例10選

口コミを投稿する動機づけ

口コミサイトに限らず、ユーザーから情報を投稿をしてもらうにはそのための動機づけが必要です。すぐに思いつくのは投稿にインセンティブを設定することですが、それだけで万事うまくいくとは限りません。ここで「クックパッド」と「楽天レシピ」の例を見てみましょう。

クックパッド

「クックパッド」ホームページメイン画像引用:http://cookpad.com/

「クックパッド」は、クックパッド株式会社が運営しているユーザーが料理のレシピを投稿できるサイトです。1998年にサービス開始し、月間利用者数が5,700万人(20228月時点)を超えていることもあり、レシピ投稿サイトとして最もメジャーな存在と言えるでしょう。現在は、国内外にも事業拡大しており、日本を含む世界74カ国・地域、32言語で展開しております。

楽天レシピ

「Rakutenレシピ」ホームページメイン画像引用:http://recipe.rakuten.co.jp/

「楽天レシピ」は、楽天グループが提供しているレシピ投稿サイトです。2010年にサービス開始し、月間訪問者数(ユニークユーザー数)が2,000万人(20206月時点)になっています。

どちらも同じ料理レシピの投稿サイトですが、両者にはインセンティブの有無という決定的な違いがあります。「クックパッド」にはレシピ投稿によるインセンティブはなく(有料会員になっても同様です)、対して「楽天レシピ」は レシピの投稿で10ポイントの楽天ポイントが付与されます。

「楽天レシピ」が開設されたとき話題を呼んだのは、楽天ポイントというインセンティブが強力なアドバンテージとなり、ユーザー数において「クックパッド」との逆転があるのではないかと考えられたからですが、現在そういった状況にはないようです。この例からは、ユーザーがサイトに投稿する動機は「投稿自体が楽しい」という点が伺えることから、口コミサイト構築の際には、この「楽しさ」をユーザーが十分に感じられる仕組みを作ることが大切と考えられます。

インセンティブを否定的に考える必要はありませんが、「投稿する楽しさ」が失われてしまいがちなことや、インセンティブだけを目当てにした投稿者の流入によって本来のユーザーが遠ざかってしまう、などのデメリットがあります。そのため導入には熟慮が必要なことを覚えておいたほうが良いでしょう。

口コミサイトの種類

口コミサイトは特定のジャンルに特化したものが利用されている印象があります。ある特定の分野に絞ることで、同じ興味関心を持つユーザーの声が集まりやすくなり、よりニッチで有益な情報を集め、提供する事が出来ます。

これからサイト構築するために参考になる口コミサイトを5つ紹介していこうと思います。それぞれどのような点に考慮して口コミを集めているか、参考にしてはいかがでしょうか。

飲食系

【Retty】ホームページトップバナー引用:https://retty.me/

Rettyは、全国のグルメ情報を検索できる日本最大級の実名型グルメプラットフォームです。実名制を採用することで、やらせ投稿の可能性を排除することができる為、全国の食好きユーザーがオススメするお店を探せます。
「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3種類の有料会員を設けており、Retty内の人気店ページの上位2枠に広告掲載することができます。サイト上にはSNSのような機能がついいており、「いいね」「行きたい」などのボタンがあり、 ユーザー同士が交流や共有する事が出来ます。

美容系

「@コスメ」ホームページメイン画像
引用:https://www.cosme.net/

@コスメは、月間訪問者1,430万人(全デバイス含む)、国内外40,000ブランド・商品数36万点のコスメのデータベースを誇る日本最大級の美容系サイトです。サイト自体の主な収益源は、「プレミアム会員」や「広告」となっていますが、サイト自体での収益がメインといった形ではなく、@コスメショッピングで買い物して頂く導線を引く事がメインとなっているでしょう。サイト上にはSNSのような機能がついいており、「気になる」「もっている」などのボタンがあります。 「気になる」は、購入検討中の物を一時的に保存してくれ、「もっている」は、買ったものの口コミはまだしていないものをブックマークとして保存してくれます。

医療系

「Caloo(カルー)」ホームページメイン画像

引用:https://caloo.jp/

Caloo(カルー)は、全国の登録医療機関6,500件以上もあり、病院の口コミやランキングが見られる医療系サイトです。医療機関向けに「プレミアム掲載」プランが用意されており、広告と合わせてマネタイズポイントとなっています。ユーザーの口コミを運営側がチェックしており、口コミの信憑性が担保されています。ユーザー視点ですと、「エリア」「カテゴリ」「口コミ」など様々な検索方法があるので、自分に合った病院に出会えます。

不動産系

「マンションノート」ホームページメイン画像

引用:https://www.mansion-note.com/

マンションノートは、新築・中古マンションの購入や賃貸の検討をしている方に向けた口コミサイトです。登録されている口コミ数は100万件以上。マンションだけでなく、各都道府県の地域や鉄道沿線といったエリアごとの口コミも投稿されてるのが特徴です。口コミには、マイナス評価も含めた内容が掲載されており、実際に住んでいる人からの生の声が聞けます。不動産会社と連携している送客モデルのサイトとなっています。マンションの基本情報と一部の口コミは最初から公開されていますが、非表示されている口コミもあるため、全て閲覧するためには口コミを投稿しなければなりません。

会社系

「転職会議」ホームページメイン画像

引用:https://jobtalk.jp/

転職会議は、企業に関する就職や転職関連の口コミ情報を提供するサイトです。202211月時点では、約480万件以上の企業情報と約320万件の口コミを掲載しています。企業の評判や年収に加えて、やりがい・福利厚生・退職理由などといった口コミ情報が多数掲載されています。利用ユーザー向けに月額980円の有料プランが用意されており、広告と合わせてマネタイズポイントとなっています。無料で口コミを読むには、無料会員登録を行った後、企業に関する口コミを投稿する必要があり、勤めていた会社名、氏名や住所、電話番号などを入力する必要があります。少々手間がかかりますが、ギブアンドテイクを上手に採用した自然に口コミが集まる仕組みと言えます。

まとめ

口コミサイトを作るにあたってどのように口コミを集めたらいいか、そのポイントがお分かりいただけたのではないでしょうか。インセンティブの有無に関わらず、ユーザーが口コミを投稿する動機づけ=「楽しさ」をサイト内に上手に盛り込んで、魅力ある口コミサイトを構築してください。

※記載した情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

投稿者
中山 健

株式会社セルバ代表取締役。学生時代にアルバイトでWEB製作会社に入りプログラムを覚える。大学卒業後SIerにて金融システムの開発に携わった後、再びWEB業界へ。

WEB系のプログラム言語とサーバー構築、さらにはCOBOLも出来ます!最近ではシステム開発だけでなく、SEOやマネタイズなどのグロースハックや企画を担当する事が多いです。

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