VTuberからAIキャラクターへ──株式会社Livetoon代表・木下恭佑さんインタビュー

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株式会社Livetoonは「AIが人類と共生し、人類に更なる自由と幸福をもたらし続ける世界」をビジョンに掲げ、独自の音声対話エンジン(STS/TTS)と3D表現を組み合わせたAIキャラクターを社会実装するスタートアップです。2024年3月設立。東京・中央区に本社を構え、主力プロダクトである3D AIキャラクター会話アプリ「kaiwa」の提供を軸に、Testosterone氏との「日本健幸化計画」や東大病院との実証実験など、エンタメからウェルビーイング・医療まで幅広く事業を展開しています。2025年12月には総額7,500万円の資金調達を実施しました。

今回は株式会社Livetoon代表取締役の木下恭佑さんに、弊社の事業内容・強み・働き方・求める人材像、そして今後のビジョンについてインタビューしました!

目次

プロフィール紹介

木下 恭佑さん
株式会社Livetoon 代表取締役 / CEO。P&G MarketingでブランドSK-IIを担当した後、海外向けVTuber事務所を設立し約2年でM&Aを実現。その後もエンタメ関連企業を複数立ち上げ、2024年3月に株式会社Livetoonを創業。AIキャラクター・クリエイター・ヘルスケアの各領域を横断し、「AIが、生きる理由になる。」の実装を目指して事業を牽引している。

AIキャラクターとの会話で、心に”もうひとつの支え”を ── 株式会社Livetoonの事業とは

木下さん:弊社は、STS(Speech to Speech)を使い、AIキャラクターと自然に会話できる仕組みを開発・提供している会社です。キャラクターと話せるようにするだけでなく、コンパニオンのように日常で扱えるプラットフォームとして展開しています。

顔出しや声出しをしていないIPを持つ方にも、AIキャラクターとして話せる仕組みを提供し、そのままマネジメントまで担うことがあります。ひとことで言えば、AIキャラクターを社会に実装していく会社です。

事業・プロダクト内容
kaiwa3D AIキャラクターと音声・テキストで会話できるビデオ通話アプリ。「ともだちAI」をコンセプトに、1対1で心に寄り添う会話体験を提供
IP支援・タレントマネジメントIPを持つクリエイターや企業向けに、AIキャラクター化と会話機能の実装を支援。Testosterone氏との「日本健幸化計画」もこの文脈で推進
AI受託開発東大病院と「統合型ヘルスケアシステムの構築における生成AIの活用」の実証実験を実施。医療・ウェルビーイング領域にも展開
AIキャラクター生成基盤(開発中)3DモデルとAI会話機能を組み合わせ、誰でもAIキャラクターを作れるプラットフォーム。素人からクリエイター・エンジニアまで対応予定

会社概要

項目内容
設立2024年3月1日
本社東京都中央区湊1-8-11 八丁堀エイトビル2階
代表代表取締役 / CEO 木下 恭佑
資本金139,787,375円(資本準備金込み)※2025年12月現在
ビジョンAIが人類と共生し、人類に更なる自由と幸福をもたらし続ける世界
主な実績kaiwa提供、東大病院との実証実験、Testosterone氏との日本健幸化計画、総額7,500万円の資金調達(2025年12月)

VTuberからAIキャラクターへ ── 株式会社Livetoon創業のきっかけ

木下さん:弊社の出発点は、もともと手がけていたVTuber事業にあります。VTuberの会社を立ち上げて売却し、その後もクリエイター向けのサービスを手掛けてきました。エンタメ、とくにキャラクターやクリエイターの領域にずっと身を置いてきたわけです。

エンタメの本質を突き詰めると、みんなが楽しめること、心のちょっとしたバリアをクリアしていくことに行き着くと考えています。

VTuberは中に人がいましたが、24時間365日話せる存在のほうが、人間の活動の限界を超えてより多くの人を幸せにできる。そう気づいたことが、AIキャラクターへ舵を切る決め手になりました。

自社エンジン開発と消費者起点の設計 ── 株式会社Livetoonの強み

木下さん:弊社の強みは、技術とマーケットの両方を理解する人材がいること。技術とビジネスをシームレスにつなげられる点は、弊社ならではの持ち味だと思っています。

もう一つの強みが、TTSをフルスクラッチで自社開発していることです。既存のLLM・TTS・STTをそのまま組み合わせる会社が多いなか、弊社は中身まで理解したうえで内製しています。

さらに、キャラクターがユーザーにどんな感情を与えるべきかを先に定義してから技術を作りにいく——この消費者起点の設計思想こそが、技術ドリブンの会社との根本的な違いです。

出社推奨と「Consumer is Boss.」 ── 株式会社Livetoonの働き方と社内文化

木下さん:働き方は出社をベースに推奨しています。リモートも可能ですが、出社しているほうが生産性は明らかに高いと感じているためです。

社内コミュニケーションの土台にあるのは、全員が共有する共通言語です。「Consumer is Boss.」——ボスは消費者である、という考え方を全員が持っているので、議論の判断軸は常に「消費者にとって何がいいか」。根拠のない否定が起きにくく、目標を達成するためのプロセスを一緒に組み立てる、建設的な会話が日常になっています。

また私自身、社員に積極的に声をかけるようにしています。私に足りない部分をみんなで補い合って組織の力を最大化する——そんな会社であり、関係性であり続けたいです。

項目内容
勤務スタイル出社推奨(リモート併用可)
勤務時間フレックスタイム制(コアタイムあり)
休日完全週休二日制・特別休暇・有給休暇
コミュニケーション文化「Consumer is Boss.」を共通言語に、目的ベースの議論が日常的
代表との距離感月2回ほど代表も交えた食事会あり。フラットな関係性

AI×ヘルスケアの最前線に立てる ── 株式会社Livetoonで働く魅力

木下さん:スタッフ目線での働く魅力は、AIとヘルスケアという、いま最も急成長している二つの産業の最前線に立てることです。すでに大きな市場でありながら、さらに広がり続けている。国も世界も力を入れる領域に乗れる臨場感は、働くうえで大きなモチベーションになるはずです。

スタートアップならではの魅力として、同じ志を持つ仲間と熱量高く取り組める環境もあります。周りがかなり熱いので、互いに思い上がるくらいの気持ちで戦っていける。

福利厚生という点では、超スタートアップなので大企業のような充実した制度があるわけではありません。ただ、月に2回ほど社員一同が参加する食事会(自由参加)を開いていますし、ヘルスケアを扱う会社らしく、みんなで体操やウェイトトレーニングをすることもあります

AI関連の動きに乗り遅れているメンバーは社内に一人もいない——これもひとつの魅力だと思っています。

自分と約束できる人が残る ── 株式会社Livetoonが求める人材像

木下さん:向いているのは、ひとことで言えば自分で仕事を見つけて開拓できる人です。これまで入社して辞めていった方もいますが、残る人と離れる人の違いははっきりしていて、自分と約束して動ける人は残り、上からの指示を待つ人は離れていく傾向があります。

頭の良さや能力ももちろん大切ですが、それ以上に気持ちがついてきていて、頑張りたいと思ってくれる人のほうが弊社には合っています。

私の指示が足りないところがあっても、自分で補いながら動いてくれる——そんな人と一緒に仕事をしたいと思っています。

AIやヘルスケアへの興味は、大きなものでなくて構いません。「AIを少し学びたい」「最近健康に興味がある」、そのくらいの気持ちがあれば十分です。

職種向いている人の特徴
エンジニア常時募集。AI開発・アプリ開発・インフラ・フロント/バックエンドなど、音声技術やフルスクラッチ開発に興味がある人
営業「日本健幸化計画」などIP支援事業の拡大に向けて募集。対外コミュニケーションが得意な人
タレントマネジメントクリエイター・IPを扱った経験がある、または強い関心を持つ人
共通自分で仕事を開拓できる人・指示を待たず動ける人・AIまたはヘルスケアに興味がある人

「自分に期待し続けられる人が勝つ」 ── 木下さんが考える、これからの時代を生き抜くマインドセット

木下さん:ひとことで言えば、「自分に期待し続けられる人」が強いと思います。

好きなルパン三世の言葉に、「人生を物語として捉えるんだ、まだ自分の人生に期待したいんだ」というものがあります。困難が訪れたときに「自分はダメだ」と折れるのではなく、「さあ、どうやって逆転しようか」と考えられる——この状態を保てる人は、どんな領域でも強い。

折れるかどうかを決めるのは、ほかでもない自分自身です。体力や頭の良さも大切ですが、どんな状況でも自分に期待し、折れずに続けられる人は、これからどんな時代が来ても生き残れると思っています。

エンタメのほぼすべてにAIが入り込む時代へ ── 株式会社Livetoonが描く未来

木下さん:近い将来、いま人間がやっているエンタメのほぼすべてにAIが入り込んでいくと考えています。音楽も映像も、テレビ番組までAIが作る時代がすぐそこにある。小説に人間部門が生まれたように、あらゆる領域でAIが台頭してきます。

ただ、AIが得意なのは「個別最適化されたエンタメを届けること」です。みんなが同じものに熱狂するより、それぞれが自分だけの体験を楽しむ方向へ進んでいく。

一方でそうなるほど、リアルな友達の価値が上がり、孤独感が浮き彫りになっていくとも感じています。

弊社はAIというソフトな側面と、日本健幸化計画というフィジカルな側面の両方を手がけていますが共通するのは「心が重要である」という点。心の拡張を、あらゆる角度から進めていきたいという思いで事業を動かしています。

直近では、誰でもAIキャラクターを作れるプラットフォームの開発を進めています。3Dモデルを取り込んでAIキャラクター化し、会話もできて仕事の手伝いまでしてくれる——そんな「AIキャラクター工房」を一般に開放する。弊社だけが作る時代から、みんなで競い合う時代へとシフトさせていきたいと考えています。

あわせて、Testosterone氏と進める「日本健幸化計画」も大きく広げていく考えです。メンタルを”ヘルス”するだけでなく”フィットネス”していく——体から心の健やかさを作っていく取り組みを、AIとは別の軸として育てていきます。

求職者へのメッセージ

木下さん:AIもヘルスケアも、いままさに世界が動いている産業です。そこに乗れるタイミングは、人生でそう何度も訪れるものではありません。

弊社はスタートアップなので、整った環境や充実した福利厚生を求める方には合わないかもしれません。それでも、自分で仕事を作りながら成長したい人、AIやキャラクター、ヘルスケアに少しでも関心がある人には、これ以上なく面白い環境だと思っています。

小さな興味で構いません。その気持ちを持って、ぜひ一度話しかけてみてください。

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自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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