独立11年、法人化3年。株式会社LIVALEST・東勇輝氏が貫く「直クライアント」へのこだわり

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「知識がないと、AIを最大化できないと思っています」——そう語るのは、大阪を拠点にホームページ制作を手がける株式会社LIVALEST代表の東勇輝さんです。フリーランスとして11年、法人化して3年。直接クライアントと向き合い、自ら手を動かしてサイトを作り続けてきた東さんに、この仕事にたどり着くまでの道のり、リモートで働く仲間との向き合い方、そしてAI時代にホームページ制作という仕事がどう変わっていくのかを伺いました。

目次

プロフィール紹介

東 勇輝さん
株式会社LIVALEST代表。フリーランスとして11年間ホームページ制作に携わり、3年前に法人化。大阪を拠点に、代理店を介さない直クライアントでのホームページ制作を中心に手がけている。

直クライアントにこだわる、大阪発のホームページ制作会社 ── 株式会社LIVALESTとは

弊社は拠点が大阪の、ホームページ制作会社です。基本的には直クライアントさんばかりで、代理店さんからお仕事をもらって制作するというよりは、直接お問い合わせなり紹介なりしてもらったところへ伺い、お話を聞いてウェブサイトを作るという業務をメインとしています。

法人にしたのは3年前ぐらいなのですが、僕自身は11年ぐらいこの仕事をやっています。元々は職業訓練から就職活動をしたのですが、それがうまくいかず、そのまま独立してフリーランスでやり続けてきたという流れになります。

株式会社LIVALESTの主な事業領域

大阪・関西を拠点としたホームページの企画・制作・運用サポート。代理店を介さず直接クライアントと打ち合わせを行い、要望をヒアリングした上でサイトを制作。公開後の運用や更新サポートまで一貫して手がけ、サイトを資産として育てていくことを大切にしています。

弁護士を目指した学生時代から、フリーランス11年へ

僕が大学生の時に、情報を発信して稼ごうという、いわゆる情報商材ブームの第1波のようなものがあって、そこがきっかけの1つです。ただ当時はスキルもなく、Webのスキルを使って何かしたい、ホームページを作りたいと思っても作れず終わっていたところがあって、その後アフィリエイトなどを経て、Webに携わるようになりました。

元々、僕は法学部で弁護士を目指していたのですが、高校生の時も大学生の時も、朝から決まった時間に電車に乗って定期的に行動するということがあまりできない人間で、そもそも会社員には向いていないだろうというのはありました。弁護士は僕の能力不足でなれなかったのですが、独立して、会社員ではない形で生活していくというところは昔から変わらないんです。

たまたま職業訓練に行った時、当時はホームページを作るという仕事があって、本業がなくて困っている人たちの周りでやっていった結果、今の形に落ち着いています。元々アフィリエイトで自分で作っていてネットだけで稼ぎたいなというのはあったんですけど、今もこういう形になっているという流れですね。

社長自らが手を動かす ── 他社にはない強み

直案件ばかりなので、基本的にお客さんはほとんど会いに行って話すことがほとんどです。僕は元々叩き上げというか、自分で作ってデザインもして、コーディングもしています。他の制作会社さんは、社長自体が何かしら作れたりデザインできたりする感じではないイメージがあります。僕が作れたり、そこでお話しをしてどういうところで欲しいのかが話し合えるので、その内容を決めきれるというところが強みかなと思っています。

また、ホームページを制作するだけでなく、作った後の運用もサポートしています。サイトの更新が止まるとマイナスな印象を与えてしまうので、制作して終わりではなく、ホームページを資産に変えるためにちゃんと育てていくというところですね。あとは単純に、僕が手を動かせば人件費は0なので、お安く作れますというのも1つの強みです。

コロナ禍で失った横のつながり、得た仲間

僕がやり始めて軌道に乗った時ぐらいにコロナになったんです。売上が落ちたということは全然なかったのですが、僕はどこかのウェブ制作会社で働いていたということもなくて、ちょうど交流会などに行き出して横のつながりができていたタイミングでコロナになったので、そこで人間関係、特に横の人間関係が切れた感じはあります。

ただ逆に、コロナがあってこの業界がすごく流行ったので、今現時点で人材というところで言うと結構困っていません。コロナをきっかけにリモートでやりたい、手に職をつけてやりたいというコーダーさんやデザイナーさんが爆発的に増えて、お問い合わせフォームからたくさんご連絡をいただいて、そういった中で一緒に仕事をする人は今結構多いんです。他の業界だと人材が足りない、いい人が入ってきてくれない、すぐ離職してしまうというところがあると思うのですが、この業界はコロナをきっかけにリモート志向の人が増えたことが、今非常に助かっている部分ですね。

大阪から静岡、福岡へ ── 全国に散らばるチームとの向き合い方

1年ぐらい前から本格的に、組織として3人体制でやっていて、今年の7月からは僕が少し抜けつつ、4〜5人体制で自発的に動いてもらっています。住んでいる場所はバラバラで、静岡の人も福岡の人もいます。不思議とほぼ皆さんお子さんがいらっしゃって、フルリモートで日中働いてもらう必要があるので、そういう人が多いという印象です。組織外でスポット的にお願いするデザイナーさんなども、日中対応できる、お子さんがいらっしゃる方が多い傾向にあります。

関わり方として意識していることは、あまり何も言わないようにしていることです。ポイントポイントで言うようにはしていますし、急に任せるのも難しいところではあるのですが、極力それぞれのスタッフで回せるようにというところは意識しています。フルリモートはメリットでもありデメリットでもある側面があるので、Zoomで月1回、何もなくても30分程度、雑談するようにはしています。僕から仕事に関係することも家族的なことも何でも発信して、チームの会話や雑談のきっかけになればいいなと思ってやっています。

「伸びたい人には機会を」── フリーランスでもスキルは伸びる

コロナが終わってフルリモートの会社が増えているニュースはたくさんありますし、それに応じてフリーランスが減って会社員に戻るという流れがある中で、「フリーランスだとスキルが伸びない」と言われるケースの記事をよく見ます。ただ僕自身がずっとフリーランスで11年間やってきて、スキルが止まっているかというと、そうでもなく、お客さんが求めていることをどんどん追求していったら、それに応じて伸びていくと思っています。

それは他のメンバーでも同じです。伸びたくない人もいるし、固定でこれだけのことしかやりませんというメンバーもいて、それはそれでいいと思っています。ただ、お子さんがいて時間が限られている中でも、デザインだけでなく新しいことをしたいという希望があれば、ディレクションをやってほしい、今後こういった知識を身につけていってほしいというように伝えるようにしていて、本人がどうなっていきたいかというところは聞くようにしています。

何年も一緒に仕事をしていると、その人が別のことをやっている、チャレンジしているという姿を見られるかどうかは、僕自身が大事にしていますし、一緒に仕事をする人にも見ているポイントです。

求める人材像 ── 安定したコミュニケーション

リモートワークだからこそ、状況を適切に共有し、困ったときに相談し合える関係性を大切にしています。一緒に働く上で、安定してコミュニケーションをとれる人がより良いと感じています。

土日も対応する、信用を守るための心がけ

フルリモートは仕事と遊びの時間の境目があまりありません。土日でも「サイトがおかしい」と電話がかかってくることは全然あり、こちらのミスで連絡が取れないとなると信用毀損につながるので、緊急事態の時ほど早くレスし、今の状況を伝えて処理することを東さんは心がけているといいます。

知識がなければ、AIは最大化できない

B2Bの企業では、社長やご担当者が自分のリソースを使ってホームページを作るというイメージはあまりありません。社員さんからしたら別にメリットがないので、自社のホームページ作りをお願いされて業務として発生するのであれば話は別ですが、なかなか大変ですし、知識がなければ難しいでしょう。

個人事業主の方であれば、リソースがない中でAIと喋りながらホームページを自分で作るという動きはあり得ると思いますが、単価という面では、AIによって工数が削減できる分、もしかしたら安くなるかもしれませんね。

もう1つ、知識がないとAIを最大化できないと思っています。例えばECサイトを持って顧客情報を管理して、それをAIでやって、何か起こった時にセキュリティの知識がなければ、何が起きているのか、どこを防いだらいいのか分からない。知識の穴は絶対に出てきます。これはどの分野でも同じで、税理士さんがAIを使うとしても、税理士さんの知識があってAIと組み合わせることでAIの力を最大化できる。僕が税理士業界を全然知らずにAIを使っても、その分野では負けていくと思うんです。知識に応じて最大化ができる人が使う方が、行動の全体像を早く読み解けるので、AIの力を最大化できるんじゃないかなと思います。

株式会社LIVALESTが大切にしている3つのこと

① 社長自らが手を動かす、ものづくりへのこだわり
デザインもコーディングも自ら手がけ、お客様と直接内容を決めきれる体制

② つくって終わりにしない、運用までの伴走
ホームページを資産として育てるための、公開後の更新サポート

③ 本人の「やりたい」を起点にした成長機会
フリーランス・業務委託メンバーであっても、希望に応じて挑戦できる環境

今後の展望 ── AIを切り口に、要件定義力を広げていく

AIを切り口としてやっていこうと思っています。ウェブ制作自体はウェブ制作としてあるのですが、何を作りたいか分からないお客さんに対して僕が話を聞いて、どういうものを作りましょうかと提案していく要件定義というところは、制作だけでなく開発領域でも通用するんじゃないかと思っています。そこにAIを絡ませて、AIを軸にした違うお客さんとの課題解決みたいなところにも、少しずつ動き始めているところです。

読者へのメッセージ

僕自身、会社員になったことがないので何とも言えない部分もあるのですが、1つ言えるのは、情報のキャッチアップはやっぱり必要だということです。他の経営者さんと話す時に、AIの話であったりちょっとした困りごとに対して、僕の方で知識があれば解決できて、それが実際にお金として発生するということを何度も経験してきています。

Webに関わらず、興味がある部分に関してキャッチアップをし続けていると、今回のようにAIが出てきて、その興味関心の部分とAIをかけ合わせて自分の事業を作るきっかけにもなりますし、会社を探すきっかけにもなると思うので、興味関心のある部分の情報をキャッチアップし続けることは大事かなと思っています。

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編集後記

フリーランス11年、法人化して3年。社長自らが手を動かし、直クライアントとの関係を大切にしてきた株式会社LIVALEST。東氏が語る「知識がないとAIを最大化できない」という言葉は、ホームページ制作の業界に限らず、AI時代にどの分野で戦うにしても自分の専門性をどう深めるかを考えるヒントになるのではないでしょうか。

あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

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自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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