メタバース採用|話題性のある採用手法は導入すべきなのか?

Web集客に悩んでいませんか?

アクセスはあるのに成果が出ない…

マーケティング施策に手応えがない…

そんなあなたに、成功事例や最新ノウハウを無料で配信中!

\ 名前とメールアドレスだけ!10秒で登録完了 /

会社情報 | 実績 | サービス

最近よく聞く“メタバース採用”、うちでも取り入れるべき?

話題性はあるけど、実際どれだけ効果があるのか分からない…

採用の手法が多様化するなかで、メタバースを活用した採用活動に興味を持ちつつも、具体的なイメージが湧かずに戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
特に人材業界や企業の採用担当者にとって、本当に自社に合っているのかや、予算や工数に見合うのかは重要な判断ポイントです。

この記事では、メタバース採用の特徴や事例、よくある誤解、導入のハードルを整理しながら、最終的に「自社にとってベストな採用手法とは何か?」を一緒に考えていきます。

目次

メタバース採用とは

近年、注目を集めている新しい採用手法のひとつ、「メタバース採用」。
仮想空間を活用し、企業説明会や面談、交流会などを3Dや2Dのバーチャル空間で実施するこのスタイルは、特にZ世代を中心とした若年層との新しい接点として関心が高まっています。

とはいえ

話題にはなっているけど実際はどうなの?

従来のWeb説明会と何が違うの?

といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、メタバース採用の概要や他の手法との違い、活用事例などを交えながら、その可能性と現実的な検討ポイントを見ていきます。

Web説明会とメタバース採用の違い

オンライン採用が一般化する中で、多くの企業が活用しているのが「Web説明会」と「メタバース採用」です。
どちらも場所にとらわれず情報を届けられるという点では共通していますが、体験の設計や参加者との関わり方に大きな違いがあります。

Web説明会は、Zoomなどの配信ツールを用い、企業側が事前に準備した資料をもとにプレゼンテーションを行う形式が主流です。参加者は視聴を通じて手軽に情報を得ることができ、企業側にとっても比較的シンプルな運営が可能です。

一方で、メタバース採用では、仮想空間上に企業のブースやステージを設置し、参加者はアバターを通じて空間内を移動しながら交流します。担当者と気軽に話しかけたり、他の参加者と情報交換したりと、より没入感のある体験が特徴で、企業の雰囲気や文化を“空気感”として伝えやすいという利点があります。

それぞれの採用手法にはメリットも多いですが、目的やターゲット層に応じて最適な手法は異なります
情報を効率的に届けたいのか、印象や体験価値を重視したいのかなど、そのバランスを考えることが重要となります。

メタバースを使った採用活動事例

では、メタバースで採用活動を行った事例を3つご紹介します。

①【ネオキャリア × 就活ひろば】合同メタバース説明会を大規模開催

画像引用元:NEO CAREERニュース

人材サービス大手「ネオキャリア」と就活情報サイト「就活ひろば」は、学生向けのメタバース合同企業説明会「メタバース新卒採用EXPO」を開催。
参加者はアバターで仮想会場を自由に巡り、企業ブースで説明を聞いたり、採用担当者とチャットで交流することが可能なイベントとなりました。
地方・中小企業を含む数百社が出展し、学生は自宅から手軽に参加。
地理的な制約を超えた接点創出と、多様な企業との出会いを実現しました。

②【中京テレビ放送】学生との新たなコミュニケーションの創出

画像引用元:中京テレビビジネス開発グループ SWING PROJECT

中京テレビは、学生とのコミュニケーションを深めることを目的に、メタバース空間での会社説明会を実施。
参加者はアバターを使って自由に会場を歩き回り、匿名のまま企業担当者に直接質問できる仕組みを導入しました。
匿名性を活かした“本音の対話”によって学生の参加意欲が高まり、説明会の満足度は95%、応募倍率は2倍に増加するなど、定量的にも成果を上げています。
従来のオンライン説明会では得られない、双方向かつ没入感のある採用体験を実現しました。

③【近藤設備設計(愛知県小牧市)】認知を拡げるためのメタバースという選択肢

画像引用元:こまき新産業振興センター

愛知県小牧市にある中小企業・近藤設備設計株式会社は、立地的な課題として「応募者が来社しづらい」、「会社の魅力が伝わりにくい」を挙げていました。
そこで地方自治体のデジタル化支援補助金を活用し、メタバース空間上で社内を再現したバーチャル説明会を実施。
参加者はアバターで社屋を自由に見学したり、仕事の工程や社風を体験でき、応募者数の底上げに貢献しました。

メタバース採用を行う目的

メタバースを活用した採用活動は、単なる話題性を狙ったものではなく、企業が抱える具体的な採用課題への対応策として導入されるケースが増えています。
中でも大きな目的として挙げられるのが、若年層との接点づくりです。

従来のオンライン説明会では参加者との距離感や印象形成の面で課題が残っていましたが、メタバースでは仮想空間内でアバターを介して企業と学生が自由に会話できるため、より自然なコミュニケーションが生まれやすいという特徴があります。Z世代のようなデジタルネイティブ層には、親和性の高いアプローチだと言えます。

また、企業のカルチャーや職場の雰囲気を“体験”として伝えられるのもメタバースならではの魅力です。
資料や動画では伝わりにくい空気感を可視化することで、入社後のミスマッチ防止にもつながります。
オンライン上でのイベントに慣れてきた求職者に対し、他社と差別化された印象を残すという点でも、メタバースは有効な手段といえるでしょう。

メタバース空間の種類

ひと口に「メタバース採用」といっても、その空間の種類や体験のレベルにはさまざまなバリエーションがあります。VRゴーグルを使った没入型の3D空間もあれば、PCやスマホから手軽にアクセスできる2D型のバーチャル空間も存在します。
ここでは、それぞれの空間が持つ特徴や活用の仕方について具体的に紹介していきます。

VR機器を利用する3D空間

VRゴーグルなどの専用デバイスを用いた3Dメタバース空間は、まさに“バーチャル空間に入り込む”ような没入体験が特徴です。建物やオフィス、展示ブースなどが立体的に再現され、ユーザーはアバターを通じてその空間を自由に歩き回ることができます。
現実に近い動きや視点での体験が可能なため、リアルイベントに代わる新しい採用体験の場として注目されています

こうした空間は、特にITリテラシーの高い技術職志望者や、エンタメ・ゲーム業界を志望する層との親和性が高く、自社の技術力や先進性をアピールしたい企業に適しています。
また、職場をVRで再現して体験してもらうような取り組みもあり、企業のカルチャーを感覚的に伝える手段としても活用されています。

一方で、利用には専用機器が必要となるため、参加者側の環境によって参加ハードルが上がってしまいます。
活用する場合は、限定的な対象層に向けた施策として位置づけるのが現実的でしょう。

特別な機器は不要な2D空間

VRゴーグルなどの専用機器を使わず、PCやスマートフォンのWebブラウザからアクセスできる2D型のメタバース空間も注目されています。
視点は見下ろし型や横スクロール型などで、グラフィックも比較的シンプルな設計が多く、ゲーム感覚で空間を移動したり、他の参加者と会話したりできるのが特長です。

こうした空間は、ITリテラシーを問わず誰でも気軽に参加できるのが最大の魅力で、職種や年齢を問わず幅広い求職者層へのアプローチに適しています。
バーチャル合同説明会、個別面談、登録者向けのオリエンテーションなど、従来の採用施策をより双方向・体験型にアップグレードできる手段として活用が進んでいます。

また、企業側の運用負担も比較的少なく、短期間で導入可能なSaaS型サービスが多いため、コストを抑えつつ“新しい採用体験”を取り入れたい企業にとっても現実的な選択肢となります。

どんな人をターゲットとするか

メタバース採用は、ターゲット層に応じて適切な形式を選ぶことが重要になります。
たとえば、VR機器を使った3D型メタバースはITエンジニア志望やゲーム業界を目指す学生など、技術的な好奇心や没入型の体験を好む層に響きやすい傾向があります。
また、ブラウザで参加できる2D型メタバースは、事務職や営業職志望など、ITリテラシーが高くなくても参加しやすく、幅広い求職者に対応できます。

一方で、Web説明会は情報を効率的に取得したい層に向いており、リアルイベントは対面の空気感や細かな所作を重視する層に好まれます。
このように、メディアの選択は「誰に何を伝えたいか」によって使い分けることが求められます

スクロールできます
採用手法向いているターゲット層特徴・参加傾向
VR対応3D空間・ITエンジニア志望
・ゲーム/クリエイティブ職志望
・技術への興味が強い
・体験重視型
2D型メタバース・営業・事務
・接客職志望・若手全般
・スマホやPCで気軽に参加したい
・カジュアルな場に慣れている
Web説明会・情報収集を効率化したい学生
・転職者
・とにかく情報を知りたい
・短時間で参加したい
リアルイベント・対面重視の求職者
・社会人経験者・地方志向
・直接の雰囲気や対応を見て判断したい

実は多い?メタバース採用に関する誤解

「メタバース採用」と聞くと、さまざまなイメージを持たれることもありますが、実際には誤解による先入観で選択肢から外されているケースも多く見られます。
ここでは、よくある誤解とその実情を整理しながら、導入を検討するうえでの判断材料として参考にしていただけるよう、わかりやすく解説します。

【よくある誤解①】
メタバース採用にはVRゴーグルが必要不可欠?

実際には・・・
すべてのメタバースがVR機器対応というわけではありません。
多くの企業が利用しているのは、PCやスマートフォンのブラウザから参加できる2D型のメタバース空間です。特別な機器がなくても十分に体験型採用は実現可能です。

【よくある誤解②】
メタバース採用は一部の大企業にしかできないのでは…?

実際には・・・
確かに初期は大手企業が先行していましたが、現在ではSaaS型の手軽なツールも増え、中小企業や人材会社でも導入事例が広がっています。目的や予算に応じた導入の柔軟性があります。

【よくある誤解③】
メタバース採用を導入しないと時代遅れ?

実際には・・・
メタバースはあくまで選択肢のひとつです。
企業によってはWeb説明会やリアルイベントの方が効果的な場合もあります
「誰に何を伝えたいか」に応じて最適な手段を選ぶことが重要です。

【よくある誤解④】
採用効果はすぐに出る?

実際には・・・
メタバースを導入しただけで応募が急増するわけではありません。
あくまで“体験価値を高める施策”であり、コンテンツ設計や参加者フォローなど、他の採用施策と組み合わせて成果を出す必要があります。

【よくある誤解⑤】
メタバース空間は高額?

実際には・・・
自社開発となると確かにハードルが高いですが、既製のメタバースサービスを活用すれば、初期費用を抑えてすぐに導入することも可能です。無理なくスモールスタートする企業も増えています。

メタバース採用は導入すべき?

注目を集めるメタバース採用ですが、果たしてすべての企業にとって導入すべき手法なのでしょうか。
話題性や先進性に魅力を感じつつも、コストや運用の面で不安を抱える担当者も少なくありません。

ここでは、開発費用や活用目的、他の手法とのバランスなどを整理しながら「自社にとって本当に効果的な採用手法とは何か?」を考えるきっかけをお伝えしていきます。

導入する際の開発費用

メタバース採用を検討する際、多くの企業が気になるのが「どれくらい費用がかかるのか」という点です。
結論から言えば、選択する手段によって費用感は大きく異なります

たとえば、自社専用の3D空間を構築し、VR対応まで含めてフルスクラッチで開発する場合は、数百万円〜1,000万円以上の予算が必要になることもあります。
一方で、既存のSaaS型メタバースツールを使えば、初期費用を抑えて数万円〜で始められるプランも存在します。

ただし、低コストで導入できても「求めていた体験ができなかった」、「社内で運用が回らなかった」といったケースもあるため、費用だけでなく、目的や運用体制に合っているかどうかを軸に判断することが重要です。

以下に、メタバース導入の主な形式ごとの費用感と特徴を比較できる表をまとめました。

スクロールできます
導入形態費用目安特徴向いている企業
自社開発(フルスクラッチ)500万〜1,000万円以上フルカスタマイズ可能。技術力・運用負荷が大きい技術ブランディング重視/IT企業など
既存メタバース活用(API連携あり)初期30〜100万円+月額数万円カスタマイズやポータル連携が可能中堅企業/人材紹介会社など
SaaS型(カスタマイズ最小)初期数万円〜+月額1〜5万円程度手軽に導入可能。機能制限あり小規模〜中小企業/試験導入向け

採用活動と話題性のバランス

メタバース採用は話題性があり、先進的な企業イメージを演出する手法として注目を集めています。
しかし、採用活動において本当に大切なのは「話題になること」ではなく「自社に合った人材と出会い、確実に採用につなげること」です。

たとえば「採用専任の担当者がいない」、「選考プロセスを効率化したい」、「ミスマッチを防ぎたい」といったニーズを抱える企業にとって、メタバースイベントは手間やコストがかかってしまうこともあり、負担が大きい場合もあります。
仮に話題性があっても、採用活動に十分な時間や予算を割けない企業にとっては、運用が続かないというリスクも考えられます。

また、話題性重視の施策を打つことで、応募者の数は増えても“定着する人材”との出会いにはつながりやすいかは別問題です。
採用活動の本質は“目立つこと”ではなく、“出会うべき相手にきちんと届けること”です。
そのため、自社のリソースやターゲット層に合わせてどの手法を選ぶべきかは、冷静に見極める必要があります。

採用活動を最大化するために

採用活動を最大化するために大切なことは、自社の目的・採用体制・リソースに合った方法を選び、それを着実に運用していくことです。

たとえば、採用ブランディングに力を入れたい企業にとっては、メタバースのような新しい取り組みが有効に働く可能性がありますが、「少人数採用を効率的に行いたい」、「業界経験者と早く出会いたい」といった企業には、ポータルサイトやスカウト型採用の方が成果につながりやすいケースもあります。

話題性に左右されすぎず、自社の採用課題と向き合い、“誰に・何を・どう届けるか”を丁寧に設計することこそが、結果として採用活動の効果を最大化する最も確実な道となるでしょう。

かと言って「今までやってきたけど、上手くいっていない」と採用活動に悩む企業も多いかと思います。
その場合は、新しい手法に頼るのではなく、今一度採用課題を洗い出すところから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

メタバース採用は、若年層へのアプローチや企業ブランディングに効果的な一方で、費用や運用の負担、導入目的とのミスマッチといった課題も存在します。
確実にターゲット人材と出会い、効率的に情報を届けるためには、自社の採用課題を改めて洗い出し、土台となる採用インフラの整備が欠かせません

弊社では、人材紹介・派遣会社向けに、求職者送客サービスや求人ポータルサイトの開発支援を行っています。
ご興味のある方は、ぜひこちらも合わせてご覧くださいませ!

\人材会社支援実績110社以上/

WEB事業でお困りではありませんか?

サイトのアクセスが増えない……

開発会社ってどこも同じに見える……

自社がもらえる補助金はある?

WEB業界・人材業界で20年以上の実績!
システム開発のほか、補助金や集客の支援も承っております。
お気軽にご相談ください。

\ 小さなことでもお気軽に /

会社情報 | 実績 | サービス

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

U・Aのアバター U・A WEBマーケター

広告営業→誌面編集→販売接客→マーケティングと様々な経歴を持つ1児の母。
子育てしながらも、自分の想像力を活かした仕事がしたいと、マーケティング未経験者ながらセルバに入社。
日々勉強しながら、SEO対策などに従事。ウェブ解析士の資格持ち。

目次