キャバクラ求人の掲載費用って本当はいくら?主要媒体を徹底比較

「キャバクラで働きたい!」と思った女性が、必ず目にするのが求人サイト。
ポケパラや体入ショコラ、バイトルなど、さまざまな媒体がありますが、求人を掲載するお店側からすると



求人掲載の費用ってどれくらいかかるの?



本当に広告に書かれている通りに採用できるの?
といった疑問がつきものです。
今回はキャバクラ求人サイトの掲載料金を主要媒体ごとに徹底比較しつつ、広告費用の相場、嘘や誤解を招きやすい表現の実態まで、キャバクラ求人サイトの開発を手掛け、自社でも運営している側の目線で解説していきます。
キャバクラ求人サイトの基本構造


サイトによって違いはありますが、キャバクラの求人を掲載できる媒体は概ねこのような構造になっています。
- 大きく分けて掲載課金型と成果報酬型の2パターンがある
- 成果報酬型は応募成立で課金・体入完了で課金・採用決定で課金の3パターン
- 求人を目立たせて露出を高めるには上位プラン契約やオプションが必要
求人に限らず広告業界のビジネスモデルは「集客できる見込みの高さ」に対して課金が発生する仕組みです。
掲載費用の相場
キャバクラ求人の掲載費用は、媒体や枠によって大きく変動しますが、ざっくりとした相場は以下の通りです。
- 中小規模の店舗・地方:10~20万円/月
- 大型店舗・競争が激しいエリア:30~50万円/月
- 歌舞伎町・錦などの一等地:100万円~/月
地方の小さい店舗であれば「応募が月に10件あれば十分」でしょうし、一等地の大型店舗なら「毎月50人以上の応募がないと困る」というケースも珍しくないため、一概にひと月あたりの金額だけでは高い・安いは判断できません。
求人の掲載費用は「投資」と捉え、採用コスト1人あたりいくらになるかを計算して判断する必要があります。
店舗オーナーが失敗しやすいポイント
失敗する原因は大きく分けて「安易な思い込み」「誇張した原稿」「効果検証の放置」の3つに集約されます。
これらは一見すると小さな判断ミスに見えますが、積み重なれば数十万円単位の損失に直結するもの。
求人は“掲載すること”がゴールではなく、“採用につなげること”がゴールであるという意識を持たなければなりません。
安易な思い込み
地味に多いのが、「求人を掲載したんだから応募が増えるだろう」という安易な思い込みです。
とくに初めて求人を掲載するオーナーほど、媒体選びや求人原稿の作り方を軽視して、結果的に費用だけがかさみ、採用につながらないという状況に陥りがちです。
求人を掲載しただけで応募が急増すると思い込み、「どれくらい応募があり、そのうち何人が体入・入店につながったのか」といった基本的なデータを追っていないところは少なくありません。
気づけば数ヶ月間ほとんど成果が出ていないのに高額なプラン料だけを払い続けていた、という残念なケースも存在します。
安さだけで決める
料金の安さだけで媒体を決めて失敗するケースも多いです。
もちろんコストを抑えるのは大事ですが、「安い=効果が薄い」とは限らない反面、「高い=効果が出る」とも言えません。
エリア特性やターゲット層との相性を考慮せずに契約してしまうと、応募が集まらず、数か月後に「やっぱり別媒体に変えよう」と二重の出費になることもあります。
求人原稿の誇張
求人原稿を誇張しすぎるのも大きなリスクです。
「完全自由出勤」「ノルマ一切なし」など耳触りの良い言葉を並べても、実際の勤務条件と乖離があれば不信感を抱かれ、採用は遠のきます。
体入に来てもらえても実態とのギャップで辞退される、入店しても長続きしないといったトラブルにつながり、結果として採用コストが跳ね上がってしまうのです。
主な求人媒体と掲載費用
媒体名 | 主な特徴 | 掲載料金の目安 | 向いている店舗タイプ |
---|---|---|---|
ポケパラ | アクセス数が圧倒的に多い キャストブログやイベント情報も掲載できる | 下位枠:月10万円前後 上位枠:月30~50万円以上(都心一等地はさらに高額) | 大型店舗 エリア内で知名度を上げたい店舗 |
セルワークキャバクラ求人 | 関西圏の求人に特化 男性スタッフの求人にも対応 | 応募1件につき数千円~ (条件により応相談) | 費用対効果を重視する店舗 無駄な費用は払いたくない店舗 |
体入ショコラ | 体験入店に特化 未経験者・学生・副業層に強い 全国展開で地方求人にも対応 | 月額10万円前後 成果課金型:体入成立で1~2万円/件 | 中小規模の店舗 リスクを抑えて応募を確保したい店舗 |
バイトル | 一般アルバイト層も流入 | ナイトAプラン:約6万円/4週間 ナイトDプラン:約19万円/4週間(関東主要エリア例) | 学生・副業層をターゲットにしたい店舗 安心感を打ち出したい店舗 |
その他媒体(LINE求人・SNS広告など) | 若年層への訴求に強い 短期バイト感覚で応募が集まりやすい | 広告配信型(1クリック数十円~/応募単価数千円~) | 若年層にリーチしたい店舗 SNSでの認知度を高めたい店舗 |
ポケパラ


ポケパラは、キャバクラ求人媒体の中でも最大手クラスの集客力を誇ります。
「ポケパラで上位に出せば応募は確実」と言われる一方、資金力のある大型店舗が有利になるため、中小規模の店舗は競争に押し負けてしまうケースも。
特徴
- 店舗ページと連動してキャストブログやイベント情報も出せる
- アクセス数は他媒体の数倍以上
- 広告枠は「上位プラン」と「下位プラン」で大きな差がある
掲載費用
- 下位プラン:月額10万円前後
- 上位プラン:月額30~50万円以上
- オプションで「バナー広告」や「特集枠」を追加すればさらに加算
セルワークキャバクラ求人


セルワークキャバクラ求人は、関西(大阪・京都)に特化したキャバクラ求人サイトです。
キャスト志望の女性だけでなく、男性向けの求人も扱っており、黒服や幹部候補の求人も掲載できます。
掲載費用は完全成果報酬型で、弊社セルバが運営しております。掲載希望の店舗様・企業様はこちらからお問い合わせください!
特徴
- 関西圏(大阪・京都)に特化
- 女性キャストだけでなく、男性スタッフの求人も掲載可能
- 大阪で20年以上WEB事業を行ってきたセルバが運営
掲載費用
成果報酬型。応募1件につき数千円~(条件により応相談)
体入ショコラ


体入ショコラは「体験入店に特化した媒体」として知られています。
ナイトワークに慣れていない女性が「まずは1日だけ働いてみたい」と思ったとき、最初にチェックする確率が高いサイトです。
「固定費を抑えて成果課金でリスク分散」という点で、資金に余裕のない中小店舗にも利用されやすいのが特徴です。
特徴
- 求人記事がシンプルで分かりやすい
- 未経験者向けのコンテンツが豊富
- 全国展開で地方都市の求人もカバー
掲載費用
- 月額固定プラン:10万円前後
- 成果報酬型:体入成立ごとに1~2万円の課金
- 入店成立の場合、さらに成功報酬が発生
バイトル


バイトルといえば一般的なアルバイト情報サイトのイメージが強いですが、ナイトワークの求人も積極的に掲載しています。
一般求人と同じUIで気軽に検索できるため、学生や副業志望層の流入が期待できます。
ただし、キャバクラ専門ではないため、応募者の質はややバラつきあり。
ナイトワーク志望度が高いユーザーはポケパラや体入ショコラに流れる傾向があります。
掲載費用
- 一般求人と同様にエリア・掲載枠で料金が変動
- 月額5~15万円程度が目安
- 大手媒体のためブランド力が高く「安心感」を打ち出しやすい
「キャバクラ求人の嘘」とは?


実際に面接を受けたり、キャストとして働く女性から「求人に書かれていた条件と違った」という不満を聞くことがよくあります。
キャバクラの求人で代表的な嘘や誇張表現は以下の通り。
よくある誇張・嘘
- 「時給5,000円~」と記載していたのに、お客様がついていなければ時給2,500円
- 「完全自由出勤」とあるのにシフト調整を求められる
- 「ノルマなし」と言いつつ暗黙の売上目標あり
- 間口広げのために未経験者歓迎を謳いつつ、実際には採用しない
これらは店舗側が「応募を増やすために条件をよく見せたい」と考えて行っているケースが多いのが実情です。
広告代理店の裏事情


意外と知られていないのが、広告代理店の存在です。
求人媒体に掲載する際、多くの店舗は代理店を通じて契約をします。「プランの提案」「求人原稿の作成」「効果分析」などを代行してくれる便利な存在ですが、当然ながら彼らの利益は広告費に連動しています。
そのため、ときには「応募を増やすにはこの表現を使いましょう」と、誇張したコピーを勧めてくることもあるのです。
「キャバクラ求人の嘘」は店舗だけの問題ではなく、代理店の提案スタイルや商習慣も影響しているケースもあります。
応募者からすれば条件の食い違いに見えても、裏側には「求人をより魅力的に見せたい」という業界構造があるのです。
費用対効果を高くする求人掲載戦略


実際に求人を掲載してみて、「思ったより応募が来ない」「せっかく応募はあったのに定着しなかった」という声は少なくありません。
逆に、ちょっとした工夫で応募が急増したり、定着率が改善したりと、結果が大きく変わる店舗も存在します。ここからは、そんな成功と失敗のリアルな事例を見ていきましょう。
川崎のキャバクラ
長期で働けるキャストが少なく、入れ替わりが激しいことが課題でした。経験者を採用したいものの、他店との差別化が難しく、高時給のアピールだけでは応募が集まりにくい状況でした。そこで、バイトルを活用し、「1日3時間から応相談」「週1日OK」などの条件を強調し、経験者向けに「時給アップ制度」や「バック制度」の詳細を明記。さらに、短期バイト希望者に向けて「短期歓迎」の文言を追加したところ、即戦力となる経験者が増え、長期定着率も改善されました。
引用元:求人広告代理店のリクエストエージェント
新宿のガールズバー
SNSやインスタグラムでの求人では応募が少なく、経験者ばかりが応募する状況に悩んでいました。また「楽しく働ける」雰囲気が伝わらず、面接辞退が発生することも課題となっていました。バイトルを導入したことで、未経験者向けの「動画付き求人」を活用し、店の雰囲気をアピール。さらに、「1日体験入店歓迎」や「即日払い可」を強調し、「履歴書不要」など、応募ハードルを下げる工夫を取り入れました。その結果、応募数が3倍に増加し、即日採用率も向上しました。
引用元:求人広告代理店のリクエストエージェント
費用対効果が低くなるケースとは?
求人掲載の費用対効果が低くなるケースとして、よくあるパターンが下記の5つです。
- 媒体とターゲット層のミスマッチ
経験者狙いなのに、未経験者ばかりの媒体で高額プランを契約したなど、採用したいターゲットに接触できない。 - 原稿の内容が誇張・不誠実
嘘に近い文言(時給5,000以上、ノルマなし等)で応募は増えるが、実態とのギャップで体入で終わったり、早期離職が続出。 - 応募数だけをKPIにしてしまう
「応募は多く来ている」からといって数字を見誤り、広告費が垂れ流しになる。 - 広告効果を検証せず漫然と継続
月ごとにデータを見ずに漠然と掲載を続け、数ヶ月以上成果が出ない。 - 代理店任せにしすぎる
提案通りに契約したが実際の採用数は伸びず、代理店の利益優先に使われて終わる。
まとめ
キャバクラ求人の掲載費用は、媒体によって月あたり10万円~100万円以上と幅が広く、知名度のあるサイトは集客力が高い一方でコストも大きい傾向があります。
求人はただ出せば効果があるものではなく、費用対効果を数値で測り、ターゲットが必要としている情報を伝えることが、結果的に採用成功につながります。
セルバではナイトワーク求人サイトを運営しており、完全成果報酬で求職者送客の支援もしております。
興味のある方はお気軽にご相談ください。