【インタビュー】未完成を楽しめる人が活躍する、kubellパートナー「勤怠BPaaS」の現場とは?

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「AIは『脅威』ではなく、私たちの能力を拡張してくれる頼もしいパートナーです」——そう語るのは、株式会社kubellパートナーで勤怠管理領域のBPaaS事業を担う白川光秀さんです。美容師としてキャリアをスタートし、外資系メーカーや物流系SaaS企業を経て、労務ドメイン未経験ながら2025年5月に入社。わずか半年余りで勤怠オペレーションチームのチームリーダーに就任しました。「未完成な状態を前向きに楽しめる人」が活躍するというBPaaSの現場で、仕事のやりがいや求める人物像、そしてAI時代におけるキャリアの築き方について伺いました。

目次

プロフィール紹介 

白川 光秀さん
株式会社kubellパートナー所属。勤怠オペレーションチームのチームリーダーとしてサービス設計から組織作りまで広く関わる。「仕組みで成果を出すこと」と「顧客の悩みの根本解消」を信条に、美容師から外資系メーカー、物流系SaaS企業とキャリアを重ね、2025年5月に入社。属人化しない業務設計で、お客様を管理業務から解放することを追求している。

入社の背景 ー顧客も自分も、一歩先の働き方へ

美容師としてキャリアをスタートし、その後自営業で飲食店やマッサージ店、美容室を経営していました。組織のなかで自分の力を試したいと思い、コールセンター運営会社に入社。そこで大手外資系メーカーのサポート業務に従事し、シニアテクニカルスペシャリストとして、難度が高い課題に対応する専門部署の立ち上げや、30名規模のチームの育成・マネジメントを担当しました。

この実績を評価され、メーカー本体へ転職。15年間、修理部門のKPI管理やプロセス改善を担うポジションとして、全店舗における目標到達のランキングで日本1位・世界3位を2年連続で達成するなど、「仕組みで成果を出すこと」にこだわってきました。

その後、2023年からは物流系SaaS企業でカスタマーサポート・サクセス部門の立ち上げのリーダーを担当。属人化していた業務を標準化し、コストセンターだったチームをプロフィットセンターへ転換させる経験を積みました。

こうした「オペレーション組織の仕組み化」と「顧客の悩みの根本解消」という2つを軸に、2025年5月に株式会社kubellパートナー(※当時 株式会社ミナジン)へ入社。勤怠領域のBPaaSのフロントセクションをメインで担当し、2026年1月には勤怠管理オペレーションチームのチームリーダーに就任しました。

※株式会社kubellパートナーの子会社であった株式会社ミナジンは、2025年7月をもって経営統合しております

前職の物流系SaaS企業では、24時間稼働するシステムゆえに昼夜を問わないサポート対応があり、現場が疲弊していく姿を目の当たりにしていました。また同時に、優れた自社製品を導入しても、それを使いこなせないクライアントが一定数いることも見えていて、「SaaSを提供するだけでなく、BPOと組み合わせてクライアントのシステム管理業務そのものを巻き取っていく仕組みが必要だ」と自分のなかで練っていた時期でした。

そんな折、ヘッドハンターの紹介でkubellパートナー(当時 株式会社ミナジン)の面接を受けました。当時のkubellパートナーでは、自社開発の勤怠管理システムを導入したクライアントの人事担当者が、システムを使いこなせずタイムカードの情報整理に時間を取られているという課題に着目。その業務をBPOとして巻き取りながら業務プロセスを構築する「BPaaS事業」に取り組む最中でした。

物流と労務で扱う領域は違いますが、私が考えていたBPaaSの構想と同じ匂いを感じたこと。そして、深夜対応も多かった働き方から日中中心の業務へと変わり、ワークライフバランスを取りながら、何より「クライアントの業務を根本から改善して喜んでいただける」ことに強く惹かれました。

最終的な決め手になったのは、kubellグループが掲げる「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションと、「すべての人に、一歩先の働き方を」というビジョンです。当時3社から内定をいただいていましたが、条件だけでなく、仕事の本質的な内容と、将来的にリーダーを任せてもらえるというキャリアを見据え、kubellパートナーを選びました。

入社前の不安は大きく3つありました。「労務ドメインの知識がまったくない状態からのスタートであること」「会社がkubellパートナーへ経営統合されるタイミングでの環境変化への不安」、そして「SaaSという意味では同じでも、物流と勤怠ではシステムの性質が異なるため、キャッチアップの難易度が読めないこと」です。

実際に入ってみると、勤怠システムは法律に準じた設定やアラート設定などが複雑に絡み合っており、労務ドメインの知識とシステム知識の両方をバランスよくキャッチアップする必要があるのは想像以上に大変なことでした。

一方で、非常に良いギャップだったのは、「正しい労務をクライアントへ提供すること」が業務の中心であったことです。深夜対応に追われることはなく、決められた勤務時間のなかでどう仕事を完結させるかを考えながら、きわめて生産的に働けるようになりました。

また、前職の経験がそのまま活きた部分も多くありました。システム導入の場面ではコンサル経験を活かしたWBSによるスケジュール管理や期待値コントロールがそのまま応用できました。勤怠BPOのフロント業務でも、顧客要望のヒアリングから要件定義、業務設計、フロー構築という一連の流れは、これまでの経験が強力な武器になっています。加えて、過去の組織立ち上げやマネージャー経験を活かし、予算管理やメンバー育成の面でもスムーズに価値を発揮できていると感じています。

BPaaS事業とは ーシステムを渡すのではなく、結果を渡す

BPaaSとは、ソフトウェアだけを提供するのではなく、型化された業務プロセスと、それを動かす人材を含めてクラウド経由で提供する事業モデルです。現在は労務、採用、経理、営業事務といった領域において、業務を丸ごとお任せいただき、お客様は成果だけを受け取っていただく形をとっています。当社の場合は、人(オペレーター)とSaaS、AIエージェントの3つを組み合わせて業務を遂行しており、勤怠管理も力を入れて展開しているサービスの一つという位置付けです。

参考:BPaaSとは(株式会社kubell採用Webサイト)

やはり「毎日使うコミュニケーションツール」であるビジネスチャットの「Chatwork」を基盤に持ち、すでに多くの中小企業の皆さまに導入いただいている点です。

業務システムは月末や締め処理のときだけ利用するものが多いですが、Chatworkは朝から晩まで使っていて、日常的なコミュニケーションの延長線上で、自然と業務依頼が発生することは少なくありません。このように日頃のやり取りとの親和性が非常に高いため、実際、当社のBPaaS事業の受注の多くがすでにChatworkをお使いのお客様からのご依頼です。

また、従来のBPOは、お客様ごとの個別対応が前提になるため、業務ボリュームが小さいとサービス提供のコストが合わず、中小企業からの依頼を受けにくい構造がありました。当社の場合は、すでにChatworkをお使いのお客様に対してご提案できるので、新規に一社ずつ開拓する営業が不要で、口コミでも広がりやすい。この接点の持ちやすさとBPaaSモデルは非常に相性が良く、シナジーが高いビジネス構造となっています。

参考:BPaaSとは(kubell CSO桐谷のnote)
参考:中小企業向けの「BPaaS」という難題をkubellが本気でクリアしにいく話(kubell COO福田のnote)

私たちは長年、社労士の方々との深い繋がりがあり、現場のリアルな声をお聞きしていました。その中でもよく耳にしていたのが「クライアントから受け取った勤怠データが、そのままでは使えない」という課題でした。打刻されていない時間がある、休暇申請がされていない、深夜打刻があるのに備考コメントがないなど、給与計算に使えるデータとして整理されていないケースが少なくありません。

勤怠管理領域のBPaaSは、こうしたデータを給与計算ができる状態まで整えていく、「システムとシステム」「システムと人」をつなぐ事業だと位置付けています。システムから出てくるデータが常に正しいとは限りません。打刻をする従業員側の責任ではあるものの、人はミスをしますし、システムも完璧ではないため、どうしても人の目と手による介入が必要な「隙間」の領域が存在します。

その領域を、単なるソフトウェアの提供だけで終わらせず、業務を丸ごと私たちが巻き取り、解決していく。それが勤怠管理領域のBPaaSの重要な位置付けです。

勤怠管理領域のBPaaSの仕事の特徴 ー法律と現場の間で、複雑なパズルを読み解く

多くの中小企業では、専任の労務担当者がおらず、経営者やバックオフィスの方が兼務で月末の締め処理に追われ疲弊しています。また、システムを導入したものの、自社の複雑な就業規則に合わせた設定ができず、結局エクセルや手作業での修正が発生しているケースが非常に多いです。

さらに深刻なのが「法改正時の対応」です。法改正に伴うシステム設定の見直しやメンテナンスは必須ですが、導入から時間が経過していると、当時の担当者が不在で設定がブラックボックス化しており、自社での対応がきわめて困難になってしまうケースが後を絶ちません。まさに「システムはあるのに、運用が追いつかず現場が管理業務に縛られている」状態が最大のペインです。

私たちは単なる「作業の切り出し」を行っているわけではありません。チャットやメール、そして定期的な定例会などを通じてお客様と密にコミュニケーションを取り、業務設計から実運用、イレギュラー対応までを丸ごと巻き取ります。お客様からすれば「日々のやり取りベースで依頼するだけで、給与計算に使える正確な勤怠データが納品される」という状態を作っています。

また、自社システムである勤怠管理システム「MINAGINE勤怠管理」をご利用のお客様に対しては、先ほど挙げた「法改正時のシステムメンテナンスや設定の見直し」まで私たちがしっかりとフォローに入り、導入後も長期的に伴走しています。私たちがこれまでに培った運用ノウハウを型化することで、お客様の「業務そのもの」を最適化しています。

一番のやりがいは、やはりお客様の「どうにもならない状況」を根本から解決し、「月末の残業が消えた!」「やっと本来のコア業務に集中できる」と感謝の言葉を直接いただける瞬間です。SaaSを提供するだけでは届かなかった「現場の運用がスムーズに回り始める瞬間」を、自分たちの手で創り出せるのは、BPaaSのフロント担当ならではの大きな醍醐味だと感じています。

逆に大変だと感じるのは、お客様ごとに千差万別な「就業規則」や「独自のローカルルール」を正確に読み解き、要件を整理するフェーズです。ただ言われたとおりに設定するのではなく、「法律的に問題はないか」「システムと人の運用をどう組み合わせれば一番ミスなく回るか」を考え抜き、業務フローを一から設計しなければなりません。まさに、複雑なパズルを解くような根気のいる作業です。

正解が一つではないため、常に頭を悩ませますが、だからこそ私たちの介在価値があります。一人で抱え込むのではなく、ITツールやAIを駆使し、チームのメンバーと知恵を出し合いながら「最適解」を見つけ出していく。その一つひとつを紐解いていく地道なプロセス自体を楽しめる方にとっては、これ以上なく面白い仕事だと思います。

また、現在は自社システムを中心とした展開ですが、今後はお客様の環境に合わせて最適なツールを扱いより広くペインを解消していく構想もあるため、より成長していける点もワクワクしますね。

求める人物像 ー「未完成な状態」を前向きに楽しめる人へ

決められたルーティンワークをこなす「事務作業」を求めている方ではなく、自ら「業務の仕組みづくり」を楽しめる方に向いています。

SaaSやITツールに対する興味関心がある一方で、「人がそれをどう運用するか」というシステムでカバーしきれない細やかな運用設計にもしっかり向き合える、バランス感覚を持った方におすすめです。また、お客様自身も自社の課題をうまく言語化できていないことが多いため、チャットや会話の端々から「本当のボトルネックは何か」を汲み取る、傾聴力やコミュニケーション能力がある方は非常に適性が高いと思います。

活躍しているメンバーに共通するのは、「未完成な状態を前向きに楽しめる人」です。私たちのBPaaS事業はまだ発展途上であり、マニュアルどおりにいかないカオスな場面も多々あります。

そんな時、「大変だ」と嘆くのではなく、「ITツールやAIを積極的に駆使して、お客様の複雑な要件をどう整理しようか」「どんな業務設計(フロー)に落とし込めば、お互いにもっと楽になるか」と、状況をパズルのように整理し、自ら仕組みを創り上げていくことに喜びを感じるメンバーが、驚くほど早く成果を出しています。

未経験からでもまったく問題ありません。専門的な知識については、入社後にチームのサポートを受けながら実務を通してキャッチアップできる環境が整っています。

心構えとしてお伝えしたいのは、この仕事が「お客様の組織運用という重要な基盤を預かる」という点です。そのため、受け身ではなく、自ら積極的に学んでいく姿勢が大切になります。

知識を深めるための具体的な目標として、労務系であれば「給与計算実務検定」「労務管理士」「人事総務検定」「労働時間適正管理者検定」などを、IT・業務設計系であれば「DXパスポート試験」や「DX推進アドバイザー認定試験」などの勉強をお勧めしています。これらを学ぶことで、お客様の複雑な要件整理や、ツールを活用した業務設計がよりスムーズになります。

ただ、これらを事前にお持ちである必要はありません。当社では「スキル取得支援制度」として、資格受験料の補助やセミナー参加費の支給、資格取得時の報奨金制度を整えています。入社してからこの制度をフル活用して学習をスタートしていただければまったく問題ありません。最終的には「社会保険労務士(社労士)」といった専門資格の取得も視野に入れながら、実務と学習の両輪で、これからの時代に求められるプロフェッショナルへと市場価値を高めていける環境です。

歩めるキャリアパスと、AI活用について ーAIは「脅威」ではなく「能力を拡張するパートナー」

まずはフロント担当として、お客様の要件整理や業務設計のプロフェッショナルを目指していただきます。その後は、組織全体を牽引するマネジメント(リーダーやマネージャー)へステップアップする道はもちろん、より難易度の高い大規模案件の設計を担うエキスパートや、AI・ITツールを駆使して部門全体の仕組みを高度化させる業務改善のスペシャリストなど、多様なキャリアを描くことができます。

私自身も異業種から入社し、現在チームリーダーを任されています。単に決められたレールを歩むのではなく、現場で得た知見を元に「BPaaSのサービス品質やオペレーションそのものを自分たちで進化させていく」プロセスに最前線で関われるのが、このポジションの最大の魅力です。

グループ全体でAI活用を積極的に推進しており、私たちの日常業務にもAI(GeminiやGemini Notebookなど)がしっかり組み込まれています。具体的には、お客様の複雑な就業規則の読み解きサポート、定例会の議事録や情報の要約、業務マニュアルの構成案作成、チャットでの返信ドラフト作成などで活用しています。これにより、事務作業にかかる時間は大幅に削減され、私たちは「AIが整理した情報をベースに、お客様の状況に合わせた最適な運用フローを考える」という、人間にしかできない高付加価値な業務設計に時間を集中できるようになりました。

AIを「仕事を奪う脅威」と捉えるのではなく、「自分の能力を拡張してくれる頼もしいパートナー」として使いこなせる人です。AIが提示した論理的で効率的な答えに対して、お客様特有の「企業文化」や「現場の感情」といったコンテクスト(背景)を掛け合わせ、人が無理なく実行できる血の通った業務設計に落とし込む。そのように、AIの出力結果をコントロールするディレクション能力と想像力を持つ人が、これからの時代に圧倒的な価値を発揮し、活躍できると考えています。

読者へのメッセージ

BPaaSは、SaaSやAIの力と、人による細やかなサポートを掛け合わせることで、世の中の「働く環境」を根本から変革する非常にエキサイティングな事業です。

とくに勤怠管理領域のBPaaSは、マニュアルどおりには進まない課題も多くありますが、自分たちの手で一つひとつ紐解き、最適解を創り上げていく面白さに溢れています。

「お客様の課題を本質的に解決したい」「作業者ではなく、自ら業務を設計し、事業を創り上げる経験がしたい」という熱意をお持ちの方。そして、当社の「スキル取得支援制度」なども活用しながら、これからの時代に不可欠なAI活用スキルや、労務・DXの専門性を高めていきたい方。ぜひ一緒に、新しい時代の働き方のスタンダードを創っていきましょう!皆様からのご応募を心よりお待ちしております。

株式会社kubellパートナーの詳細はこちら

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自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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