300店舗のリアル×ヘルステック ── メディロムが描くヘルスケア総合企業への道

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「リアルな店舗を持ちながらITビジネスにも進出している、これがメディロムの強み」——そう語るのは、全国に約300店舗のリラクゼーションスタジオを展開し、ヘルスケアアプリやウェアラブルデバイスの自社開発も手がけるメディロムグループの八巻誠さんです。2015年に新卒入社した八巻さんは、入社3年目で新卒採用マネージャーに就任し、米国ナスダック上場の裏側を経験し書籍も出版するなど、20代のうちに数々の挑戦を重ねてきました。AI時代の到来で本部業務の効率化が進む今、メディロムが大切にする「人」への向き合い方、そしてこれからのキャリアに必要な考え方を伺いました。

目次

プロフィール紹介

八巻 誠さん
メディロムグループ所属。新卒でメディロムに入社し、今年で12年目。入社3年目で新卒採用のマネージャーを経験し、当時70名以上の採用を担当。2020年の米国ナスダック上場時には広報を担当し、上場までの舞台裏を書籍『Road to NASDAQ 広報マネージャーの奮闘日誌』を出版。

「健康を、もっと、あたらしく。」── リアル×ITで挑む、メディロムグループとは

弊社は「健康を、もっと、あたらしく。」をコンセプトに、ヘルスケア事業に関わる複数の事業を多角的に展開している会社です。メディロムグループとして、採用や社員は基本的にグループ全体で動いており、目指しているのは「予防から医療まで一貫したヘルスケア総合商社」です。現在は特に予防や健康増進の分野を中心に事業を広げています。

主力事業は「Re.Ra.Ku」を中心としたリラクゼーション店舗展開で、全国に約300店舗を持っています。加えて、特定保健指導の対象となる方向けに生活習慣の見直しやダイエットをサポートするヘルスケアアプリ、「Lav」そして充電が不要なウェアラブルデバイス「MOTHER Bracelet」を自社で開発・運用しています。ここ5年では経営統合という形で、美容室ブランドの「ZACC」やリハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」もグループに加わり、今は合わせて5つの事業を展開しています。

まず軸として、人を健康にしたいという思いから一切ぶれていない点があります。そして300店舗というリアルな店舗網を持ちながら、IT・ヘルステックの領域にも進出しているのは、ヘルスケア業界でもなかなか珍しい強みだと思っています。もうひとつは働く人そのものです。リラクゼーション事業では商品が「人」そのものになるので、何かを売り込むというより、人材育成や教育、採用の入り口にこだわって取り組んでいます。

メディロムグループの主な事業領域

全国約300店舗のリラクゼーションスタジオ「Re.Ra.Ku」を中心に、ヘルスケアアプリ「Lav」、充電不要のウェアラブルデバイス「MOTHER Bracelet」の開発・販売、美容室ブランド「ZACC」、リハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」など、健康をさまざまな角度から支える事業を手掛けています。

新卒1年目から店舗運営を任される ── メディロムの働き方とキャリアパス

セラピスト、事業責任者、そして新卒の総合職を募集しています。中でもメインとなっているのは新卒の総合職採用で、現場ではアルバイトスタッフや業務委託の方の採用も行っています。

新卒の総合職採用では、まず社員全員が現場を経験することを大切にしています。早い段階で店舗のマネジメントを経験してもらい、1店舗の経営を学んだうえで、その後は各部門へと分かれていくイメージです。店舗運営を学んでからエンジニアになる人もいれば、新規事業に進む人、店舗のマネージャーとして活躍し続ける人もいます。配属先によって、その後の働き方も変わってきます。

代表の理念に共感して入社を決意 ── 八巻さんが歩んだ12年

私は新卒でメディロムに入社し、今年で12年目になります。入社当時は会社の規模が今の4分の1ほどで、まさに成長フェーズの会社でした。正直、この業界自体にはあまり興味がなかったのですが、たまたま時間が空いたときに渋谷で開かれていた会社説明会にふらっと立ち寄ったんです。

そこで弊社代表が会社のビジョンや企業理念を1時間弱かけて語っていて、それに強く共感しました。「この会社で成長していきたい」「一緒に会社を成長させられる人になりたい」と思ったのが入社の決め手です。

入社3年目で新卒採用のマネージャーを任せていただき、当時70名以上の採用に関わる予算を扱いました。20代半ばでそれだけの投資判断を任せてもらえるのは、責任も大きい分、今の自分にすごく生きている経験だと感じています。

また、弊社が2020年に米国ナスダックへ上場した際、ちょうど広報担当がいない状態だったこともあり、新卒採用を経験した後に広報を任せていただきました。そのときの上場の裏側を書籍Road to NASDAQ 広報マネージャーの奮闘日誌として出版する機会にも恵まれました。20代のうちにこうした経験ができるのは、ベンチャー企業ならではの醍醐味だと感じています。

モンゴル式経営 ── 若手にチャンスを託す、メディロム独自の成長環境

今は変化の大きい時代ですが、その変化を楽しみ、柔軟に対応する力が身につく会社だと思っています。新卒入社の場合、弊社独自の経営方針である「モンゴル式経営」のもとでキャリアを積んでいきます。これは、スキルの有無に関わらず若手にまず期待をかけ、役職を与えていくという文化です。

実際に、入社1年目で店舗運営の責任者を任され、3〜4年目で事業部のマネージャーを務めるようなケースもあえて作っています。20代のうちにいろいろな経験を積みたい方には向いている環境だと思いますし、入社時点でやりたいことが決まっていない方でも、総合職であればキャリアの選択肢が多いので可能性は大きく広がります。

モンゴル式経営では、若手がリーダーになり、その部下に先輩社員がつくケースが多くあります。あえて若手をリーダーにし、先輩がバックアップに回ることで、チームとして強い組織を作っていくイメージです。また、目標はありますがノルマという形では設定していないので、プレッシャーで潰れてしまうような環境ではないと思います。

「ありがとう」が社内通貨に ── クレドと福利厚生・社内イベント

弊社が大切にしているのが、社員の行動指標である「クレド」です。14項目を掲げていて、朝礼で毎朝クレドについて話し合う文化があります。

その中に「ありがとう」を伝え合う文化があり、これがポイント制の社内通貨のようになっていて、旅行チケットやテーマパークのチケットなどに交換できる制度になっています。毎月5ポイントもらえて、それを誰かへの「ありがとう」として伝えていく仕組みです。私自身もこのポイントを貯めて、5年ほど前にハワイのペアチケットに交換したことがあります。

ほかにも本社にはバーカウンターがあったり、誕生日をお祝いする文化が根付いていたりします。若手の挑戦の場としては、年2回、全社総会でビジネスコンテストやアイデアコンテストを開催していて、自分の実績や企画を発表する機会も設けています。

「ありがとう」が旅行に変わる、ユニークな社内通貨制度

クレドの実践として根付く「ありがとう」ポイント制度は、感謝を可視化し、旅行チケットなどの形で還元するユニークな仕組みです。八巻さん自身もこの制度でハワイ旅行を実現した経験があり、制度が社内にしっかり浸透していることがうかがえます。大手企業にはない、ベンチャーならではの工夫といえそうです。

社内制度紹介

クレド社員の行動指針として14項目を定義しています。
クレドポイントクレドに基づいた行動をしている仲間へ、「ありがとう」のメッセージとともにポイントを贈る制度。貯まったポイントは素敵な体験ができる景品と交換できます。
ビジネスコンテスト実績や成果を全社総会で発表する機会です。
アイディアコンテスト会社の課題解決や「やってみたいこと」を企画・提案できるコンテストです。
トップオブセラピストRe.Ra.Kuグループのトップセラピストを目指し、技術や接遇を競い合います。
研修制度業界最大級の研修施設を活用し、技術・接遇・知識・マネジメントなど120種類以上の豊富な研修でCLP(セラピスト)を育成します。
MEDIROM CAMP新卒入社3年目までを対象とした育成プログラム。代表自らが講師を務めることもあります。
Child day本社にて、子どもと一緒に連れて出社できる日を設けています。
部活動フットサル、バスケ、バドミントン、野球、トライアスロン、サウナ、激辛部など、多様な部活が活発に活動中です。
バーカウンター本社に併設されたバーカウンター。日中はワークスペース、終業後は「お疲れ様の一杯」を楽しむ場として、社員同士の交流を深めています。
バースデー文化社員の誕生日をみんなでお祝いする文化。小さなサプライズや温かいメッセージで、日々の感謝と仲間の絆を深めています。
愛の密告毎月、社員同士の思いやりに溢れた行動や、陰ながら頑張っている姿を密告(推薦)して表彰する心温まる制度です。
表彰制度社員の頑張りにスポットライトを当てる表彰機会を用意しています。主な賞:社長賞 / MVP / ベストチーム賞 / 殊勲賞 / 新人賞
文化奨励制度自己投資(同業他社サービスの体験や書籍購入など)を毎月最大5,000円まで支援。支給された手当はRe.Ra.Kuカードに還元され、自社サービスでのメンテナンスに利用できます。
社員割引「Re.Ra.Ku」や美容サロン「ZACC」の施術を社割価格で受けることができます。自社サービスを通じて、心身ともに健康で美しくいられる環境を整えています。

企業文化紹介:https://medirom.co.jp/culture

「明元素」── メディロムが求める人材像

大前提として掲げているのが「明元素」、つまり明るく元気で素直な方であることです。それに加えて、弊社は現状維持よりも新しいことに挑戦し続けることを好む社風なので、変化を楽しめる方、柔軟に対応できる方は特に活躍しやすいと思います。

安定志向で挑戦を怖がる方が増えている印象もありますが、モンゴル式経営の仕組みの中でしっかりバックアップ体制も整っているので、挑戦したい気持ちさえあれば十分に力を発揮できる環境だと思います。

新卒採用ページ:https://medirom.co.jp/recruit/new_graduate

カルチャーBOOK:https://medirom-production-posts.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/ir/medirom_book.pdf

AI時代の変化と、メディロムがこれから目指すもの

本部業務に関しては、この1年でAIによる業務効率化が大きく進みました。今では各部門でAIを活用することが当たり前となり、資料作成や情報整理など、多くの業務で工数削減につながっています。

一方で、私たちが大切にしているのは、「AIに任せるべきこと」と「人だからこそできること」を明確に分けることです。リラクゼーションスタジオでのお客様への施術やコミュニケーション、そしてヘルスケアアプリ「Lav」のコーチングは、人だからこそ相手の表情や声のトーン、感情の変化を汲み取り、一人ひとりに寄り添った価値を提供できる仕事だと考えています。

だからこそ、メディロムではAIを積極的に活用して業務の効率化を進める一方で、お客様と向き合うサービスについては、あえて「人」にこだわっています。AIで生まれた時間を、人にしか生み出せない体験や価値の提供に充てる。それが、これからのメディロムが目指す姿です。

これからも大切にしていきたいのは、企業理念です。

代表もよく話していますが、今の日本は便利になった一方で、人とのつながりや思いやりが少しずつ薄れてしまっているように感じています。だからこそ私たちは、人と人とのつながりを大切にし、思いやりが広がる社会をつくっていきたいと考えています。

思いやりは、自分自身に心や身体の余裕があってこそ生まれるものです。その土台になるのが「健康」だと私たちは考えています。

現在はリラクゼーションや健康づくりなど、「予防」の領域が中心ですが、今後は保険や医療の分野にも事業を広げ、一人ひとりの健康を予防から医療まで一貫して支えられる存在を目指していきます。

健康を土台に、一人ひとりが人生を思いきり楽しみ、夢や冒険に挑戦できる社会をつくること。それが、これからのメディロムが目指す未来です。

AI時代のメディロムが大切にしていること

① AIは「効率化」のため、人は「価値創造」のため
本部機能やヘルステック部門ではAIを積極的に活用し、資料作成や分析、開発などの業務を効率化しています。
一方で、リラクゼーションスタジオでのお客様とのコミュニケーションや、ヘルスケアアプリ「Lav」のコーチングなど、人だからこそ生み出せる価値には、あえて人が時間を使うことを大切にしています。

② 若手に任せる「モンゴル式経営」
経験や年次ではなく、「期待」を込めて役割を任せる文化があります。
挑戦の機会を早くから得ることで、若いうちから大きく成長できる環境です。

③ 「ありがとう」が飛び交う組織文化
クレドを軸に感謝や称賛を伝え合う文化が根付いています。
お互いを認め合うことで、人間力を高めながら働ける環境をつくっています。

④ 変化を楽しみ、挑戦を続ける
AIの進化など、時代は大きく変化しています。
だからこそ、明るく・元気に・素直に、新しいことを楽しみながら挑戦できる人が活躍しています。

読者へのメッセージ

転職活動や就職活動では、どうしても目先の条件や不安に目が向きがちです。でも、本当に大切なのは「何のために働くのか」ということだと思っています。

働くことは、生活のためだけではなく、自分の人生をより豊かにし、幸せにするためのものです。だからこそ、1年後や2年後だけでなく、3年後、5年後、10年後にどんな自分になっていたいのか、どんな人生を送りたいのかを考えたうえで、自分に合った会社を選んでほしいと思います。会社を選ぶということは、人生の時間の使い方を選ぶことでもあります。

ぜひ目先の条件だけでなく、「この会社でなら理想の自分に近づける」と思える場所を見つけてください。

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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