【インタビュー】「死後100年後の社会を変える」── ごみ処理の常識を覆すJOYCLE代表が語るキャリアと起業の原点

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株式会社JOYCLE(ジョイクル)は「資源と喜び(JOY)が循環(CYCLE)する社会を創造する」というミッションのもと、ごみを運ばず・燃やさず・その場で資源化できる小型アップサイクルプラント「JOYCLE BOX」の開発・提供を行う環境テックスタートアップです。2023年3月の創業以来、累計約1.7億円の資金調達を完了し、B Dash Camp 2025ピッチアリーナ準優勝や週刊東洋経済「すごいベンチャー100」選出など、国内外から注目を集めています。

今回は株式会社JOYCLEの代表取締役・小柳裕太郎さんに、ごみ処理の未来を変えるビジネスの全貌や商社・電通を経ての起業ストーリー、そしてこれからのキャリアに悩む方へのメッセージについてインタビューしました!

目次

プロフィール紹介

小柳 裕太郎(こやなぎ ゆうたろう)さん
株式会社JOYCLE 代表取締役社長CEO。小樽商科大学卒業後、双日株式会社にて化学品貿易営業やパプアニューギニア駐在を経験。その後、人材ベンチャーのサーキュレーション、電通での新規事業開発、U3イノベーションズでの環境エネルギー分野のアクセラレーション運営を経て、2023年3月に株式会社JOYCLEを設立。「死後100年後の社会を変えるビジネスを創る」を信念に、分散型ごみ資源化インフラの構築に挑む。経済産業省カーボンニュートラル分科会若手有識者を務めた経験も持つ。

ごみを運ばず・燃やさず・資源化する ── 株式会社JOYCLEの事業とは

弊社は、ごみを運ばず・燃やさず・その場で資源化できる、デジタル化されたごみの資源化インフラを立ち上げている会社です。

日本は現在ごみの焼却炉が世界で最も多い国なのですが、各地方で人口がどんどん減少して焼却炉が老朽化しても、更新できずに閉鎖するところが増えています。焼却炉までの距離がどんどん遠くなって運搬コストは上がっているのに、ドライバーがいないというのが実情です。

そこで私たちが開発したのが「JOYCLE BOX」という小型アップサイクルプラント。車で運べるサイズの装置で、ごみの発生元でそのまま資源化ができるので、何度も遠くの焼却炉までごみを運ぶ必要がなくなります。

JOYCLE BOXは燃えるごみ全般やプラスチックも処理でき、さらに体積を100分の1以下に減容・資源化することができます。資源化したものでアート作品を作ったり、建材にしたりといった活用も進めています。

またIoTセンサーを搭載。特許出願済みのクラウドサービス「JOYCLE BOARD」で環境面・経済面・安全面の効果を可視化できる点も特徴です。

メンテナンスのタイミングのリマインドや遠隔制御の機能も今後どんどん拡張していく予定です。油やガスを一切使わず、全て電気で稼働するので、再生可能エネルギーを活用すれば完全にカーボンフリーでごみの資源化ができるインフラになります。

JOYCLE BOXとは?

株式会社JOYCLEが開発する小型アップサイクルプラント廃棄物をその場で熱分解し、バイオ石炭やセラミック灰などの資源に変換します。IoTセンサーによるデータ可視化プラットフォーム「JOYCLE BOARD」と連携し、コスト削減効果やCO2削減量をリアルタイムで把握できるのが最大の特徴。病院や離島、地方自治体など、焼却炉への輸送が困難なエリアを中心に導入が進んでいます。

特に処理コストの高い医療機関からの関心が高いですね。病院から出る感染性廃棄物は処理費用が非常に高く、しかも病院のほとんどが赤字経営です。私たちのインフラを使えば、従来の処理委託費用と比べて30〜50%程度のコスト削減が見込める可能性があります。

それ以外にも、焼却炉までの距離が遠くコストが高い離島や地方のホテル、将来的には街のごみステーションの代わりとして自治体で使っていただけるようなものを目指しています。現在、KDDI様の「Starlink Business」と連携した防災インフラとしての実証も行っており、平時はごみ処理、災害時は災害廃棄物の現地処理に活用できるインフラとして注目を集めています。

唯一無二のポジション ── ハード×デジタルで挑むJOYCLEの強み

小型の焼却炉やプラントを作っている中小企業はたくさんあります。ただ、ハードにデジタルを組み合わせて使い勝手を高め、お客さんの生の声を聞きながらどんどん改善を繰り返している会社はほぼいないというのが現状です。

ハードウェアとソフトウェアの両方をうまく使いながら、高いUX(ユーザー体験)を実現できるプレイヤーは私たちの他にいないと認識しています。ここが最大の差別化ポイントですね。

「死後100年後の社会を変える」── 商社・電通を経ての起業ストーリー

ベースとしてあったのは、「自分が死んだ後100年後を変えるような大きな仕組み・ビジネスを作りたい」という思いです。

双日にいた時は、それが大企業の中でもできるだろうと思っていました。でも29歳になったタイミングで、「このまま本社の中枢に行って30代中盤を迎えるか、一度社外に出てベンチャーや起業という選択肢を残すか」という二択に向き合ったんです。給料が上がったらやめられなくなる。直近のPL(損益)的な給料を取るよりも、自分の人生の選択肢を広げるBS(資産)の観点で選択肢を取った方がいいと考えて、転職を決意しました。

その後、人材ベンチャーのサーキュレーションで約1年、電通で約2年半の新規事業開発を経験。電通では商社と連携した環境系の新規事業「電通創造商社」というプロジェクトの立ち上げに挑戦しましたが、事業立ち上げ経験のない会社で形にするハードルの高さを感じ、「環境エネルギー系の分野で自分でビジネスをやりたい」という思いが強まりました。

そこからU3イノベーションズで環境エネルギー分野のアクセラレーション運営に携わり、鹿児島県大崎町の事例との出会いがきっかけでJOYCLEの起業アイデアが生まれたのです。

「得意を活かせなかった時代」を乗り越えて

サラリーマン時代は、事務的な作業や単調な業務が苦手で、ミスが少なくありませんでしたそれでずっと怒られている時期は、自分のキャリアの中でもかなり辛かったですね。

一方で、誰かを巻き込んで動いてもらうことや、大きなプロジェクトを持ってくることは得意だった。自分を認識できずに自己否定に入ってしまい、得意を活かせなかった時代が一番苦しかったと思います。

サラリーマン時代や副業を通じて、少しずつ自分の得意・不得意を認識できるようになりました。誰にでもそういう時期はあると思うので、なるべくその時間を短くして、得意を活かせるキャリアにシフトしていくポイントを増やしていくことが大切だと感じています。

起業経験者9割 ── JOYCLEの組織と社風

メンバーの9割以上が起業経験者という組織になっています。自分からどんどん仕事を取って動くのが得意なメンバーばかりなので、非常に目的に向かって自走できるチームですね。

やっていることがかなり珍しいジャンルなので、「JOYCLEの船に乗れば世の中を変えるような新しいことができるんじゃないか」というワクワク感を持って参加してくださっている各分野のプロフェッショナルが多いです。

もちろん、JOYCLEに来たからすぐに給料が上がるわけではありません。でもストックオプションで将来的に大きな資産にできる可能性もありますし、何より新しいインフラを作るという事業に人生の時間を使うこと自体にすごく価値を感じてくれているメンバーが多いと感じています。

はい。メンバーは全国各地にいて、北海道、宮崎、山梨、東京など場所はバラバラですが、フルリモートを中心にそれぞれが自走して動いています。ただし、現場スタッフのポジションについては装置が群馬にあるため、週2〜5日の通勤が必要です。

全員が起業を目指していい ── 小柳さんが語るキャリア戦略

個人的には、ほぼ全ての方が副業をして、ゆくゆくは起業を目指していいんじゃないかと思っています。

会社の看板を外して、自分が副業で何ができるのかを価値発揮しようとすると、大きい会社ですごいポジションの仕事をやるよりも、スタートアップで働く方が実は成長スピードが早いケースも多いのです。副業をやりながら「自分は何のプロになれるのか」を吟味して、「これが得意だ」「実際にできる」となれば、フリーランスでも全然いいので起業してみる。これは、ほとんどの方がやっていいことだと僕は思っています。

よく「うちの会社は副業禁止だから」と副業を認めない会社がありますが、副業や複数の会社で働く柔軟性がない企業は、人口が減り続ける中で絶対に優り続けることができないと僕は思っています。副業禁止であること自体がリスクだと認識されていない会社は、今後かなりリスクになってくるのではないでしょうか。

副業からの起業というストーリーを、ぜひ一つの方向性として目指していただきたい。そのための転職も全然ありだと思います。

小柳さんが語るこれからの時代のキャリア戦略

① 副業で「会社の看板なしの自分」を知る
自分が何のプロになれるのか、副業を通じて吟味する

② PLよりBSの視点でキャリアを選ぶ
目先の給料(PL)より、人生の選択肢を広げる資産(BS)を重視する

③ 得意を活かせるキャリアへシフトする
苦手なことで自己否定せず、得意を活かせる環境を早く見つける

④ 副業→起業のストーリーを描く
フリーランスでもいいので、まずは起業を目指してみる

街のインフラから起業家輩出の場へ ── JOYCLEの展望

まずは、JOYCLE BOXが世界中の離島や地方で当たり前に稼働している日常を実現したいですね。車に搭載されてぐるぐる動き回っている姿が、新しいインフラとして日常の風景になること。これを最初に達成したいと思っています。

現在、年内に2号機の試作機を完成させ、来年から量産してレンタルサービスを展開していく予定です。東南アジアや中東を中心に海外からの関心も高く、日本の人口減少対策で培ったソリューションを、焼却炉を持てない国々に展開していくビジョンも描いています。

組織面では、JOYCLEで経験したことを財産にして、新しい起業に挑戦する人がどんどん出てくるような場にしたい。JOYCLEという組織が「起業家輩出のプラットフォーム」のようになれたら理想的ですね。そのための制度作りや支援にもチャレンジしていきたいと思っています。

求職者へのメッセージ

弊社のメンバーはいろんな分野で起業したことがある経験豊富なプロフェッショナルばかりなので、成長意欲のある20代後半〜30代前半の方にはすごく刺激的な環境を提供できると思います。

大切にしているのは「死生観感」── 自分が人生の中でどうしても成し遂げたいという思いと、JOYCLEのやりたいことのベン図の交わりがあるかどうか。腹落ちして自分から動いていただけるような方に、ぜひ仲間になっていただきたいと思っています。

自分の手で社会を変えていくぞという気概のある方であれば、経験は問いません。ぜひ応募してください!

JOYCLEで働くのに特別な経験は必要?

「環境やごみ処理の専門知識がないと難しいのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、経験よりも「自分から手を挙げて動ける」姿勢を重視しているとのこと。メンバーの多くが異業種からの参画で、複数の仕事を持ちながらプロフェッショナルとして活躍しています。正社員に限らず柔軟な雇用形態で採用しており、副業やフリーランスでの参画も歓迎。場所にこだわらず働ける環境が整っています。

現在募集中! 実証実験を支えるフィールドエンジニア
株式会社JOYCLEでは現在、JOYCLE BOX(小型ごみ処理プラント)の実証実験の現場で装置の運用・データ収集を行うフィールドエンジニアを募集しています。最先端の環境技術が事業化されていく過程を間近で体験できるポジションです。

主な業務は、装置の日常運転・監視、廃棄物の投入・処理状況の確認、稼働データの記録・報告、簡易メンテナンスなど。自治体や施設管理者との連絡調整も担います。

勤務地:群馬県前橋市内の実証実験施設(週2〜5日通勤)
雇用形態:アルバイト・業務委託

製造業やプラント運転の経験がある方、環境・リサイクル業界の経験がある方は歓迎ですが、特別な経験は必須ではありません。失敗を恐れずスピード感を持って挑戦できる方、「死後100年後の社会を変える」という目標に本気で取り組める方のご応募をお待ちしています。

募集の詳細はこちら(採用ページ)

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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