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異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

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今回は株式会社ラナユナイテッド代表取締役の木下謙一さんにお話を伺いました。
同社はデジタルクリエイティブの領域で27年以上にわたり、Webサイトやアプリ、キャンペーンの企画からデザイン、制作、運用までを一気通貫で手がけるクリエイティブグループです。
——会社設立のきっかけから、複数のデザインカンパニーを展開する理由、キャリアの築き方、そしてAI時代におけるクリエイターの価値まで、たっぷりとお聞きしています。転職やキャリアについて考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

代表取締役 木下 謙一さん
武蔵野美術大学でデザインを専攻し、卒業後2社を経て1999年に法人化。以来27年にわたりデジタルクリエイティブの領域を歩み、現在は株式会社ラナユナイテッドの代表取締役として、グループ全体を統括している。

ー会社概要を教えてください。
木下さん:簡単に言うと、弊社はデジタルのクリエイティブの会社です。主にインターネット上のWebサイトやアプリ、あるいはネット上のキャンペーンについて、企画から考え、実際にデザインし、制作し、運用まで行うのが弊社の仕事です。
いろいろなクライアントがいらっしゃいますが、基本的にはそこから依頼を受け、クライアントのためのキャンペーンやブランディングを考えて実行するような会社です。
ラナユナイテッドという会社としては2014年4月の設立ですが、グループの最初の会社を法人にしたのは1999年で、そこからすでに27年ほどクライアントのビジネスプランの施策とそれにまつわる制作に携わってきました。
事業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設立 | 2014年4月(グループ創業は1999年) |
| 本社 | 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目12-9 ブルースカイ千駄ヶ谷1階 |
| 代表 | 代表取締役 木下 謙一 |
| 事業内容 | Webサイト・アプリ・デジタルキャンペーンの企画、デザイン、制作、運用 |
| グループ構成 | 株式会社ラナデザインアソシエイツ、株式会社ラナエクストラクティブ、株式会社ラナキュービックなど複数のデザインカンパニー |
ー設立のきっかけや経緯を教えてください。
木下さん:学生時代からコンピューターグラフィックスやコンピューターとデザインの関連性に強い興味があり、2社ほど勤めたのち、自分で会社を作ろうと決意したのがきっかけです。
武蔵野美術大学でデザインを専攻していた頃からその関心は一貫していましたが、独立を後押ししたのは、インターネットがまだ一般に広まり始めたばかりの時代の空気でした。YahooやAmazonが設立されたのが1996年や1997年頃、一般の人がインターネットを使い始めたのは90年代後半になってからのことです。
その時代の変化にいい意味でショックを受け、これはすごいものだと感じたことが、独立を決めた大きな理由のひとつです。当時インターネットは理系の人のためのものというイメージが強く、デザイナーがあまり仕事をしていない領域だったからこそ、挑戦してみようと思いました。
ーアピールポイントや他社との違いは何ですか?
木下さん:弊社ならではの強みは、経営者自身がデザイナー出身であることによるデザインへのこだわりと、プランニングからトータルで手掛ける制作体制、そしてクライアントと直接取引することが多い点の3つに集約されます。
| 強み | 内容 |
|---|---|
| ①デザインへのこだわり | 経営者自身がデザイナー出身で現在もデザインに携わっており、他社に比べてクオリティへのこだわりが強い |
| ②トータルでの制作体制 | Webデザインやキャンペーンをプランニングからトータルで手掛け、印刷物のグラフィックや店頭ツールなどアナログのデザインも一貫して対応 |
| ③クライアントとの直接取引 | 案件の8〜9割はクライアントと直接取引しており、企画段階から直接提案できる環境がある |
大手広告代理店から「Web制作だけお願いします」と振られる仕事も一部にはありますが、弊社の場合はクライアントと直接やり取りをしながら「こういう提案はどうですか」とダイナミックに企画段階から関われる案件が中心です。デザインやコンテンツを自分ごととして考えたい方には、この環境が向いていると考えています。

ー複数の会社に分かれているのはなぜですか?
木下さん:弊社グループは、それぞれの時代のニーズに合わせて立ち上げてきた3つのデザインカンパニーと、それらをまとめる株式会社ラナユナイテッドから成り立っています。
最初に立ち上げたラナデザインアソシエイツは、Web制作がまだ非常に珍しい業種だった時代に生まれた会社で、今もWebデザインを手がけています。
2007年に設立したラナエクストラクティブは、SNSが普及し始めた時代に、Webサイト制作に限らずSNSを活用したアイデアや仕組みでキャンペーンを実現しようという趣旨で立ち上げました。
3D領域を専門とするラナキュービックは、平面のアウトプットにとどまらず、3Dプリンターを使って立体的な形で成果物を出すことを得意としています。
| 会社名 | 設立 | 役割・特徴 |
|---|---|---|
| ラナデザインアソシエイツ | 1999年法人化 | Webデザインを中心に、ブランディングにつながる大型キャンペーンの一部としての制作も担う |
| ラナエクストラクティブ | 2007年 | SNSなどを活用し、Webページ制作にとどまらないアイデア・仕組みでのキャンペーンを企画 |
| ラナキュービック | 2018年 | 3Dデザイン・3Dプリンティングなど、立体的なアウトプットを専門とする |
| 株式会社ラナユナイテッド | 2014年 | 採用・人事・経理財務などをグループ全体でまとめる中核組織 |
案件によって対応する会社は異なり、それぞれが得意な方向で営業することもあります。各社の採用や人事、経理財務が個別に分かれていると非効率なため、グループ全体をまとめる親会社的な役割として作ったのが株式会社ラナユナイテッドです。ユナイテッドという名前には、バラバラに存在する会社をひとつにまとめるという意味を込めています。

ー入社後、どのようなキャリアを描けますか?
木下さん:弊社では、デザイナーやディレクター、プランナー、エンジニアといった職種を超えて、社内で何人かがチームを組んで1つの案件に取り組みます。アイデア出しやコンテンツ・デザインに関する提案は、職種にかかわらず誰が出しても構いません。むしろ積極的に提案してもらうことを歓迎しています。
名刺に記載される正式な職種そのものを変更したいという希望があれば、デザイナーからディレクターへといったジョブチェンジも実際に行っています。デジタルコンテンツはさまざまな側面から提案できる仕事であるため、デザイナーがデザインの観点から、エンジニアが技術的な観点から、それぞれ提案することも珍しくありません。
独立志向の強い業界でもあり、手元の設備が特段いらないため、いつでも独立できるという環境にあります。それでも弊社を選ぶ方が多いのは、クライアントと直接向き合いながら、幅広い経験を積める点にあると考えています。
ー求める人材はどのような人ですか?
木下さん:弊社が求める人材像は、好奇心旺盛な人と、AIを積極的に使いこなそうとする人の2つに集約されます。
| 求める人材像 | 内容 |
|---|---|
| ①好奇心旺盛な人 | さまざまな業種のクライアントのお題に対し、自分で興味を持って調べられる人。新しい技術を積極的に取り入れたいと思える人 |
| ②AIを積極的に使う人 | 弊社としてはより積極的に使っていく方針であるため、AI活用に努力できる人 |
弊社ではクライアントの業種が多岐にわたるため、ひとつのお題に対して自分から興味を持って調べられる姿勢が重要です。この業界はどんどん新しい技術が出てくるため、そうした技術をどんどん使いたくなるような人が特に求められています。

ーAIの登場によって仕事や業界はどのように変わりましたか?
木下さん:AIが得意とする大規模学習型のアウトプットは平均的で良さげなものを作れるため、その領域の価値は今後どんどん下がっていくと考えています。だからこそ、ぶっ飛んだアイデアや実現不可能に見えるような発想力、そして一段上からメタ的・客観的に物事を見られる力が、これまで以上に必要になります。
AIは疲れず、質問すればするほど無限に答えを返してくれます。しかしそこにはまり込んでしまうのではなく、自分はクリエイターとして本当は何を求めているのか、クライアントは本当は何が欲しいのかを、一段上のフェーズから客観的に見られる人が必要だと感じています。
手描きからMacへ、そしてインターネットの登場からメディアとデザインが一体化した変化まで、この業界は過去にも何度も大きな転換を経験してきました。AIによって忘れていく能力がある一方で、その都度、新たに必要とされる能力も生まれてくると考えています。
ー記事を通して伝えたいことはありますか?
今の時代で言えば、その象徴のひとりがイーロン・マスクだと思っています。スペースXが上場した際、彼はダントツで世界一の資産家になりましたが、その行動は正直、かなり突き抜けています。常人には理解しがたいスケールで物事を進めるタイプで、実際に賛否が分かれる人物でもあります。
それでも、テスラやスペースX、スターリンクなど、他の人にはできない壮大な事業をいくつも成功させていることは間違いありません。だからこそ、なぜそんなことができるかを愚直に調べてみる、情報を浴びてみるということが大切だと思っています。
一昔前で言うと、スティーブ・ジョブズもまさにそういう人でした。ビジョナリーな経営者として知られていますが、その道のりは平坦ではなく、自分が創業したApple社を一度追い出されているんです。90年代前半、ジョブズはAppleにはおらず、自分で作ったNeXTというコンピューターの会社と、ピクサーに出資して役員・大株主をやっていました。
ピクサーは3DCGで2時間の長編映画を作るというビジョンを持った会社でしたが、90年代前半はコンピューターの計算力が低く、実現は無理だと言われていました。CGは莫大な計算力を使うため、ものすごい金食い虫で、ジョブズもさすがに破産寸前だったそうです。
そこで公開されたのが、1995年の「トイ・ストーリー」でした。もしこの映画がヒットせずにこけていたら、ジョブズは破産し、NeXTも売却できず、Appleへの復帰もなかったかもしれません。そうなると、今私たちが持っているスマートフォンも、そこで使っているアプリも存在しなかった可能性すらあります。
ジョブズがCG・3DCGを使った映画の会社に出資し、それがたまたま成功したからこそ、今のスマホがあり、スマホで使うアプリがある——そう考えると、本当に面白いですよね。異常なほど突き抜けた挑戦や人物を、頭から否定せずに面白がれるかどうかが、これからの時代を生きる上でも大切だと感じています。
ーキャリアに悩む方へメッセージをお願いします。
木下さん:自分が本当に好きで、没入できるくらい熱中できることを見つけるのが大切だと思います。好きなことを仕事にできれば、辛いことがあっても耐えられます。
好きなことがよくわからないという方も多いですが、自分に全然関係ないと思わず、なぜこんなことが起きているんだろう、なぜこれが流行っているんだろうと、ふと感じたことを深掘りしてみることをおすすめします。そうしているうちに、自分にとってすごいと思えるもの、面白いと思えるものがどこかで見つかるはずです。
時代の変化を頭から否定せず、興味を持って情報を浴びること——それが、自分の好きなことや、これからの時代に必要とされる力を見つける近道だと考えています。誰が聞いても同じ内容になるのではなく、自分だからこそ気づける発見を大切にしたい方は、ぜひ一度お話を聞きにいらしてください。お会いできる日を楽しみにしています。
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キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
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