【株式会社ラクーンホールディングス】設立30年・東証プライム上場、企業活動を支える”裏方”の実態を解説

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「中堅規模で成長途上な“まだ完成されていない会社”だからこそ、チャンスがそこら中にある」——そう語るのは、株式会社ラクーンホールディングスで人事を務める大杉さんです。「企業活動を効率化し便利にする」という理念のもと、BtoBのEC事業とフィナンシャル事業を展開する同社は、2016年に東証一部市場(現:東証プライム市場)に上場。それでもなお、社員一人ひとりが挑戦できる風土を大切にしています。人事の大杉さん・高泉さん、そして社長室の永田さんに、会社の成り立ちから求める人材、AIとの向き合い方まで伺いました。

目次

プロフィール紹介

大杉 美帆さん
株式会社ラクーンホールディングス 人事担当。前職は金融業界での営業。入社3年目。
高泉 陽介さん
人事総務部 部長。元々は派遣社員として入社し、その後正社員登用。入社12年目。
永田 朋さん
社長室所属。大学3年時のインターンシップをきっかけに入社を決意。入社8年目。

設立30年、東証プライム上場。企業活動の”裏方”を担う ── ラクーンホールディングスとは

「企業活動を効率化し便利にする」という理念のもと、BtoBのEC事業とフィナンシャル事業を行っている会社です。企業間取引にまつわるさまざまな課題をITの力で解決し、サービスをご利用いただく企業が”本来やりたいこと”に時間を使えるようにする、そんな”裏方”のような存在として、お客様の挑戦を後押ししています。

設立からおよそ30年が経ち、現在は東証プライム市場に上場しています。社員数は240名ほどで、20代・30代・40代がそれぞれ約3割ずつ在籍し、社員の約95%が日本橋にある東京本社で働いています。

弊社のサービスは、お客様が抱える「過剰在庫を何とかしたい」という思いから始まってます。その課題を解決する手段として、従来の問屋の仕組みを代表の小方がインターネット上で実現したのがサービスの原点です。
他社で成功しているビジネスを真似して始めたわけではなく、お客様の困りごとに向き合い、その解決策を形にしてきたことが、弊社のサービスの強みだと考えています。

今は「スーパーデリバリー」というEC卸売プラットフォームと、後払い決済サービス「Paid」や売掛保証サービス「URIHO」を展開するフィナンシャル事業が主力です。中期経営計画も出しているのですが、今はサービスごとにお客様が分かれてしまっている部分があるので、そこをもっと効率化して繋げていこうというのが、ちょうど今動いているところです。今後新しいサービスもどんどん出していこうという時期なので、新規サービスの提案や立ち上げに挑戦したい、何かを成し遂げたいという思いがある方にとっては、ちょうどいいタイミングだと思っています。

株式会社ラクーンホールディングスの主な事業領域

BtoBのEC事業(EC卸売プラットフォーム「スーパーデリバリー」など)とフィナンシャル事業(決済・金融サービス)を展開。東証プライム市場に上場しており、設立からおよそ30年、社員約240名のうち約95%が日本橋の東京本社に勤務している。

「まだ完成されていない会社」だからこそのチャンス ── 入社理由と人事目線の魅力

理由は本当に人それぞれですが、多いのはビジネスモデルや「企業活動を効率化して便利にする」という理念に共感してくれている方です。ほかにも「自分の業務がサービスの成長に直結する仕事がしたい」といった、当事者として事業に関わりたいという思いを持っている方も多くいます。自分の仕事が”世の中の非効率を減らすこと”につながっていると実感しやすい会社だと感じています。

インターンやカジュアル面談を通じて、興味を持ってくれた方とたくさん対話をしています。その中でビジネスモデルへの理解を深めていただいたり、実際の働き方や業務の進め方を包み隠さずお伝えしたりする中で、「ここでなら自分自身が成長できる」と感じて入社される方が多くいます。エンジニアやデザイナーについては、企画段階から関わり、技術・デザインの視点でしっかり意見を言える点も大きいです。事業への貢献と自分の成長の両方を実感できることが、入社の決め手になっていると感じます。

魅力はたくさんあるのですが、あえて一つ挙げるなら、中堅規模で成長途上な”まだ完成されていない会社”だからこそ、チャンスがそこら中にあることです。自分の「やりたい」を実際に形にできますし、会社の制度そのものも変えていけます。私自身、「まずやってみたら」と背中を押してもらって、いろいろ挑戦させてもらいました。もちろん却下されることもありますが、”まず挑戦させてくれる”風土があるのは、この会社の大きな魅力だと思います。

「お客様に喜んでいただいた分だけ、会社は成長する」── 大切にしている価値観と働き方

「お客様に喜んでいただいた分だけ、会社は成長する」という考え方です。売上や利益はもちろん大切ですが、お客様に喜んでいただいた”結果”としてついてくるものだと考えています。だからこそ数字を先に追うのではなく、目の前のお客様にどれだけ応えられたかを大切にしています。

ここ1年近くは人を増やしたいという意向もあり、幅広い職種で積極的に採用しています。働き方については、どの職種であっても週2回までの在宅勤務という形で定めています。コミュニケーションを取ることも重視しているので、そのバランスでこの形になっています。

キッチン付きの「B1フロア」と社員旅行企画制度 ── 交流を生むユニークな仕組み

弊社の地下1階フロア「リフレッシュスペース」は、全て休憩スペースになっています。本格的なキッチンやカウンターもあり、お昼には料理をしている人もいるほどです。業務中の小休憩に立ち寄る人も多く、自然と色々な交流が生まれます。

就業後は、プロジェクターで映画鑑賞や代表戦の応援をしたり、ビリヤードやゴルフレンジで遊んだり、ボードゲームを楽しむ人、お酒を飲みながら話す人もいます。個人的に面白いのは、就業後に外へ飲みに行ったグループが、二次会でB1フロアに戻ってくる光景です。21時頃に会社に戻ると、別で飲んでいたグループと自然に合流して、一緒に飲み直すなんて場面もよくあります。

このリフレッシュスペースは、コロナ禍に全社員が在宅勤務をせざるを得なくなった時期に、「もっとみんなに会社に来てほしい、来ると楽しめる交流できるスペースを作ろう」という思いでリノベーションした場所で、会社としては象徴的な場所になっています。ほかにもフリーアドレス制や「チーム出社」という仕組みがあり、チーム出社の日でない時は別のメンバーと一緒に働くこともできるので、他の人と交流しやすい仕組みづくりをしています。サークル活動も多く、仕事とプライベートをきっちり分ける人もいますが、交流を楽しみたい人にはとても魅力的な環境だと思います。

面白い制度でいうと「社員旅行企画制度」があります。社員数も増え、全員一緒に旅行に行くのは難しく、行きたい場所もやりたいことも人それぞれです。そこで、自分が企画した旅行の参加者を社内で募り、6人以上集まれば開催、会社から1人あたり年間3万円まで補助が出る仕組みにしています。行きたいものがあれば、年に何回参加してもOKです。これまでに、沖縄・韓国・ドバイ、ゴルフ、フジロック、スキー・スノーボード、温泉、F1や相撲観戦など、本当に色々な旅行が開催されています。

独自の社内資格制度と「GRIT CAMP」── ラクーンで描けるキャリア

どんな人にも、必ず得意なことがあると思っています。だからこそ自分の”天職”を見つけてほしいですし、会社としても一人ひとりの良いところを見つけたいと考えています。その考えから、独自の社内資格制度を設けています。上位資格には、特定領域の専門性を評価する「スペシャリスト資格」と、事業を推進する実行力やリーダーシップを評価する「マネジメント資格」の2つがあります。弊社は年功序列の会社ではないので、20代で上位資格を取得される方もいます。

キャリア面では、2年目と5年目に”自分のキャリアを考え、相談する研修”を実施しています。同じ年次の仲間と、自分の思い描く将来にじっくり向き合える機会を設けています。

「GRIT CAMP」という制度があります。もともとエンジニアが短期間で集中的に開発を行う「開発合宿」から発展した制度です。現在では職種を問わず全社員が参加でき、ビジネス職・エンジニア・デザイナーが連携しながら、お客様や現場の課題をもとに新たな機能やサービスを企画・開発しています。

これまでには、EC事業の画像検索機能や、お客様がより早くサービスを利用開始できるよう審査業務を効率化する機能などが、この制度から生まれました。若手社員が中心となって企画から開発までを担うことも多く、職種の垣根を越えてアイデアを形にできる制度ですね。 

全社員を対象に「創造力鍛錬研修」と「ビジネスモデル研修」という研修も実施しています。
創造力鍛錬研修では、業務改善や新規事業に関するアイデアを文章で提案します。 ビジネスモデル研修では、毎年設定されるテーマに対してビジネスモデルを考案し、プレゼンテーションで競い合います。
いずれも、グループ全体の創造力と発信力を高めることを目的とした研修です。

住宅手当から「はたらくーん」まで ── 長く働き続けるための福利厚生

住宅手当は、本社から半径3キロ圏内にお住まいの方へ月2万円を補助しています。育児・介護の支援としては「はたらくーん」という制度があり、出産お祝い金や保育料サポート、子どもの年齢を問わない時短勤務制度などを用意しています。ライフスタイルの変化で”思い描いていた働き方ができない”と感じる場面でも、会社が支えることで長く働き続けてほしいという思いで整えている制度です。実際、女性の産後復職率は100%です。

他には、資格取得祝い金制度があり、約50種類の業務に関連する資格が対象で、額としては難易度に合わせて1〜30万円のお祝い金をお渡ししています。世の中から求められることが変われば必要な情報も変化していきますし、働きながら学び続けることを支援しています。

離職率の低さの理由は、「辞めた人を悪く言わない」文化?

大杉さんが挙げたのが、「辞めていく人を悪く言うのはやめよう、次の仕事で成功するようみんなで送り出そう」という代表の考え方。毎年1回、退職した元社員と現役社員が集まって近況報告をし合う会が開かれています。代表から「戻ってくれば」と声をかけられて復帰したメンバーもいるそうです。

好奇心・実直さ・地頭の良さ ── 求める人材像

会社として大切にしている人物像は、大きく3つあります。①好奇心・向上心をもって自発的に学び続けられる人、②実直さのある人(相手を思いやった行動がとれる人)、③地頭の良さと創造力のある人(本質的な課題を見出し、新しい視点でクリエイティブな発想ができる人)です。グループ会社ごとに、サービスに応じて求める人物像は多少異なりますが、大きくはこの3点に集約されます。

求める人物像は人事だけで決めているわけではなく、毎年、現場の社員とともに見直しています。入社後のミスマッチは会社にとっても本人にとってもマイナスなので、更新し続けることでミスマッチが起こりにくい仕組みをつくっています。

挑戦を続け、失敗を自分の糧にできる人です。失敗を恐れて思い切った挑戦ができないままだと、本来学べたはずの多くの機会を失ってしまいます。そして、自分自身で振り返り、反省してこそ成長できると考えています。上位資格を持つ社員に共通するのは、現状に甘んじず改善を続ける姿勢と、高い向上心だと感じます。

与信管理からSlack botまで ── ラクーンのAI活用

AIは社内でも多く取り入れています。弊社はIT企業でもあり、実はかなり前からサービス内でAIを活用してきました。例えば決済事業のフィナンシャルでは、与信管理などにAIを導入しています。

社内向けでは、AI勉強会をきっかけに社員が考案したSlackのbot「ossans_navi」が面白い例です。例えば「プロジェクターを使いたいけど、どこにある?」と”オッサン”にメンションすると、「○○に置いてあります。もしなければ、備品管理に詳しい○○さんに確認してみてください」と教えてくれます。最近はAIの急速な進化を受けて、エンジニアだけでなく総合職も含めてClaudeの利用を導入しました。エンジニアを中心に活用例やノウハウを積極的に発信してくれているので、全社での活用がかなり広がってきています。

AIは本当に優秀で、計算や資料作成、定型作業などは人よりミスがないと思いますし、今後さらに進化していくでしょう。そのうえで今大事なのは、「AIをどう使うか、使いこなせるか」だと思います。弊社が大切にしているのは“創造力”です。これまで経験してきた喜び、悔しさ、不便さ。そうした実体験から生まれる発想こそが、これからより重要になると考えています。その発想を形にする手段としてAIを使う、という順番が大切です。

私たちのサービスでも大事にしているのは、お客様が本当に困っていることを正しく理解すること、それを引き出す傾聴力、そしてそれを解決するサービスや機能を生み出すことです。だからこそ、自発的に行動でき、変化に対応できる人が、これからより求められると思います。

“選ぶ・選ばれる”ではなく相互理解 ── 面接で意識してほしいこと

これは弊社に限った話ではありませんが、受ける会社のサービスや理念に共感できていることは、やはり大切だと思います。弊社の面接は、雑談に近いリラックスした雰囲気で進めます。“選ぶ・選ばれる”という一方的な関係ではなく、お互いをしっかり理解し、双方が納得したうえで入社を決めていただきたいと考えています。

弊社は、会社としてもサービスとしても、まだまだ成長・改善途上にあります。そして、社員一人ひとりの言葉や行動がサービスそのものをつくっています。だからこそ、「私はこれが良いと思います」「私はこう考えます」と自分の意見を発信してくれる方を歓迎しています。反対に、言われたことをこなすだけの方や、変化を避けて安定を求める方が活躍する姿は、なかなか想像できません。面接では、そうした”弊社で活躍する姿”がイメージできるかどうかを必ず見ています。あわせて、「本当の自分をきちんと出せているか」も見ています。その場限りの取り繕いや、それらしい言葉を並べているだけになっていないか、という点です。

創業社長・小方さんの人柄 ── 「人が好き」なリーダーシップ

創業社長なのですが、常に新しいことを生み出そうとしている姿勢は、昔から変わっていないと思います。今も各サービスをつなげてネットワーク化していくという中期経営計画に力を入れていますし、意欲的に現場とも関わっています。若手の社員ともよくご飯に行っていて、社員としっかり関わろうとしている社長です。

基本的に人が好きで、社員とご飯を食べに行ったり、ゴルフに行ったりすることもよくあります。相談ごとにもすぐ乗ってくれますし、自分から積極的に若手を集めてご飯を食べに行くこともある、社員との距離が近い社長です。

実際に入社を決めた理由 ── 3人が語る、ラクーンを選んだきっかけ

面接や面談で関わっていただいた社員の方々が、自分たちのやっていることや自社のサービスにすごく自信を持っているなと感じました。私は元々金融業界で営業をしていたのですが、「これを売ることで本当にお客様は喜ぶんだろうか」と、他社が売っても変わらないような状態で営業していた経験があります。ラクーンの人たちと話すと、「こんなにいいサービスなんだから、もっと広めていきたい」という強い思いを持って話しているのがとても印象的でした。そういった誇りを持ちながら伝えられるサービスを、一緒に作り上げるお手伝いがしたいと思い入社を決め、実際に入社後も他事業部の社員と話すと皆同じことを言うので、ギャップがなかったと感じています。

元々は派遣社員として入社していて、2ヶ月ほど経った頃に副社長から社員にならないかと声をかけていただきました。私自身は経理をやりたかったのですが、人事にどうかという打診で、正直「やったことないぞ」と戸惑ったんです。ただ「絶対に合っているはず」と言われ、とりあえずやってみようと。結果、今12年目になり、部長という形にまでなれました。代表も含めて「誰にでも得意があり、その才能を見つけてあげるのが我々の仕事だ」という考え方があるのですが、まさにそれを見つけてもらった感覚があります。入社の決め手は人でした。当時の副社長や部長がすごくフランクに接してくれて話しやすく、自分本来の姿でいられる場所だと感じられたので、1回やってみようという気持ちになれました。

大学3年生の夏にインターンシップに参加したのがきっかけです。他の会社のインターンにも参加していたのですが、社員の方と同じフロアにいても誰も話しかけてくれず、担当者とだけ黙々と作業をするような雰囲気でした。一方ラクーンでは、インターン生専用のフロアにもかかわらず、いろんな社員が遊びに来てくれて、質問にもすごく丁寧に答えてくれたんです。最後のチームごとのプレゼンでは役員が全員審査してくれて、社員も20〜30人ほど集まってきてくれました。「こんな会社があるんだ」ととても驚いて、その後は個別でフィードバックをしてくれたり、インターン終了後もランチに誘ってくれたりしました。私も人の部分が決め手で、この人たちと一緒に働いてみたいという思いから入社を決めました。

読者へのメッセージ

焦って”とりあえず面接をこなす”のではなく、「その会社で自分は何をしたいのか」「自分には何ができるのか」「そのやりたいことは、本当にその会社でなければ叶わないのか」を考えて臨んでほしいです。それが結果的に、自分に合う会社と出会うための一番の近道だと思います。

私たちは、サービスに直接携わり、自らの手で変化を起こしていくことをおもしろいと思える方と、ぜひ一緒に働きたいと考えています。少しでも気になった方は、採用ページからお気軽にご連絡ください。

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あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

自社の宣伝をしたい方大歓迎!ぜひキャリアクラフトにインタビューさせてください。
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自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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