新SNS「POPOPO」とは?新たなメタバースの可能性

2026年 3月18日 、「POPOPO(ぽぽぽ)」というSNSのサービスが開始しました。
「カメラのいらないテレビ電話」というキャッチコピーを掲げ、アバターを使った音声SNSとして注目を集めています。
本記事では、そんな「POPOPO」の基本情報や主な機能、開発の経緯、関係者についてわかりやすく紹介します。
POPOPOとは?
POPOPOは、アバターを使ってコミュニケーションを楽しめる音声SNSです。
利用する際は、まず自分のアバターとなる「ホロスーツ」を選択し、通話や生配信を行います。
最大の特徴は、声を出すだけで自分のアバターが動き、さまざまな映像演出が加わる点にあります。
従来のビデオ通話やアバター通話では、顔を映したり、カメラで表情を読み取ったりすることが一般的でした。
一方、POPOPOではそうした要素を必要とせず、気軽にテレビ通話のようなコミュニケーションを楽しめます。
また、POPOPOの公式ホームページでは「スマホ用メタバース」とも紹介されており、通話アプリや音声SNSとはひと味違う、新しいコミュニケーションサービスとして注目を集めています。
POPOPO公式ホームページはこちら
POPOPOの機能

カメラを必要としないアバター機能
POPOPOでは、自分の声でアバターを動かすことができるため、カメラを一切必要としません。
一般的なビデオ通話では顔を映す必要があり、通話に対して心理的なハードルが高くなります。
また、一般的にアバターを動かす場合、カメラで表情を読み取りアバターに反映させるため、カメラの利用が前提となっていました。
一方、POPOPOではマイクから取得した音声データを解析し、アバターの口の動きや表情、体の動きを生成します。カメラの位置や映り方を気にする必要がなく、会話そのものに集中することができます。
グループ通話と生配信機能
POPOPOには、1対1の通話だけでなく、最大30人まで参加できるグループ通話機能と生配信機能があります。
グループ通話では参加者のアバターが表示され、話している人に応じてカメラワークが切り替わるため、会話の流れを直感的に把握することができます。
また、1人で行う生配信だけでなく、グループ通話の様子をそのまま生配信できる機能も備えており、複数人での雑談や対談、トーク企画などを、そのまま発信する環境が整っています。
カメラワーク生成とバーチャル空間
POPOPOは、映像体験にも力を入れており、「カメラワークの自動生成」と「バーチャル空間」の演出に大きな特徴があります。
通話や配信の最中にユーザーが操作せずとも、会話の流れに応じて自動でカメラワークで変化します。
カメラワークは映画監督として知られる手塚眞氏が監修しており、映画のワンシーンのような映像表現が気軽に実現できます。
また、POPOPOのアバターは立ち絵のような表示ではなく、3Dのバーチャル空間内に登場します。
用意されている空間は、「ファミレス」「リビングルーム」「雨上がりの校舎」「会議室」「論談」の5種類で、様々な環境でアバターが動き、映像演出が加わることで、会話の場に世界観が生まれます。
このカメラワーク生成とバーチャル空間があることで、優れた配信画面を気軽に構築することができます。
最近SNSでも見かける、音声だけでなく収録風景や対談の様子も映像として見せる「ビデオポッドキャスト」のようなコンテンツを特別な機材や人員を必要とせず、手軽に実行することができます。
カメラを使わずに映像付きの空間を作れるため、手軽に配信や対談コンテンツに挑戦したい人にとって使いやすいサービスといえるでしょう。
※ このブログは創業22年のWeb企業「セルバ」が運営しています。
興味があれば[会社紹介はこちら]もご覧ください。
開発陣と取締役

POPOPOは、「カメラのいらないテレビ電話」というコンセプトだけでなく、開発陣や取締役の顔ぶれでも注目を集めています。
POPOPOを運営するPOPOPO株式会社は、2023年に、KADOKAWAやドワンゴの取締役として知られる川上量生氏によって設立されたスタートアップ企業です。
また、3Dアバターのフォーマットである「VRM」の開発で知られるMIRO氏(岩城進之介氏)が、CTO(最高技術責任者)に就任しており、技術面でも高い注目を集めています。
さらに、取締役には、2ちゃんねるの開設者として知られる「ひろゆき」こと西村博之氏、「新世紀エヴァンゲリオン」の監督として知られる庵野秀明氏、俳優・アーティストのGACKT氏が名を連ねています。
開発の経緯

新たなメタバース
POPOPOは、単なる音声SNSや通話アプリとして企画されたものではなく、新しいメタバースとして開発されたサービスです。
PANORAが川上氏とMIRO氏に行ったインタビューでは、既存のメタバースに対する考え方が語られています。
従来のメタバースは空間をより正確に構築するため、VRゴーグルによる高い没入感や自由な移動体験などに重点が置かれてきました。
しかし川上氏は、コミュニケーションを目的とするのであれば、必ずしもそうした没入感や移動体験は必要ではないのではないかと指摘しています。
実際、メタバースサービスとして知られる「VRChat」でもユーザーは直接移動するだけでなく、ワープ機能を使って移動することも可能で、会話中に歩くこともあまりありません。
このことから、コミュニケーションにおいては特別な移動体験が必須ではないと考え、POPOPOは「コミュニケーションに振り切った新たなメタバース」を目指し、開発が始まりました。
ClubhouseとSUGAR
Business Insider Japanのインタビューによると、POPOPOの開発にあたって注目していたサービスとして挙げられているのが、「Clubhouse(クラブハウス)」と「SUGAR(シュガー)」です。
Clubhouseは、2020年に「招待制」で注目を集めた音声SNSで、誰かのルームに入って会話を聞いたり、会話に参加できる点が特徴でした。
SUGARは、配信者と視聴者が交流できるサービスとして知られており、登録したファンに対して配信者が直接電話する機能があり、どちらも視聴者が直接参加することができる点が特徴です。
POPOPOにも、こうした参加型の仕組みが取り入れられており、積極的にコミュニケーションを行う環境が整えられています。
Clubhouseについては、以下の記事で詳しく解説しています。
同じ音声SNSとして参考になる事例ですので、ぜひあわせてご覧ください。

今後の「POPOPO」
POPOPOは、リリースにあわせてさまざまなプロモーションを展開しています。そのひとつが、「1億円ひとりじめ! POPOPOで通話するだけキャンペーン」です。
2026年3月19日から4月19日の期間で、POPOPOで通話したユーザーの中から抽選で1名に1億円が贈られるというキャンペーンが実施されています。
また、一般的なアバターにあたる「ホロスーツ」について、様々なコラボが予定されています。
現時点では、「新世紀エヴァンゲリオン」「東方Project」「すとぷり」とのコラボが予定されており、今後の展開にも注目が集まっています。
流行やサービスのヒットは偶然ではなく、プラットフォーム設計やユーザー心理の積み重ねで生まれます。
その構造を事業として設計したい方はこちら。
まとめ
POPOPOは、アバターを使ってコミュニケーションを楽しめる音声SNSで、新しい形のメタバースサービスです。
「カメラのいらないテレビ電話」というキャッチコピーを掲げ、声で自分のアバターを動かし、カメラを使わず疑似的なテレビ通話を楽しめます。
また、グループ通話や生配信機能も搭載しており、多くの人と気軽にコミュニケーションを取れる点も特徴です。
アバターは3Dのバーチャル空間上に表示され、会話に応じてカメラワークが自動で変化するなど、特別な機材や人員を必要とせず本格的な映像演出を手軽に実現できる点も特徴です。
コミュニケーションツールだけでなく、配信プラットフォームとしても注目される存在になりそうです。
今回ご紹介した内容が、皆様のWeb活用や発信のヒントになれば嬉しいです。
他にもWeb開発や集客に関する記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。

