【AI×人材】AI活用コンテスト開催で気付いた“創造力”のチカラ

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弊社代表 中山により、2025年1月10日に突如発表された「AI活用コンテスト」
セルバ従業員が個々で活用していたAIに関する知見を集結させ、2025年4月11日にコンテストの結果が発表されました。

AIの活用がどの業界でも盛んに行われるようになった昨今、セルバでの今回の取り組みは一体どこに・どのように影響を与えたのか取材しました。

目次

AI活用コンテスト開催!

まずは、AI活用コンテストの概要や評価基準について簡単に説明します。

コンテスト概要

社内に共有されたコンテスト概要はこちらです。

★「AI活用コンテスト」の開催

「AI活用コンテスト」を実施します。
優秀賞5万円、佳作2万円支給

タスク管理ツール内で、各々がセルバの業務で実施しているAIの活用方法をアイデアとして投稿。
期限は3月末まで。

優秀賞・佳作は役員・マネージャーが会議で決定し、その後全社員向けに発表。
評価基準は「活用したことによる業務のインパクト」

引用元:社内Chatwork

これを見て「賞金が出る!」と興奮した社員はどれほどいたでしょう。
代表は社員のやる気を出させるプロかもしれない。いや、プロでしたね。笑

と、冗談はさておき、評価基準の「活用したことによる業務のインパクト」について深ぼっていくことにしましょう。

評価基準

U・A

コンテストの結果を決めるのに、何人かで集まっていろんな意見を出されたと思うんですが、どういう基準で優秀賞を選ばれたんでしょうか?

セルバ中山

基準としては「活用したことによる業務のインパクト」と書いているんですけど、例えば会社全体の開発工数が10%でも下げられるとか、工数をどれだけ減らせるのかっていうのが見える化できているかどうかっていうところですね。

U・A

なるほど。審査する人にとって、具体的に想像しやすい状態で提出されているかっていうのも評価基準になるんですね。

今回のコンテストの一番の目的は「AI活用の知見を集める」ではあるけれど、コンテストとして開催する理由を見れば「いかにわかりやすく伝えられるか」という点も見られているということがわかりますね。
これはAIに頼りっきりになっていたら、もしかしたら抜け落ちる観点なのかもしれません。

また、“いかに分かりやすく伝えるか”“審査員が何を重視して見ているか”を把握する能力は、クライアントワークをする上でも必要なことです。

AIとセルバのシステム開発

今までのセルバのシステム開発から今後の開発について、代表の中山に詳しくインタビューしました。
なぜコンテスト開催に至ったのかや、開催してみての変化などについて探っていきます。

コンテスト開催前のAIに対する取り組み

U・A

今までコンテストのようなことはされたことあるんですか?

セルバ中山

コンテストは確か、10年くらい前にやりましたね。

U・A

ええっ!めっちゃ久しぶりだったんですね。
今回開催しようと思ったきっかけは、何かあったんですか?

セルバ中山

AIの使い方を社員のみんながそれぞれで把握していて、全体で共有する機会がなかったんですよね。
なので、一回みんなのアイデアを募って、全体でアイデアとして持っておきたいなと思ったんです。

U・A

コンテストを開催する前は“個々人で活用しているもの”だったAIを、全社的に取り組んでみようっていう狙いがあったんですね。

セルバ中山

そうですね。ナレッジ(AIに対する知見)の集約が主な目的で、それらを活用して開発スピードや開発のクオリティを上げたいと思いました。

コンテスト開催前は個々人にAI活用スキルが任されていた部分があり、活用できる人と活用しきれていない人にも差があったのではないかということが考えられます。
そんな中、代表は「今後のAI活用が会社の成長に大きくつながる」と考えて、社員全体のAIスキルの向上のために今回のコンテストを開催したということです。

今後、セルバとして積極的に行いたいこと

U・A

では、今後AIを業務に取り入れていくなかで、どんな風に取り入れて、どんな風に会社の成長に繋げたいという想いはありますか?

セルバ中山

そうですね、システム開発でAIを取り入れることでクオリティを上げるとか、工数を削減するとかも大事なんですけど、今後は“プログラマー”という存在がいらなくなってくるなと思っていて。
会社の動きとしては、今後は要件定義をどんどんできるようなエンジニアを育てていきたいというのがありますね。

U・A

今まで採用してきた人材は、未経験から採用してここでスキルアップしていった人が多いという印象があるんですけど、今後はもっとスキルアップして創造的な仕事ができる人を増やしていきたいっていうイメージですか?

セルバ中山

はい。AIには取って代わられない仕事をどんどんやっていくっていう感じですね。

「AIに取って代わられるんじゃないか」という不安は、昨今 誰しもが感じることだと思うのですが、人間にしかできない“創造力”を最大限生かした仕事を追求し、会社の利益はもちろん、クライアントの利益も守れる集団へとどんどん成長していくことが、今後求められるということですね。

表彰されたアイデア

では、今回のコンテストで表彰されたアイデアと、筆者が個人的に「いいな」と思ったものをピックアップしていきますね。

優秀賞『AI搭載エディター「Cursor」の活用』

優秀賞を受賞したアイデアは以下の通りです。

「Cursor」
https://www.cursor.com/

【どのような時に使うか】

  • コード全体を参照して回答が欲しいとき
  • 提案されたコードを自動で上書きしたいとき
  • 自動補完やリファクタリング、バグ修正の提案が欲しいとき
  • 公式ドキュメントを読み込ませて、その内容を参照しながら回答してもらいたいとき(新機能やAPIの利用方法を正確に理解・活用したい場合など)

【効果・メリット】

  • 修正提案されたコードを、エディタ内で自動上書きすることができるため、ChatGPTからわざわざコピー&ペーストする必要がない。ブラウザを行き来する必要がなくなる。
  • 全体のコードベースを参照して回答してくれる。
  • vsCodeを元に作られているため、とっつきやすい(見た目はほぼvsCode)。
  • vsCodeの拡張機能を引き継げる。
  • AIのモデルを選択できる(ChatGPT,claude,gemini等)。
  • 公式ドキュメントの読み込み・参照が可能で、ドキュメントに沿った提案をしてくれる。

【デメリット】

  • 無料版では回数制限がある:連続的なやりとりを行うと制限に到達しやすい。
  • AIに頼り切ってしまい、問題の本質を捉えられない可能性がある。

【プロンプトなど】

どのようなコードを書きたいか、バグの内容、どこをリファクタリングしたいかを具体的に伝える

優秀賞を受賞したF・Kさんが、この「Cursor」というAIツールを個人的に使い始めたのはコンテストから半年ほど前で、「情報を得たのはおそらくX(旧Twitter)」とのことでした。
最初から社内で活用していたかというとそうではなく、当時は開発環境的にすぐ取り入れられなかったようなので、個人で試しに使っていたようです。
やはり、常にアンテナを張っておくことと、まずは実践してみるという姿勢が大事ですね。

佳作『デザイン案を考えてもらう』

佳作を受賞したアイデアは以下の通りです。

「bolt.new」
https://bolt.new/

「bolt.new」は、プロンプトを入力するだけでReactコードを自動生成し、フロントエンドのデザインを作成できるAI ツールです。
私は特にデザインの知識がなく、また知り合いにデザイナーがいないため、プライベートでシステム開発を行う際はbolt.newで生成されたデザインを参考にしながらUIを設計しています。

【どのような時に使うか】

システムのUIデザインを考える時

【効果・メリット】

  • プロンプトを入力するだけで、デザインが生成される
  • デザインの知識がなくても、洗練られたUIが作成可能
  • 複数のデザイン案を短時間で生成できる
  • 画面遷移も作成できるため、システム全体の流れを把握しやすい
  • アカウント登録さえしていれば他の人に生成されたデザインを共有できる

【プロンプトなど】

例)「日報管理システム」の日報一覧画面のデザインを生成してください。
詳細は以下の通りです。

  • ヘッダー要素は「アイコン」「日報登録ボタン」「ログアウトボタン」
  • 検索ボックスを用意してください。検索できる内容は「ID(テキスト)」「名前(テキスト)」「投稿日(日付型)」でお願いします。
  • 一覧要素は「タイトル」「投稿者」「投稿日」「編集ボタン」「詳細ボタン」「削除ボタン」でお願いします。
  • サンプルデータを5件入れてください。

▼上記のプロンプトでできたデザイン

佳作を受賞したF・Nさんは、先輩社員のOさんからよくAIツールについて情報をもらうようで、それを個人での活動に活かしているようです。
学生時代の繋がりから、趣味として集まっているエンジニア仲間がいて、そこで色々実践しながら勉強を重ねているそう。
やはりいろいろとやってみてから気付くことって大きいので、机上での勉強も大事ですが、実践こそが実力を作っていくんだなあと感じますね。

筆者が個人的に良いと思ったもの

私はエンジニア経験がないため、エンジニアの方がどんなAIをよく使っているかという知識があっても正直活用するイメージが湧かないのですが、そんな私が「これはやってみたい!」と思ったアイデアがありました。

それはこちらです。

「Chat base」
https://www.chatbase.co/

「受託の問い合わせが来た際に、時期によっては営業・ディレクターに対応できるリソースがないときがある」という課題がありましたので、提案させていただきます。
ChatBaseは簡単にチャットボットが作成できるツールで、設定して学習させることができ、サイトにも設置が可能とのことです。

【どのような時に使うか】

予算、納期、業界、ベンチマークとなるサイトなど最低限のヒアリングをチャットボットで行う。
まだ詳細が決まっていないような案件はチャットボットがまず対応し、ログを確認して人の手で対応する必要がある案件のみ担当者が対応する。

※それ以外にも具体例が示されていましたが、社内のことですので ここでは割愛させていただきます。

【効果・メリット】

  • 導入するコストが安価で導入するための工数も少なめ
  • 営業・ディレクターのリソースが少なくても対応できる
  • 具体的な話が進んでいない案件はAIに任せることで、具体的に話が進んでいる案件や重要度の高い案件に集中できる

ここで挙げられている「問い合わせに対応しきれない」という悩みは、経営者や個人事業主、問い合わせ対応に追われる担当者なら誰しもがぶち当たる壁ではないでしょうか。
それを複雑かつ高価なシステムを導入せずとも簡単に導入できるというのは、かなり汎用性が高いサービスではないかなと思うので、個人的に面白いと思いました。

まとめ

今回、弊社 セルバで行った「AI活用コンテスト」の目的や、社内外への影響について深ぼっていきました。

AIの活用が盛んに行われる昨今、「いかにAIを活用できるか」も大事ですが、それ以上に大事なのは「AIを使いこなしたうえで、どれだけ創造に時間を割くことができ、創造力を磨き続けられるか」が大事なんだと考えさせられました。

AI活用を行う企業はより増えていきますし、先日私(筆者)が個人的に受けたAIセミナーでは「AI社員」という概念が広まっていくという話も出ていました。
そんな世の中で“どうAIに向き合い、どう自分の能力に向き合えるか”が大事になってくるんだなと痛感いたしました。

弊社では、AIを活用しながら社員の教育にも力を入れており、より「お客様にとっての利益向上」を一番に考えたサービスづくり・組織作りを意識して取り組んでおります。
また、生成AIを活用したサービスの導入支援もサポートさせていただいております。
ご興味のある方は、ぜひ詳細をご覧ください。

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U・Aのアバター U・A WEBマーケター

広告営業→誌面編集→販売接客→マーケティングと様々な経歴を持つ1児の母。
子育てしながらも、自分の想像力を活かした仕事がしたいと、マーケティング未経験者ながらセルバに入社。
日々勉強しながら、SEO対策などに従事。ウェブ解析士の資格持ち。

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