管理職におすすめの転職エージェント7選！選び方と活用のコツ

組織の中で重要な役割を担う管理職は求人数が少なく、どれだけのスキルがあるかも判断しにくいため、転職が難しいと言われています。

しかし、転職エージェントを使えば自らの市場価値を客観的に判断してくれるため、希望に沿った転職が実現しやすいです。

転職エージェントは、管理職特有の悩みも相談できる上に、希望する企業についての情報も集まるため的確なアドバイスを受けられます。

本記事では、管理職の転職におすすめな転職エージェントを7つ紹介し、最適なエージェントの選び方や転職成功のための活用方法をご紹介しますのでご参考ください。

管理職という特別な役職のための転職エージェント活用法を網羅していますので、最後まで目を通してみましょう。

管理職におすすめ転職エージェント7選

ビズリーチ

ビスリーチは、経営幹部・管理職といった即戦力級の人材向けハイクラス転職サイトで、約11万件の求人の内、年収1,000万円以上が3分の1以上となっています。

企業に代わって人材をスカウトするヘッドハンターは、厳しい基準を満たした優秀な人材ばかりなので、的確に市場価値を判断して希望を満たせる企業への紹介が可能です。

また、月額5,500円の有料プラン「ビズリーチプレミアム」への登録で、特別なキャリア診断「シゴト観診断」「ビズリーチキャリアコンシェルジュ」や、セミナー「ビズリーチアカデミー」を受講可能です。

無料会員でも条件を満たせば「プレミアムチケット」が配布され、一定期間プレミアム内コンテンツを使用できますので、転職を一気に進めたい方は利用しましょう。

プレミアムチケットはプロフィールの入力やスカウトメールへの返信などでもらえます。

他にも、海外勤務の求人も掲載しているため、海外で働きたい方の挑戦も後押しする仕組みが豊富です。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、ロンドン発祥の日系転職エージェントで、管理職・エグゼクティブ・技術職（機械設計・製造技術）といった専門性の高い分野における転職支援の実績を多数備えています。

また、金融業界や医薬バイオなど専門分野に精通するコンサルタントが約1,400人在籍し、市場価値の正確な判断だけでなく、社風や社内の雰囲気といったリアルな情報も紹介可能です。

専門性の高いサービスもすべて無料で受けられるのは嬉しいですね。

また、ロンドン発祥企業という経歴を活かして、外資系・グローバル企業で求められる英文作成や英会話面接対策も充実しており、海外進出を狙いたい人にもおすすめといえます。

保有する求人情報のうち75％が非公開求人となっており、相談を進めることで最適な求人情報が見つかるでしょう。

※2019～2024年・オリコン顧客満足度ランキング調べ

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトは、年収800万～2,000万円の高年収企業の担当者から直接スカウトが届く転職サービスで、企業との連絡もチャット形式で簡単にやり取りが可能です。

管理職を求める企業とのマッチングも、登録時に作成したレジュメと企業が提示する人材要件を参考にAIが行うため、条件がそろえば希望に合った転職先とすぐに出会えます。

レジュメもあてはまる項目をタッチするだけで作成でき、自分から動かずとも企業からのスカウトを待てばOKです。

また、すべてのサービスは無料で利用できるため、料金の発生を気にせずに安心して転職活動を進められます。

MS Japan

MS Japanは、管理部門・士業に特化した転職エージェントで、30年以上もの運営歴の間に延べ26,000名以上への転職サポートを実現しています。

利用者からの満足度も高く、「管理部門・士業におすすめしたい転職サービス」のイメージ調査でNo.1※を獲得するなど、専門分野をよく理解した手厚い対応が一番の特徴です。

管理部門・士業のキャリアを理解できる専門知識を持つエージェントが多く在籍していることが、満足度の高さにつながっています。

HP上での求人検索時に管理部門の求人だけを抽出可能で、これは他の転職エージェントにはない管理部門特化型エージェントの強みです。

また、転職について相談できる個別相談会はオンラインで月曜～土曜日に開催されており、セミナーにも参加することで転職を成功に導くための知識を取得できます。

※2023年5月期・日本マーケティングリサーチ機構調べ

doda X

doda Xは、年収800～2,000万円の非公開求人から自分に合った転職先を見つけられるハイクラス向け転職エージェントです。

約8,000人の厳選されたヘッドハンターが専門知識を活かして企業が求めるハイクラス人材にスカウトをかけるだけでなく、利用者自らも希望する求人に応募できます。

また、専属カウンセラーが応募書類の添削・面接対策などを行いハイクラス転職をサポートする転職カウンセリングや、まだ見ぬ可能性を引き出すキャリアコーチングも充実しています。

求人の応募やスカウトは無料で行えるため、ひとまず登録してハイクラス求人へのスカウトを待ってみるのも手です。

レバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界特化型の転職エージェントで、希望企業への転職成功率は実に96%※を誇ります。
※2020年8月~2021年9月期間の実績

職種別に専門のアドバイザーが在籍し、書類添削や面接練習といった実践的な転職対策や年収や入社日の交渉までを行い、各種内容をLINEで手軽に連絡可能です。

「ITエンジニアが利用したい転職エージェント」No.1※に選ばれるのは専門知識を活かした手厚い対応が理由と言えます。
※2021年1月期・日本マーケティングリサーチ機構調べ

また、年10,000回もの企業訪問によって現場の雰囲気や福利厚生、チームのスキル感といったIT系の管理職に必要な情報を収集しているのも大きな魅力です。

他にも、転職の始め方やキャリアアップなどに関する無料の個別相談会も平日・土日祝問わず開催しており、IT専門職特有の悩みを解消できる仕組みも充実しています。

パソナキャリア

パソナキャリアは、ハイクラス・管理部門への転職に強い転職エージェントで、大手・有名企業にも数多くの転職実績を有しています。

管理部門の業務で経験を積んできた専門コンサルタントが在籍し、管理部門特有の事情も細かく理解した上で希望に沿ったアドバイスを出してくれるのが大きなメリットです。

全取り扱い求人の中でも、管理部門の求人数は約19,000件と半分以上を占めています。

また、運営会社である株式会社パソナが「女性が活躍する会社ベスト10」※に選ばれており、女性登用の相談が寄せられる関係から、女性向けの管理職求人も多数保有している点も強みです。

他にも、希望者には面接の事前情報提供と模擬面接を無料で行っており、様々なケースに応じた演習で面接対策も充実しています。

※2022年・日経WOMAN調べ

管理職向け転職エージェントの選び方

ハイクラス求人の取り扱いがあるか

管理職の人が転職エージェントを選ぶ際には、ハイクラス求人の取り扱いがあるかどうかに注目しましょう。

そもそも管理職は仕事量が多く一般社員以上の責任を伴うために高い報酬が設定されており、安い給料では割に合わない業務です。

報酬の高いハイクラス求人であれば、管理職希望の人が求める条件とのミスマッチの不安を軽減可能です。

およそ年収800万円以上がハイクラス求人と言われていますので、管理職に転職希望の方はハイクラス求人にも注目してみましょう。

管理職の求人に特化しているか

管理職求人に特化した転職エージェントであれば、通常の転職エージェントよりも管理職への転職が効率的に行えます。

通常の転職エージェントには多種多様な職種・業種の求人が集まるため、求人数自体は多いものの無数にある求人の中から管理職を探し出すのは時間がかかるでしょう。

1通の求人紹介メールにも膨大な数の求人がまとめられているので、すべて目を通すだけでも一苦労します。

しかし、管理職に特化した転職エージェントであれば管理職求人だけを紹介してくれるので、全体的な求人数は少なくとも求める求人に出会える確率は高いです。

求人を出す企業も管理職を求めている企業ばかりなので、求職者と企業のマッチングがより盛んに行われる傾向があります。

志望業界の特化型転職サイトか

転職エージェントの中には、1つの業界に特化した転職エージェントも存在しており、特に現職と同じか経験のある業種で転職したいと考える人に向いています。

業界特化型の転職エージェントには業界の事情に詳しいアドバイザーが在籍しており、業界内における経歴やスキルの価値を的確に判断可能です。

キャリアについてカウンセリングを受けるだけでも、自分の適切な市場価値を知るきっかけになるでしょう。

もし現職で働きに見合った評価を受けていないと感じる方は、業界特化型の転職エージェントで自らの新しい活躍の場を見つけることをおすすめします。

管理部門への転職に転職エージェントを使うメリット

特別な求人を閲覧・応募できる

転職エージェントでは、非公開求人という一般には公開されていない特別な求人の閲覧・応募が可能です。

特に管理職は企業の中核を担う仕事が求められるのに加えて報酬額も高い傾向にあるため、非公開求人という形で募集するケースも多いです。

管理職への転職を目指すなら、転職エージェントを利用して優良求人が隠されている非公開求人への応募を狙いましょう。

自分の市場価値を客観的に判断できる

自らの客観的な市場価値を確認したい場合、転職エージェントのカウンセリングやキャリア診断を受けるのがおすすめです。

転職エージェントは数多くの転職希望者をサポートしてきた経験値を有しているため、どれだけのキャリアを持つ人がどんな企業に採用されたかのデータが蓄積されています。

特に管理職の業務内容は自社向けで資格によるスキルの証明も難しいので、客観的な目線から市場価値を判断してもらうことが重要です。

市場価値を診断した結果、自分の思いもよらなかった可能性に気付けることもあるので、転職エージェントによる第三者目線のキャリア診断は受ける価値ありと言えます。

書類選考・面接の効果的な対策が打てる

転職エージェントは多くの求職者の応募書類確認・面接練習を行った経験があるため、書類選考・面接通過のための的確なアドバイスを行うことが可能です。

また、実際に企業の採用担当者ともやり取りを行うことで求める人材の理想像を把握し、より採用に結びつきやすい添削を実現しています。

担当者の生の声を把握した上でのフィードバックは、採用を目指すにあたってとても有益です。

もし自分自身でも気になることがあれば積極的に質問することで、一切の懸念をなくした状態で選考に臨めます。

企業に年収を交渉できる

もし選考を受ける企業から提示された年収に不満があった場合、転職エージェントを介して年収を交渉できる場合があります。

前職での年収だけでなく、他社からのオファー額といった転職エージェントだからこそ把握できる要素を伝えて、希望する年収額への到達が可能です。

自分自身で直接企業と交渉するのは気が引けるといった方は、転職エージェントに年収交渉を任せるのをおすすめします。

管理職への転職で転職エージェントを最大限活用するコツ

複数の転職エージェントに登録する

転職エージェントは基本無料で使えるものばかりなので、複数のエージェントに登録しておくことで理想的な転職を実現できる可能性が高まります。

それぞれの転職エージェントでは掲載される求人も異なるため、1つのエージェントだけではベストな求人を取り逃す場合もあるでしょう。

アドバイザーとの相性も重要ですので、複数の転職エージェントを使って最適なパートナーを見つけ出すのも重要です。

複数の転職エージェントの利用で各社の違いも比較できるため、より望ましい条件の転職を叶えるためにも複数利用をおすすめします。

希望条件を妥協しない

転職先選びにおいて自分の中で譲れない条件がある場合、妥協せずに希望に合う会社を探し続ける方が後悔する可能性は少なくなります。

転職を検討するきっかけとなるのは、現職では下記の要素のいずれかが自分にとって満たされないものだと感じたからでしょう。

もし早く職場を離れたいからと求める条件を妥協してしまえば、満たされない思いは転職後も続くことになります。

後悔をしないためにも、求める条件は絶対譲れないものとした上で転職活動に取り組むことがおすすめです。

スキル・経歴を偽らない

自分をよく見せようとスキルや経歴を上乗せしてしまうのは、後々になって実際の能力とのギャップを生み出し、逆に評価を下げてしまいます。

もし嘘の経歴を書いても、近年はインターネットですぐ情報を見つけ出せるため、採用調査（バックグラウンドチェック）を行うのも容易です。

大手や有名企業になればなるほど予算に余裕があるため、採用調査に力を入れる可能性も十分あり得ます。

その場だけの注目を集めようとしても、真実が明らかになれば信頼を一気に失うので詐称はやめましょう。

管理職求人に精通したキャリアアドバイザーを探す

同じ転職エージェントに所属するキャリアアドバイザーでも専門分野はそれぞれ異なるため、管理職に転職したい場合は管理職に詳しいアドバイザーを利用しましょう。

一般的な転職エージェントでは、基本的にキャリアアドバイザーは勝手に割り振られる場合がほとんどですが、一部のエージェントではアドバイザーの逆指名が可能です。

アドバイザーとの相性は転職の成功に大きく関わるため、妥協せずに選ぶことをおすすめします。

非公開求人に積極的に応募する

転職エージェントを利用すると企業やヘッドハンターからスカウトが届くことがあり、より自分自身によって優位に転職を進めることができます。

このような「スカウト待ち」は転職活動の期間を定めていない場合は有効ですが、速やかに転職したいと考える場合は自分から求人に応募しましょう。

もし理想的な条件の非公開求人を見つけたら、積極的に応募して自分からアクションを起こすのがおすすめです。

相性の悪い担当者はすぐに替える

求職者とアドバイザーも人と人同士なので、相性の合う合わないはどうしても生じてしまいます。

担当アドバイザーが希望業界への知識を持たなかったり、連絡が遅いなどの問題点がある場合は担当者の変更を申し出ましょう。

他にも性格的な部分が合わないといった一見転職と関係ない部分でも、担当者の変更依頼は受け入れられます。

重要な転職が失敗に終わってはいけませんので、場合によっては他社の転職エージェントへの切り替えも検討すべきです。

主導権は自分が持つ

転職における各種決定権は、転職エージェントに委ねず自分自身で持つようにしましょう。

転職エージェントは内定を出した企業から報酬をもらって収益を得ているため、報酬を与えてくれる企業の味方になりやすい部分があります。

内定数を多くした方が転職エージェント側は稼げるので、求職者の要望を無視して人手不足の会社を紹介して内定を出させようとする可能性もあるでしょう。

転職エージェント側の話を鵜吞みにすると望んでいない転職先に入ってしまう可能性があるため、要所の決断は必ず自分自身の価値観に基づいて行うべきです。

面接練習後は改善点を聞く

転職エージェントで面接練習を行った際には、ただ練習して終わりにせず、担当者に改善点を質問しましょう。

多くの面接対策を実施してきた転職エージェントはより好印象となる面接のノウハウを熟知しているため、足りない部分を的確に修正可能です。

過去に同じ企業の選考を受けた人の経験もデータとして残っているので、練習時には本番顔負けの質問が飛んでくるでしょう。

また、企業への逆質問は高評価に繋がるため、どのような質問をすれば効果的なのかも確認しておくのがおすすめです。

転職エージェントは企業とのやり取りが多いため、募集をかける企業側が求めるものを把握した上で、効果的な質問案を提供してくれます。

管理職向け転職エージェントに関するよくある質問

まとめ

この記事では、管理職への転職におすすめな転職エージェントとその活用法をご紹介しました。高収入を見込める仕事なので、利用するならハイクラス求人の多いエージェントがおすすめです。

また、よりよい条件の求人は非公開求人となっている場合も多く、求める条件に近い求人を見つけるなら非公開求人の取り扱い数が多い転職エージェントの利用が最適と言えます。

内定に向けた書類選考・面接対策も充実しているので、転職エージェントを有効活用して理想的な管理職キャリアを歩みましょう。